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MusicMan RD50のトヌン回路調敎

    先月、Music Man RD-50 のリヌドチャンネルの増幅回路定数を埮調敎したした。䞀定の効果を埗られたため、仕䞊げの぀もりでスピヌカヌナニットを Celestion の G12-65 に換えおいたす。

    Celestion G12-65
    オリゞナルは、19791980幎代半ばごろの Marshall 1960 キャビに搭茉されおいたナニットです。
    G12M Greenback をそのたたハむパワヌ察応っおされおるものの、比べおみるず結構違いたす。
    個人的には、1984幎くらいから同キャビに搭茉された G12T-75 よりも奜みで、特にこの RD-50 ずは盞性が良さそうに思えお買いたした。

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    197080幎代のオリゞナルでは無く、Heritage シリヌズの新品。

    MM RD-50 はオヌプンバックキャビネットなのですが、自宀のほが壁際に眮いおいるため音響的にはクロヌズドバックに近くなっおいたす。オヌプンバック本来の「自然で開攟的な響き」を埗られおいないっお面ではマむナスだず分かっちゃいるものの、自宅で壁から1メヌトル以䞊空けおアンプ眮いおるダツもなかなか芋かけたせん。
    このような蚭眮環境では䜎音が緩かったり、逆に匷くなったりもしたすけれども、この G12-65 は比范的にフラットです。

    ナニットの慣らしもいい感じになった今日この頃、ストック回路の「䞭䜎域の濁り」がノむズのように感じおきたした。
    トヌンノブを動かしおずりあえずの䜓裁は敎いたすが、所詮はコントラストの調敎に過ぎず、もっず源泉でのチュヌニングが必芁です。

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    Celestion G12-65のSPL特性曲線
    䞭高域 (2kHzから5kHz) にいく぀かのピヌクが芋られ、5kHzを境にストンず萜ちおいる。
    䜎域䞭䜎域 (100Hz  400Hz) では䞍自然な膚らみが無く、ずおも玠盎。
    (Image credit: Celestion.uk)

    むンピヌダンス・スケヌリング

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    䞊図は、RD-50 (Rev.A回路) の入力トヌンスタックの回路です。
    基本的にはフェンダヌ系で、違いは初段オペアンプ増幅からの䜎むンピヌダンス蚭蚈です。Fender AB763 等に比べるず、およそ 1/10 の倀。
    抵抗倀が䞋がれば、物理珟象である熱雑音は劇的に枛少したすけれども、呚波数特性 (カットオフ呚波数) を維持するためにキャパシタ容量は倧きくする必芁がありたす。
    C5 が 0.22uF ず巚倧なサむズになっおいるのは、䜎むンピヌダンス蚭蚈の垰結です。

    たた、AB763系トヌンスタックは3぀のキャパシタで構成されるのに察し RD-50 では2぀で、䞀芋するず Bass 甚キャパシタが欠萜しおいるように思えたす。
    が、実際はトポロゞヌの再構築がされおいお、C5 がその圹割を兌任、あるいは拡匵しおいたす。

    トヌンスタックでは、抵抗ずキャパシタの比率が音のバランス (EQカヌブ) を決め、抵抗ずキャパシタの絶察倀が回路においおの「力のかかり方」を決定したす。この絶察倀を揃えお䞊䞋させおいるのがスケヌリングです。

    ただし、EQカヌブ自䜓は類䌌でも信号の匕っ匵り方が異なるため、匟いた感觊も倉わりたす。
    高むンピヌダンス偎では「柔らかい」「粘る」「远埓する」ず感じ、䜎むンピヌダンス偎では「速い」「硬い」「茪郭がハッキリ」ず感じやすいです。Dumble ず Trainwreck で䟋えるずむメヌゞしやすいかも。
    音色を保ったたたにアンプがプレむダヌに返す「力加枛」を調敎する蚭蚈手法。これが、むンピヌダンス × スケヌリングです。

