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パリのメトロにて。以前の2つの記事に加筆と動画を足して再投稿です。パリのメトロ車内でアコーディオンの伴奏で多くの人が口ずさんだ曲、私も知っていた。”Bella ciao ”を4組のグループで聴いてみたいと思います。

    最近までこの曲名は知りませんでした。
    you tube でピンク・マルティーニを聴いていたら、この曲が始まりました。
    「この曲だ~~~!」 
    パリのメトロの車内の雰囲気が蘇りました。

    Bella ciao | 30th Anniversary Series                                                    You Tube より

    再生回数 21,466回 2025年9月3日 #bellaciao #classicalmusic #jazz
    音楽活動30周年を記念して、アルバムごとに振り返る
    アルバム第11弾:『ベラ・チャオ』
    2025年5月14日リリース

    パリのメトロの車内で、一日目はギター、翌日にはアコーディオンという感じで”流し”で歌う人に会いました。

    アコーディオンは私の大好物です。
    最初のギターの日より次の日のこちらは、かなり受け入れられてる雰囲気でした。
    曲も私の知ってる曲ばかりで、この曲を聴き始めるといつの間にか微かに首を描く振って拍子をとる私がいました。
    真向かいに座る、ママと娘さんが、声を出さずに目を合わせて歌っていました。どこで聴いていたのかわかりませんが、昔から知っているように聴こえる曲でした。
    この時の車内全員の何故かわからない連帯感が、湧いてきたのがとても不思議な感覚でした。

    それでこの曲を調べてみることにしました。

    誰しもが(子供から大人まで)、少し微笑みながら、目と目を合わせながら、口ずさんでいたからでした。
    それと、あの不思議な連帯感の謎。
    私にも、確かに楽しくなる曲なのですが、それだけではないような気がしました。

    曲名は:
    「Bella ciao(ベラ・チャオ)」
    はイタリア語の歌です。タイトルの意味はざっくり言うと「さようなら、美しい人(恋人)」。(フランス語に聴こえなかったからおそらくイタリア語で歌っていたと思う。)
    でも、この曲は“単なるラブソングではない”ところがあるようです。

    歴史的な背景:
    この曲はもともと、第二次世界大戦中にイタリアのレジスタンス(反ファシズムのパルチザン)が歌った歌として広まりました。
    自由や抵抗の象徴です。(フランスが好きになった一つのきっかけが、このレジスタンスでした。)

    世界中で何度もリバイバル:
    最近は、”テレビドラマ”のLa Casa de Papel(ペーパー・ハウス)で使われて世界的大ヒットしました。私が聴いたピンク・マルティーニ のカバーなどで、さらに広まったようです。そんなことで、最近でも良く聴く曲だったということもあるようです。

    メロディがシンプルで覚えやすい:
    あの哀愁ある旋律、しかも繰り返しが多い。
    言葉がわからなくても歌えるし、小さく口ずさみやすい曲。

    200 guests shocked by INSANE Bella Ciao flashmob!!         You Tube より

    再生回数 19,289,056回 2025年2月10日
    パリで開催されたインフルエンサーのディナーパーティーで、ピアノ、2人の歌手、2人のバイオリニストによる『ベラ・チャオ』のオリジナルカバーがフラッシュモブとして披露されました。
    お客さんの反応が様々で楽しいです。この曲が愛されているのが良くわかります。

    しかもこの曲は“抵抗や連帯”の歌なので、知らない人同士でも共感しやすい空気を作る力があるようです。(私が感じた一体感が生まれた。)

    あと一つ興味深い話が書いてありました。

    フランスには、第二次世界大戦中のフランス・レジスタンスという強い記憶があります。ナチス占領に対して地下活動や情報戦、破壊工作などを行った人たちです。
    ただ同時に、フランス国内には、ドイツに協力した政権であるフィリップ・ペタン が率いたヴィシー政権も存在していました。
    戦後、フランスでは、「抵抗した国」というイメージが強く語られるようになりました。(私はこれに魅了されていました。)

