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第77話 サンセバスティアン映画祭(ときどき美食)日記 第4回 海と山のアサドール

    映画の審査の合間を縫って、食を貪欲に追求するのがサンセバスティアン・スタイル。
    審査員たちはみんな食いしん坊。
    この仕事を受けた理由が”美食”であることを皆が隠さない(僕もそうです)。

    昼に、車に乗って30分。
    オリオという小さな漁港街のアサドール(炭火焼き店)を訪ねる。
    バスクスタイルの炭火焼きの魚料理店、ボデゴン・ホセ・マリ。
    炭火で焼いた新鮮な白身魚に、フレッシュなオリーブオイル、レモンジュースとビネガーを乳化させたピルピルソースをかけて食べる一品は震えるほど絶品。
    欲張って、舌平目、鯛、あんこうと食べ比べる。

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    タコやアンチョビも絶品だった。

    翌日は、山の中のアサドール、カサ・ニコラスへ。

     
    小説家・フィルムメーカー。小説『世界から猫が消えたなら』『億男』『四月になれば彼女は』『百花』『神曲』『私の馬』、対話集『仕事。』『理系。』。映画『告白』『悪人』『君の名は。』『すずめの戸締まり』『怪物』『8番出口』公式HP:genkikawamura.com