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    Tone Stack Calculator で描画した呚波数特性曲線。(TREBLE、BASS ずもに "5" で蚭定。)
    フェンダヌ系が 400Hz〜500Hz 付近を深く削っお高䜎域を際立たせおるのに察し、MMでは玄 320Hz ずやや䜎めに蚭定されおいる。

    トヌンスタック回路の起源

    少し脱線しお、ギタヌアンプのトヌン回路がどこから来たのか想像しおみたす。

    1950幎代の Tweed 期フェンダヌアンプの TONE は特定垯域のカット回路で、倚くは高域のみを萜ずす可倉ロヌパス、あるいは䞭高域を削る簡易ネットワヌクです。
    音色調敎ずいうよりは「耳障り察策」ず蚀えるかも知れたせん。

    いろんな意味で手本ずしおいた Western Electric や RCA では、193040幎代には耇数音源のミキシング機噚が実甚化されおいたす。これらのミキシングコン゜ヌルにはむコラむザヌが䜵甚され、たた、Audio Engineering などのオヌディオ機噚雑誌にも、Bass / Treble 甚のトヌンコントロヌル回路䟋が既に蚘茉されおいるのが確認されたす。
    これらの史料から、単玔なミキシング機胜 + 基本トヌン調敎は少なくずも戊前〜戊埌すぐに存圚しおいたずいう事実が確認できたす。
    具䜓的な回路䟋で怜蚌可胜なものは極めお少ない状況のため、どこたでがフェンダヌアンプず類䌌しおいたかは掚枬の域を出たせんが、同皮のRCネットワヌクであれば、よく知るフェンダヌ型 (䞭域が萜ちる) に近い呚波数特性が原理的に発生しおいた可胜性が高いです。
    ※ 少なくずも、画期的ず称された1952幎の Baxandall 登堎以前は。

    フェンダヌアンプのトヌンスタックは、1950幎代以前の PA / 攟送甚EQ に由来しおいるず考えられ、差分ずしお 100Hz〜5kHz 前埌の楜噚垯域に特化させたず分析できたす。

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    1950's RCA BE-1A Program Equalizer & Filter EQ
    回路自䜓はパッシブで構成されおいるが、挿入損倱ず補償によっお15,000 Hz付近で可倉的にブヌストするこずも可胜。これにカット機胜を組み合わせるこずで、1,000皮類以䞊の異なる呚波数カヌブを実珟できたずされおいる。
    (Image credit: Studio Guru)

    その埌、操䜜ミスが蚱されなく再珟性が重芁な PA / 音響の䞖界では、より公平な Baxandall 型やアクティブ EQ が暙準ずなりたす。

    ギタヌアンプにおいおは未だにフェンダヌ型が䞻流ずなり、他の構成はペダルタむプ以倖ではあたり芋かけたせん。ただ、個人的にはセンタヌ = フラット、±ブヌスト/カットが䞀番しっくりきたす。

    めちゃ䜙談を挟むず、センタヌ基準タむプのトヌンスタックはベヌスアンプでは早くに実装され、Ampeg (特にSVT以降) や Acoustic、Gallien-Krueger など枚挙に暇がありたせん。アンサンブルにおけるベヌスの圹割だったり PAずの距離の近さもあっおか、やはりベヌシストは迫害されおるだけあっお寛容ずいうか党䜓最適志向です。

    スピヌカヌずの補完関係

    動かしがたい事実ずしお、アンプ単䜓では音は成立したせん。ギタヌアンプの出力は、スピヌカヌナニットを前提ずした信号になっおたす。
    で、アンプ単䜓の呚波数特性は、意図的に䞍完党です。

    Leo Fender がどこたで狙っおいたかはずもかく、195060幎代の Jensen スピヌカヌは「䜎音が出ない」「高域は速く萜ちる」「䞭域 (1〜3kHz) が匷く盛り䞊がる」「共振 / ブレヌクアップあり」っお特城を持ち、結果ずしおフェンダヌ型トヌンスタックず均衡したす。
    これを拡匵したのが Marshall + Celestion で、さらに深い䞭域凊理ずより匷い 2kHz ピヌクで、ロックミュヌゞックに最適化されたした。

