
令和の戦場カメラマン
時は令和。
空は曇り。
雲に遮られたやる気のない朝日を
すりガラス越しに浴びて
必要のない空調に疑問を持ちながら
窓を開けた。
土の匂いがする。
寝起きのままの格好で向かう戦場には
凛々しい武将達の面々が集う。



しかし、これはルール違反だ。
ジャッジはいないのか。
最前線に配置された。
一歩ずつ歩んで一矢報いて欲しい。


集まっていれば怖くないと思っているのだろうか
近寄らなければ怖くない。

流石の迫力である。

こんな練習試合みたいな空気でいいのだろうか。



この後、最後に盃を交わした

最後の3ショットだ。

必ず家族にも共有する。
健闘を祈る。

すまない。
あんた達大きすぎて
集合写真の時声かけなかった。
戦場カメラマンとして大戦直前まで密着取材させてもらうことに成功した。
緊張と団結のなんとも言えない空気感が醸し出されている。
これが戦場か。。
しかし、わたしは不意に尿意がきた。
なんてタイミングだ。
カメラマンとしての意識よりも
違う絞りをなんとかしたい気持ちになっていた。
絞ると感度が上がるのは
この世界でも常識なのだ。
そそくさと厠へ向かおうとした
その時。
普通に足をぶつけた。
カメラは大丈夫。

マジで脛がやられた。
ついでに終戦した。
行き場のないこの写真を
ネットの海に散骨した。
スネの骨も散ったかも。
(将棋をマクロで撮ってみた)
camera: OM SYSTEM OM-3
lens:M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO