
“好きが違う夫婦”がうまくいく理由
3月の春分の日を含めた三連休
ガソリンも高騰しているし
正直何をしようかと悩んでいた
そんな中
息子から「お米がなくなりそうだから送ってほしい」と連絡が来た
送る方が安いのは分かっている
でも、せっかくなら顔も見たい
そんな気持ちもあって、妻と二泊三日で息子の住む東京へ向かうことにした
とはいえ、最初の二日間は息子が仕事で帰宅は21時ころ
日中は夫婦ふたりの時間となる
一日目は八王子で買い物を楽しみ
夜は息子の帰りに合わせて夕飯を準備した
久しぶりに家族で囲む食卓はやっぱりいい
それだけで、この旅に来た意味があったと思えた
そして二日目
妻のリクエストで一緒に
スポーツクラブ ルネサンス 国立へ
妻はフィットネスプログラムに参加するのが好きで、地元でも週末は毎週通っている(夢は全国のルネサンスを回ってレッスンを受けることらしい)
その姿を見ていると純粋に『好きなことがあるっていいな』と思う
ただ正直に言うと、自分は心のどこかでこう思っていた
『こんなに天気がいい日に、室内で過ごすのはもったいないなぁ』と
もちろん、こういう時間も大切だと分かっている
自分の“好き”だけではなく、相手の“好き”にも付き合うということ
それも夫婦の時間のひとつなのだから
それでも気持ちは正直で
トレーニングをしながらも頭の中は外の青空のことでいっぱいだった
結局、自分は2時間ほどで切り上げて外へ出た
一歩外に出ると、思った通りの青空が広がっていた
ビルの隙間から見える空は思っていたよりも広くて、春の風がやわらかく頬をなでる
それを感じただけで
なんだかホッとした
そのまま国立駅周辺をふらっと散策する

知らない街を歩くのが昔から好きだ!
特別なことをしたわけじゃない
おしゃれなカフェに入ったわけでもないし、有名な観光地に行ったわけでもない
ただ歩いて空を見て、少し立ち止まる
それだけなのに心がスッと軽くなった
途中で新幹線の資料館を見つけて、初代ひかり号を見学するという、ちょっとした寄り道もあったのだけれど

そんな時間も含めて
なんだか丁度よかった
『やっぱり自分は外が好きなんだな』
そんな当たり前のことを、あらためて実感した一日だった
人それぞれ、心地のいいと感じる時間の過ごし方は違う
室内で体を動かすのが好きな人もいれば、外の空気を感じながら過ごすのが好きな人もいる
どちらが正しいわけではなく
ただ違うだけ
でも
その“違い”があるからこそ
相手の時間にも少し付き合いながら、自分の時間も大切にできる関係が心地いいのかもしれない
無理に合わせすぎるのではなく
かといって自分だけを優先するわけでもない
そのバランスの中で過ごせていることが、今こうして穏やかに一緒にいられる理由なのだと思う
そんなことを
青空の下を歩きながら考えていた

何気ない一日だったのだけれど
自分にとっては、大切な気づきのあった一日だと思う
妻とはこれからもこの心地よい関係を保ちながら、一緒に時間を重ねて行きたいと思っている