    興味深いのは、1960幎代埌半から1970幎代にかけお、いく぀かのアンプに搭茉されおいたフルレンゞスピヌカヌの存圚です。
    Fender Twin Reverb / Showman + JBL D120F の組合せがたずむメヌゞされ、Acoustic Control や Standel も JBL / Altec のナニットを茉せおたした。
    これらのスピヌカヌは、高胜率だし倧入力察応だったりで優秀ではあるものの、フェンダヌアンプずは盞性が悪いず思っおたす。䞭域がフラットで高域が䌞びる特性は、フェンダヌ系トヌンスタックず組み合わさった際ではピッキングは硬く聞こえ、音も前に出たせん。ギタヌ甚途では「䞋手さたで忠実に再珟する」のです。よほどのプレむダヌ以倖は、安易に手を䌞ばさない方が楜しめたす。

    同系統では Electro-Voice だけが特殊 (高域は JBL ほど出なくお䞭域に軜い自己䞻匵、コンプレッション感もわずかにある) なんで、このちょっずズルいナニットはひず぀あるず重宝したす。

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    フェンダヌラベルの JBL Alinco D120F のペア。通称オレンゞバック。 栌奜良さは文句なし。
    (Image credit: The Gear Page)

    珟代においおは、マルチ゚フェクトペダルや Line 6 などには FRFR (Full Range, Flat Response) キャビネットが掚奚されたす。
    ギタヌアンプキャビネットずの違いに぀いおは、䟋えで衚すのが分かりやすい () です。

    “I really like this sound.”
    これをリバプヌル寄りのむギリス人が読むず、I REA-lly like this sound.
    子音が明瞭で母音がやや匕き締たる感じで、抑揚は控えめ。
    ミシシッピ出身のアメリカ人では、Ah reeeally laaahk this saaaund

    母音が長く、語尟が䌞びたす。党䜓にレむドバックしおるみたい。
    同じアメリカ人でもニュヌペヌカヌの堎合は、I REE-ly LIKE this sound.
    ず、リズム感が前に出るむメヌゞです。
    フランス人が話す英語にも特城があっお、I really like zis sound↗
    母音が䞞く、独特のリズムで語尟が䞊がりたす。
    日本人は、Ai ri-a-ly lai-ku disu saundo.
    母音が均等で子音が匱く、抑揚も少なくなりそうです。

    これらの違いが、そのたたギタヌアンプキャビネットにも圓おはたりたす。
    ※ Celestion の抑揚が控えめ、ずかそういう意図ではありたせん。

    FRFR スピヌカヌは蚓緎されたアナりンサヌみたいなもので、クセの無いニュヌトラルなアクセントで I really like this sound. ず発音したす。
    敢えお蚀うなら JBL / EV がこれに近いず感じたすが、圌らは声がデカいです。
    なんにせよ、ギタヌアンプを FRFR に繋ぐずきは、キャビシミュ / IR を挟むのを忘れずに。


    調敎する定数

    では、トヌンスタックの調敎内容を玹介したす。

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    再定矩したのは3箇所。
    この調敎は、入り口を敎え (C2)、土台を広げ (C4)、濁りを削る (R8) ずいう3段階のプロセスで構成されおいたす。

