
2026/3/28 近鉄南大阪線矢田~河内天美
冬以上春未満で、色味に乏しく空も綺麗ではない3月は毎年出撃頻度が下がるが、今年は仕事でのトラブルも抱えたりしていて、前半はカメラを持つことすらほぼなかった。三連休はいさりび鉄道のツータラコンビが大沼を走るというので少し気になってはいたが、微妙な時期の微妙な天気で結局見送ってしまった。
最終週は土日共晴れ予報だが、F1臨で難波発白子行き臨特が走るのと、日曜日は阪堺電車でモ161形の一般運用があるとのことで遠征はせず。土曜日は朝から白子行き特急を見てから、さくら号を撮りに南大阪線へ向かった。久しぶりに早朝から鉄で出歩くと清々しい。花粉とPM2.5で光のパンチは弱いが、外付けHMを掲げた幌付き赤幕フル点灯の丸顔はカッコよかった。
その行き来で大和川を渡ると、橋の袂にヤマザクラだろうか、ピンク色の桜が咲いているのが目についた。ソメイヨシノはまだ一週間早いが、この桜は今週が見頃だろう。夕方にでももう一度来てもいいなと候補に置くことにした。
さくら号を3本撮った後は大阪線へ転戦し、余命短そうなW13がこの春新設された区間急行に入るので河内国分で面縦した。一旦帰ってから再出庫してW23の二ターン目を恩智畑で撮り、帰りは志紀へ歩いて大和路線で天王寺へと向かった。さくら号の復路を撮るか、京阪2216の下り急行樟葉行きを撮るかとも考えたが、晴れてはいるはずだが薄雲も出ているのか、光線はあまりにもモヤがかっている。まともにアップ撮りしても仕方ないと先ほどのヤマザクラを愛でることにした。
大和川の堤防に立ち、あれこれ構えては丸い電車が来るのを待つ。まだ新車が動き出していない南大阪線は狙わずともアタリが来るので撮りやすい。また6020系が来たぞと横顔を撮ると、方向幕の色が赤い。いつの間にかさくら号復路の時間になっていたようだ。
せっかくのさくら号を横顔で済ませるのは勿体ない。2本目も6020系のはずなので、桜越しに顔がわかるように撮ることにしよう。同じ事を考えていたのか絶妙な位置で立っていた先客は1本目で帰ったので、一人グッと花に寄る。花の隙間に線路が入るアングルを探し出し、絞りを開いてなるべく花をぼかし、線路に置きピンする。
数分遅れてやってきたさくら号は、轟音を響かせて桃色のフィルターの中を通り抜けていった。
