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電子カルテが進たなかった理由。前デゞタル倧臣が語った「点・線・面」

    電子カルテが進たなかった理由のひず぀は、医垫が業務を倉えたがらなかったこずだった。前デゞタル倧臣を務めた医垫は、医療コンサルタントが集たる孊䌚の特別講挔で、そう語った。囜の方針は、そこから「業務をシステムに合わせる」ぞ転換しおいる。講挔で聞いた内容を、囜が公開しおいる資料ず照らしながら報告する。


    医療DXは「点・線・面」の3段で進む

    登壇者は、党囜医療情報プラットフォヌムの図を「マンダラ」ず呌んだ。病院、患者、介護斜蚭、研究機関のデヌタが自由にやり取りされ、利掻甚される䞖界芳を描いた図である。

    ただ、珟実はその図のずおりになっおいない。電子カルテを入れおいない医療機関やクリニックがある。入れおいおも、デヌタをやり取りするネットワヌクがない。そこで登壇者は、次の芋方を瀺した。

    • 点電子カルテが入っおいるか

    • 線点が結ばれ、情報が共有されおいるか

    • 面その先に、デヌタが行き亀う状態が芋えるか

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    倧臣に就任した埌、総理から指瀺された課題は、点を増やすこずず、線で結ぶこずだったずいう。1幎間の仕事の総括を、登壇者は「そのスケゞュヌルず手順を決めたこず」だず述べた。成果ずいうより、道筋を぀けた、ずいう䜍眮づけである。


    病名は「珟堎に合わせお䜜っおきた」こずだった

    なぜ点が増えなかったのか。登壇者の説明では、原因は導入のしかたにある。

    各医療機関が、自前のサヌバヌで動かすオンプレミス型を䞀気に入れた。そこに倚数のベンダヌが入り蟌み、自前のネットワヌクずセキュリティを確保するコストもかさんだ。さらに医垫偎が業務を倉えたがらず、システムのほうをカスタマむズした。蚺療科ごず、同じ蚺療科でも医垫ごずに仕様が違い、いたさら倉えられない。

    珟堎に合わせお、各自が自前で䜜った。その結果が、個別最適の乱立である。

    だから方針は「業務をシステムに合わせる」になった。カスタマむズできない暙準のシステムを、厚生劎働省が䜜る。以降の話はすべお、この転換の垰結ずしお読める。


    点導入版は、カスタマむズをやめるための道具

    登壇者は、電子カルテの導入率を、200床未満の病院で59%、クリニックで55%ず玹介した。いたは2〜3%䞊がっおいるはずだ、ずも蚀った。

    この点を増やす道具が、もうすぐリリヌスされるずいう「導入版」である。セキュリティが固く、カスタマむズできない最䜎限の暙準版で、クリニックに入れおもらう。200床未満の病院には、厚生劎働省が認定した電子カルテを入れる方針だ。

    囜の資料でも、蚺療所向けの「暙準型電子カルテ導入版」を囜が開発しお普及させるずされおいる。電子カルテの認蚌制床も2026幎床䞭に䜜る。䞀方で、導入は法埋䞊は努力矩務で、矩務化や眰則、蚺療報酬での誘導は、その資料には曞かれおいない。囜が補品を䜜っお遞びやすくするが、入れるかどうかは各医療機関の刀断、ずいう蚭蚈である。


    線電子凊方箋は、薬局の8割が動き、医療機関は1割だった

    線の䟋ずしお、登壇者は電子凊方箋を挙げた。電子化されおいおも、薬局ず電子的に぀ながっおいない。凊方箋を印刷しお患者に枡し、薬局が手入力しおいる䟋が倚いずいう。

    この片偎だけ進んだ状態は、囜の資料に数字で出おいる。電子凊方箋は、2025幎6月時点で薬局の8割超が運甚を始めた䞀方、医療機関ぞの導入は1割皋床にずどたった。そこで新しい目暙では、電子凊方箋を単䜓で広めるのをやめ、電子カルテや共有サヌビスず䞀䜓で導入する圢に組み替えられた。点ず線を別々に進めおも噛み合わない、ずいう反省が、工皋衚の圢に衚れおいる。

    電子カルテ情報共有サヌビスも䞊行しお進める。ただ、画像などの倧きなデヌタは、容量ず通信速床の課題が残る。


    倧病院にはクラりド型がただなく、その間は倖郚接続点が匱い

    電子カルテの普及は、倧病院では比范的進んでいる。ただ、ここもオンプレミスが䞻流だ。500〜600床以䞊の芏暡で、クラりドネむティブのシステムは、いたはない。クラりドネむティブずは、最初からクラりドで動かすこずを前提に䜜られたシステムのこずである。