    C2 (47pF): 信号の源泉を磚く
    最初のセクション (IC-1A) のフィヌドバックルヌプにおいお、抵抗 R2 (220kΩ) ずキャパシタ C2 (47pF) はアクティブ・ロヌパス・フィルタヌ (LPF) を圢成し、ギタヌの有効垯域 (〜6kHz) を遥かに超える 15.4kHz 以䞊のノむズや発振成分をカットしたす (正確には垰還量を増やすこずで結果的に萜ずしおいる)。
    元倀の 50pF (≈14.5kHz 以䞊をカット) でも党く問題無いのですが、ここはキャパシタの皮類をセラミックからシルバヌマむカに倉えお「信号の玔床」を敎えるのがメむンであっお、手持ちの倀がたたたた 47pF だったっおだけです。 電子郚品の䞖界では 47pF (E系列) の方が暙準的だし。

    C4 (0.01µF): リヌドの骚栌を倪くする
    リヌドチャンネルの入り口にある C4 は、トヌンスタックの入力むンピヌダンスず共にハむパス・フィルタヌ (HPF) ずしお機胜したす。
    入力むンピヌダンスを 50kΩ ず仮定するず、カットオフ呚波数は 𝑓꜀≈ 468Hz → 318Hz に匕き䞋がり、゚ネルギヌ䟛絊量は玄 30% 拡倧したす。シングルコむルPUでの䜿甚が前提なんで、より䜎い呚波数の゚ネルギヌを次段に送り蟌む目的です。

    R8 (1kΩ): 䞭域の濁りを圫刻する
    トヌンスタックの底にある R8 は、䞭域の枛衰量 (ノッチの深さ) ずその境界線を決定したす。
    パッシブ・トヌンスタックにおいお、R8 の倀を䞋げるこずはグランドぞの「逃げ道」を広げるこずを意味しおたす。1.5kΩ では逃げ道が狭いため、䞭域が飜和しやすく歪たせた時に音がダマになりやすいです。これを 1.0kΩ にしおむンピヌダンス比を調敎し、濁りの原因ずなる成分を効率よく逃がしたす。
    狙いずしおは、C4 で増やした䞭域の䞭から、音がボダける原因ずなる 200Hz〜300Hz 付近の濁りを R8 でピンポむントに敎理し、ノッチの底をより䜎域偎ぞず抌し䞋げたす。これにより、これたで埋もれおいた 500Hz1kHz 付近の音の芯を浮き圫りにしたす。
    G12-65っおスピヌカヌ自䜓が豊かな䞭域を持っおいるため、回路偎で濁りの境界線をあらかじめ敎理しおおくこずで、飜和を防ぎ぀぀倪さず解像床を䞡立させた立䜓的なトヌンを䜜る䌁みです。

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    赀い曲線が調敎埌の呚波数特性。
    グラフ䞊で最も顕著なのは、500Hz〜1kHz にかけお Red が Green を垞に 1dB匱 䞊回っおいる点で、この差は TREBLE を䞊げるほど倧きくなる。ちなみに TREBLE "7" では 23dB の差 (゚ネルギヌ量ずしおは玄2倍に盞圓)。

    「匕き算」の回路

    パッシブ・トヌンスタックには増幅玠子ずいった電源が含たれおいないため、特定の垯域をブヌストするこずはできたせん。基本的にはどこをどれだけ捚おるかで音を䜜っおいたす。
    たた、各ノブは独立したチャンネルのように機胜しおいるのではなく、互いに圱響し合う䞀぀のネットワヌクずしお動䜜したす。

    RD-50 はミドルレンゞが固定抵抗 (R8) であるため、盞察的な倉化ずしおこれが珟れたす。具䜓的には、TREBLE ず BASS を䞊げるず高域ず䜎域の通過量が増えお固定されおいる䞭域の音量は盞察的に小さくなり、聎感䞊はミッドスクヌプが深たったように聞こえたす。
    䞡ノブは R8 を介しお接地されおおり、どちらを回しおもむンピヌダンスバランスが倉化したす。
    BASS を䞊げれば䜎域だけでなく 400Hz600Hz 付近も持ち䞊がっお「䞭域の厚み」が倉わったように感じたすし、TREBLE を䞊げるず高域のカットオフ呚波数が䜎域偎に寄っお、䞭高域の成分たでを TREBLE ノブが支配するようになりたす。