    その象徴が、シャルル・ド・ゴール(現代フランスの象徴的リーダー)です。彼は亡命先から抵抗を呼びかけ、「自由フランス」を掲げました。


    ここで、シャルル・ド・ゴール空港の名の、シャルル・ド・ゴールの名前が登場します。

    私達が利用する空港、シャルル・ド・ゴール空港(現代フランスの象徴的リーダー)は、元々は「パリ北空港(Aéroport de Paris Nord)」として計画・建設されていました。
    ところが、1970年にド・ゴールが死去し、1974年の開港時にその功績をたたえて名前が付けられました。

    その空港は、現在フランス国の玄関になっているわけです。

    Bella Ciao                    You Tube より    

    再生回数 6,828,404回 2022年2月9日
    クラッシック風で始まり徐々に変化していきます。


    「ベラ・チャオ」は本来イタリアの歌なのに“反ファシズム・自由・連帯”というテーマが共通している。だからフランスでも自然に受け入れられているようです。

    パリの地下鉄でみんなが口ずさんだのは、フランスのレジスタンスの記憶、ヨーロッパ全体に共通する「抵抗の文化」、そして単純に「みんな知ってる歌」これが重なった結果ですね。(相変わらず、フランス大統領は、トランプ氏には厳しい、EUも同じ。)

    ヨーロッパ全体にある“抵抗と連帯の記憶”があの場で共有されたと考えると、あの一体感が少しはっきりするような気がします。
    あの場に居合わせたのは、ちょっとした“文化の瞬間”を感じました。
    ここまでの色んな経過があるとは、全く想像が出来なかったですね。
    私もこの曲を知っていて幸せでした。

    パリの二日目、メトロ12号線のサン・ラザール駅から乗ってすぐ、アコーディオン弾き語りの人がこの曲を弾き始めた。(一日目はギターの弾き語り、さすが三日目はナシ)
    前に座っていた、女の子とママが目を合わせたかと思うと、一緒に口ずさみ始めました。決して声には出していないのですが、他の人達も笑顔になって歌い始めていました。この社内の一体感は何だろう。歌声喫茶(行った事はない)のような感じなんだろうか。
    いい経験をしました、という感じの曲でした。

    今回は、メトロの構内の通路でも2~3人のグループの演奏を2回くらい聴くチャンスがあったように記憶しています。

    再生回数 721,894回 2025年4月24日 REVOLUTION HALL
    ピンク・マルティーニの新曲「ベラ・チャオ」が、4月23日に同名のEPアルバムからのファーストシングルとしてリリースされました。
                             

    #私のプレイリスト

    La Casa De Papel - Bella Ciao [Lyrics] (Money Heist)                         You Tube より

    再生回数 186,847,477回 2020年4月12日
    イタリア語で歌われているのでこれが一番原曲に近いものかもしれません。
    パリの人もおそらくこのイタリア語で歌っているのだと思います。



    しかし、ただの一曲が、これほど人と人をつなぐ“記憶の歌”になるとは思いもしませんでした。
    なかなか経験できないあのメトロ車内の連帯感、3日目のほんのちょっとのメトロの区間で体験できたのは素晴らしい事だった思いがしました。

    今回はメトロにチケットを20枚購入して全部使いきっています。
    しかし、この経験は一度だけのあの短い時間の出来事でした。
    何でも経験すると何かが生まれることがあるのですね。

    最後までご覧いただき、ありがとうございます。


     
     
    西洋絵画が大好きな70代半ばの男性です。絵画のあるところならどこへでも出かけたいと思っています。不思議に思ったことや気になったことがあると、自分なりに考え、行動に移すようにしています。また、パリで絵画を鑑賞すること、街中を歩きパリの普通の日常を楽しめるよう、日々頑張っています。

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