    登壇者は、倧臣圚任䞭に倧手ベンダヌの幹郚ぞ盎接䜜るよう䟝頌した。2028幎床䞭ぐらいたでにプロトタむプを、ずお願いしおいるずいう。

    それができるたでの間、守りが手薄になるのが倖郚接続点である。倖郚ずの接続口が非垞に脆匱なため、特定機胜病院から倖郚接続点のスクリヌニングを、厚生劎働省に指瀺した。順序は、スクリヌニング、パッチ、その間にクラりドネむティブの導入。総理も気にしおいる、ず登壇者は蚀った。

    クラりドなら安党ず蚀い切れるわけでもない。クラりドそのものも狙われおいお、オンプレミスぞ回垰する可胜性もれロではないずいう。講挔の結びで、登壇者はサむバヌ察策を、今100円払っおおけば将来の500円の損をれロにできる投資だず衚した。


    面電子カルテを぀ないだ先に、アクセスず質の倉革がある

    面の話は、デヌタの利掻甚から始たった。個人情報保護法を改正しお自由床を䞊げ、来幎の通垞囜䌚では次䞖代医療基盀法を改正しおハヌドルを䞋げる予定だずいう。認定事業者は4぀に増えた。登壇者は、改正には苊劎したずも述べた。

    ただ、登壇者は、電子カルテを぀ないで終わりだずは考えおいない。぀ないだ状態は、医療DXの入口だず蚀った。

    病院の倖に広げる話にも、評䟡は厳しい。オンラむン蚺療は「ただのテレビ電話」、マむナ救急も、䞖の䞭を倧きく倉える話ではないずいう。目指すのは、医療ぞのアクセスず質の倉革だ。

    䟋ずしお挙げたのが、觊芚のデバむスである。患者偎に觊芚シヌトを圓お、医垫偎のデバむスで抌すず、腹郚の感觊が䌝わる。センサヌ技術が進んでいる日本は、こうしたフィゞカルなオンラむン蚺療を目指すべきだ、ずいう話だった。

    遠隔ロボット手術に぀いおも、手術宀の䞭でコン゜ヌルを操䜜するだけでは意味が薄く、遠隔で行うこずが本来の目的だず述べた。次の段階ずしお、日本の倖科医の技術をAIに孊習させ、定型的な手術はロボットに任せたい考えだ。胃の内芖鏡手術は実珟しやすいず芋おいお、倧腞はいきなりは厳しい。内芖鏡メヌカヌに提案する予定で、垂堎の限界から、海倖に茞出しお回収するこずが前提だずいう。

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    期限はすでに眮かれおいる

    登壇者の発蚀ず、囜の資料第130回瀟䌚保障審議䌚医療郚䌚を、項目ごずに䞊べる。

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    クラりドネむティブの項目は、講挔のプロトタむプず、資料の補品提䟛が同じ段階を指すのか、手前ず最終の関係なのかは、確認できおいない。

    介護偎に぀いおは、囜の資料に、介護情報基盀を2028幎床を目凊に党自治䜓で利甚開始する蚈画がある。医療情報基盀ずの連携は、工皋衚䞊は怜蚎の段階にずどたる。介護偎の接続は、講挔の芁旚では取り䞊げられなかった。


    導入する偎は「䜕で儲けおいるのか」を聞く

    埌半の蚎論では、登壇者から、導入する偎ぞの泚文も出た。これから入れる医療機関が圧倒的に倚く、いたはただ取捚遞択ができる段階だずいう。医療・介護の珟堎がそのたた持ち垰れる刀断の物差しは、次の2぀である。

    • 共有できお、拡匵性があるか。個人の健康蚘録PHRのアプリを䜜る小さな䌚瀟が倚く、デヌタ連携が難しい。安かろう悪かろうで先に進たない

    • ベンチャヌには「䜕で儲けおいるのか」を必ず尋ねる。はっきり答えられない䌚瀟は危ない


    たずめ

    講挔の結びは、3点だった。

    • 医療DXのシヌズは揃っおいるので、぀なぐこずが倧事

    • 医療DXは、医療ぞのアクセス性を担保する

    • 医療が基幹むンフラになり、サむバヌセキュリティが倧きな課題になる

    敎理するず、電子カルテが進たなかったのは、珟堎に合わせお自前で䜜っおきたからだった。だから囜は、暙準版を䜜っお点を増やし、線は電子カルテず䞀䜓で進め、面はその先に、アクセスず質の倉革ずしお描いおいる。囜が眮いたのは、普及率ず期限ずいう物差しだ。

    期限は眮かれた。ただ、導入は努力矩務のたたで、点を増やすのは各医療機関の刀断になる。あなたの斜蚭、あるいは支揎しおいる斜蚭は、導入版に移れるか。移るなら、䜕が障害になるか。

    同じ講挔の、吉野家の䟋えを扱った回はこちら


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    医療・介護の䞖界で十数幎、珟堎ず制床ず戊略を「぀なぐ」仕事を。MBAを経お、いたは Obsidian×AI で第二の脳を育お、自分の人生を掘る"自分史プロゞェクト"に倢䞭です。肩曞きでなく"自分だけの原液"で勝負する第䞉のキャリアを暡玢䞭。人ず本ず旅が奜き🐧

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