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ジブリ大喜利|風まかせ文芸部《秋の空》

    空に、もくもくの入道雲。
    秋の空だというのに、まるで夏の雲。これはもう、言わざるを得ません。

    「竜の巣だー!」

    せっかくなので、ジブリ✕状況説明でボケてみます。


    1.初秋の稜線で突然雨が降ってきたとき。

    「親方ぁ、空から水滴が!」
    呑気にボケてないで、どうか可及的速やかに雨具を着てください。

    ◇

    2.登山道の一面にササの海が広がっていたとき。

    「焼き払え!薙ぎ払え!」
    殿下、お願いですから、山火事には注意してください。
    同じ状況で。
    「ダニの毒に怯えながら、それでも山と共に生きるというのか?」
    まあ、それがヤマヤの矜持というものです。

    ◇

    3.山に出掛ける前に、身近な人に怒られたとき。

    「行かねぇヤマヤはただの豚だ」
    天地の間にあるすべての山に登るはヤマヤの業であり、ヤマヤを名乗るもの、山に登ってなんぼのイキモノです。

    そして、いい女に「バカ!」って拗ねられたい。

    ◇

    4.定番のカップラーメンにお湯を入れたあと。

    「3分間待ってやる」
    でも、3分待たずに、むしろ50秒ぐらいの固めを食べるのが好きです。
    (スミマセン。劇中台詞に寄せたネタです。ほんとうは90秒ぐらい)

    ◇

    5.コンビニになごやんが置いてないとき。

    「人はなごやんから離れては生きられないのよ!」
    最近は、生なごやんとかなごにゃんとか、亜種があります。

    ◇

    6.創作に夢中になって、ついつい徹夜しそうになったとき。

    「徹夜はするな。睡眠不足はいい創作の敵だ。それに美容にもよくねぇ」
    カッコイイとは、こういうことさ。ストイックに執筆を極める姿勢がたまりません。
    こんなん、サボイア改は落ちずとも、フィオが堕ちます。

    ◇

    7.ふと浮かんだネタがあまりにも強力で、眩しすぎるとき。

    「すまんがそのネタはしまってくれんか。わしには強すぎる」
    これは、甘酸っぱいネタに砂糖を吐きそうなときによく用います。

    ◇

    8.ずっと温めておいたオチを、理不尽にも先に使われたとき。

    「やれやれ、あのネタのために残しておいた最高のオチなのに」
    なお、もと台詞の「あの女のために残しておいた最後の力」を文字起こしすると、モロの君が突然に艶めかしくなります。

    ◇

    9.逆にネタが浮かばなくて落ち込んでしまうとき。

    「そういう時はジタバタするしかないよ。書いて、書いて、書きまくる」
    「それでも書けなかったら?」
    「書くのをやめる。山行したり、景色を見たり、昼寝したり、風にまかせて何もしない。そのうちに急に書きたくなるんだよ」

    発音の上ではまったく変わっていないのに、ウルスラさん、強すぎます。創作の祖です。

    ◇

    10.注意力が切れて現実逃避をする際、とっておきの珈琲豆が切れていて、別の豆を混ぜざるを得ないとき。

    「スペシャルブレンドだ、そのつど味が変わるので保証はできないがね」
    フンボルト・フォン・ジッキンゲン男爵の名台詞。もはや何のヒネリもないです。──でも、ハルはチョロインだと思います。いや、ジブリの女性陣はだいたいそうか。ボーイミーツガールがツンデレだと、ちょっと尺に収まらない。

    そんなわたしは、誰もいない山頂で「鳩と少年」を吹くのが密かな夢です。そして、ヒロインと目玉焼き食べたい。

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