    今回の調敎定数でもこのキャラクタヌは若干残りたすが、もずもずの䜎むンピヌダンスも盞たっお、フェンダヌ型のシヌ゜ヌみたいな党䜓干枉っぜさはほが消えたす。䞭域をアンカヌで固定したかのような挙動ずなり、BASS を䞊げおも䞭域のキレを維持したたたに音の厚みをコントロヌルするむメヌゞです。

    私感では MIDDLE ノブが無いこずは欠点ではなく、望たしい䞭域の状態を固定しお TREBLE ず BASS でその呚蟺を敎えるずいう、迷いのないストレヌトな蚭蚈に寄せるこずでお釣りがきたす。


    実装䜜業

    いよいよ実装です。

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    察象はこの3぀。
    初段増幅トヌンスタックですんで、むンプットゞャック呚蟺から探せばすぐ芋぀かりたす。

    んで、亀換埌がこちら。

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    C2 にシルバヌマむカ、C4 に ERO KT1800、R8 は Allen Bradley 1/2W です。

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    シルバヌマむカは熱に匷いためセラミックほど神経質になる必芁はありたせんが、基板からわずかに (2mmくらい) 浮かせお実装するず、基板の振動から隔離されおよりクリアな結果が埗られるみたいです。

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    ERO KT1800 のようなアキシャル型フィルムキャパシタには、巻き構造に起因する方向性が存圚したす。䞀番倖偎の電極 (アりトサむドフォむル) は物理的にキャパシタ党䜓を包み蟌んでいるため、ここを信号の送り出し偎やグラりンド偎ずいったむンピヌダンスの䜎い偎に接続するこずで、倖来ノむズに察するシヌルドずしお機胜したす。
    今回はこれをオペアンプ偎に向けたす。
    ぀っおも、グランド配線だったり郚品レむアりト等の基瀎がちゃんずしおる前提で埗られる盞乗効果であるんで、この1箇所を揃えたから盎ぐに効果があるずは思っおはいないです。マナヌです。

    アりトサむドフォむルの正しい接続先は、そのキャパがたたがっおいる䞡端のうちの盞察的にむンピヌダンスが䜎い偎です。
    カップリングキャパの堎合、たいおいは前段ステヌゞのプレヌト偎がそれに圓たりたす。
    グラりンドぞ萜ずすバむパスキャパであれば、アりトサむドフォむルはグラりンド偎に接続し、信号ラむンから B+ にバむパスするキャパシタなら、アりトサむドフォむルを B+ 偎に向けたす。
    アりトサむドフォむルは、電界ノむズがキャパシタに回り蟌むのを防ぐ簡易シヌルドずしお働くので、できるだけ䜎むンピヌダンスでグラりンドに戻れる偎に持っおいく、ずいう考え方です。

    Where To Connect the Outside Foil on Capacitors | Aiken Amps
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    Extended-foil construction (延長箔構造)
    このように箔の局が䞡端に広がっおRFIに均等に晒されおいる構造でも、アりトサむド・フォむルずいう抂念は存圚する。
    (Image credit: "Understanding Capacitors and Their Uses" G.G. Mullin, Howard W. Sams & Co., Inc. 1964幎)

    動かざるMiddleアンカヌ

    今回の調敎によっお、100Hz 以䞋の Sub Bass (超䜎域) ず、200Hz 付近の Low-Mid (䞭䜎域の濁り) を分離させるこずに成功したした。
    ストック回路の Bass コントロヌルでは、ノッチの底が 280Hz 付近ず高めに蚭定されおいたため、BASS を䞊げるず䞭域の裟野たでもがルヌズに持ち䞊がり、倪くなったず同時にボダけたようにも感じおいたした。スピヌカヌを換えおからは 特に。
    調敎埌は䞭域の谷をグランドに匷烈に固定しおいるため、BASS ノブを回しおも䞭域の壁は埮動だにせず、独立した超䜎域のみが駆動するようになっおいたす。
    䟋え TREBLE / BASS フルアップ蚭定でも、Celestion G12-65 のシルキヌな個性をゞャマするこずはありたせん。

    誀解のないように補足するず、トヌンスタックで䞭域を胜動的に敎圢しおいるのではなく、濁りを排しお「道を開けおおく」ずいう考え方です。䞭域の最終的なテクスチャは、パワヌ管だったり出力トランス、そしお G12-65 の機械的・電気的共振に委ねおいたす。
    たぁ䞭域のキャラクタヌをほがスピヌカヌに䞀任するっお割り切り構成ですんで、賛吊はあるず思いたす。

    たた、人間の耳は䞭域の倉化には敏感ですが、超䜎域の倉化には鈍感です。そのため、このアンプに觊れるず「BASS 効かねぇ」ず驚かれるかも知れたせん。
    でもこれが、僕が考える「超䜎域の質量管理」ずしおの Bass コントロヌルです。

    で。
    このモディファむ領域に片足぀っこんだ調敎は、音量を䞊げるほど真䟡を発揮したす。
    ボリュヌムノブをい぀もより2぀䞊げおドラムが入るような爆音環境では、これたでの RD-50 であれば䜎域が朰れおいたセッティングでも、「音圧だけが䞊がり、解像床が䞀切萜ちない」ずいうステキ䜓隓が埅っおいたす。


    スロヌスタヌタヌ

    今幎で補造 45 幎を迎える RD-50 は、韍王鬌灯䞞ばりに目芚めが悪いです。
    電源投入埌、およそ 5〜6 分間は音が割れたす。電解キャパシタが也きかけおるんだず思いたす。

    電解キャパシタは、内郚の電解液が化孊反応を起こすこずで絶瞁局 (酞化皮膜) を維持しおいたす。
    劣化が進むず、䜎枩時では内郚抵抗 (ESR) が増倧し、さらに酞化皮膜の䞍完党さからリヌクが激しくなりたす。通電や呚囲の熱によっお電解液が枩たれば、䞀時的に化孊反応が掻発になり、ESR が䜎䞋しおリヌクが枛少し電圧が安定したす。
    「5分くらい埅おばいいじゃん」っお目を背けるず、たずはパワヌ管ぞのダメヌゞ、最悪はトランス焌損のリスクを孕みたす。

    電解キャパシタの寿呜は、物理孊 (化孊) における「10℃2倍則」ずいう法則 (アレニりスの匏) に支配されおいたす。
    「䜿甚枩床が10℃䞋がれば、寿呜は2倍に延びる」ずいうこの法則により、颚通しの良い堎所で倧切に䜿えば20幎持぀こずもありたすが、真空管の熱がこもるアンプ内郚では、45幎ずいう歳月は電解液がドラむアップするには十分すぎる時間です。
    たた、通電時間によっお物理的に消耗しおいく真空管ず異なり、「あたり䜿っおいないから倧䞈倫」ずいう考えは電解キャパシタには通甚したせん。むしろ、適床に䜿甚しおいる個䜓の方が長持ちする傟向がありたす。

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    1951幎補 Fender Deluxe 5A3。
    2026幎1月珟圚、Reverb.com で販売䞭
    カ゜ヌドバむパスキャパシタが1぀だけ亀換されおいる他は、オリゞナルに芋える。正盎、この状態で電源を入れるのは、時限爆匟のスむッチを抌すみたいで怖い。
    (Image credit: Bay Area Vintage Guitars)

    うヌん。割れた音で 5分間ブルヌスを匟くのも䞀興ではありたすが、電解キャパシタの亀換は先延ばしにしたくないです。


     
     

    の

     
     
    2代続いた突然死にビビりながらも50代を迎え、家人ず共有できない趣味を終掻の぀もりで曞いおたす。基本的には手元にある機材を、ノむズ倚めで玹介しおいたす。

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