
季節の創作おはぎと彫刻最中 美しさを味わう 「日果」~福岡県久留米市日帰り旅行 (2)
先月十日間の福岡市滞在中、初めて日帰りで久留米市に出かけた。
きっかけは三女が送ってくれた三女家族が訪れたときの「日果」の写真に魅せられたからで、願わくばその空間を訪れてみたいと思った。
連休最終日、車で久留米市に向かい、石橋文化センターで幸福という時間をいただき、久留米市郊外?の静かな住宅街の細い道をゆるりゆるりと日果へと車を走らせた。
田畑のある住宅地に石組みの上に建てられた日本家屋があった。
おそらく昭和の時代の日本家屋だと思われる、よく手入れされた風格のある佇まい。

目印は不思議で可愛らしくもある素朴なオブジェ

見事な松、躑躅、石で築かれた庭に迎えられる
ここに立っただけでこれから始まる時間が素晴らしいことを確信

暖簾をくぐり、茶房やギャラリーとして使われている空間へ進む
(画像右上に見える白と白木の建物が茶房 外観は時間がなくて撮影していないので)
左一面には見事な日本庭園、砂利が敷き詰められた通路の右側には白と白木の、これが日本家屋?と固定観念を見事に覆される外観の家屋!
イタリアやギリシアや、どこか欧州の街の隠れ家のようでもあり、別荘のようでもあり、とにかく斬新なリノベーションに息をのむ。
物語の世界のような可愛い扉を開けた。
その瞬間の驚きといったら!

無垢な白い空間はまるで映画のセットのようでもあり、超洗練されたギャラリーのようでもあり、スタイリッシュなインテリア雑誌の中に入り込んだ気分
今までの私の中の古民家カフェのイメージがどれだけ固定観念に囚われたものだったか……
美です
美なる茶房

白い空間の中でその一幅の日本画のような景色は圧倒的な存在感を放っている
足立美術館の額縁窓から庭園を観たときの感動にも似ている

「写真を撮ってもいいですか?」
「もちろんです」
久留米市寺町にある真教寺で月一の寺カフェを開いていらっしゃる tradetional drippersさんとTSURU COFFEEさんのお二人
久留米絣で作られたオリジナルドリッパーで対面で淹れてくださる伝統工芸品とともに愉しむ珈琲時間という豊かなイベント!

私がぐぐぐ~っと魅せられたのが大きなカップボード
ベルギーのアンティークパインのカップボードだそうだ
中には作家物の器や小さな本などが飾られている

「主人が以前から大好きでコレクションしてきた西浦裕太さんの作品なんです」
とオーナーが教えてくださった

窓からは堂々たる木々と石灯篭、苔むす石で築かれた庭
借景に里山

パインのアンティーク家具や木彫刻家・西浦裕太氏の作品や作家物の器へのオマージュで満ちた空間なのだと思った
その美しい空間で、オーナー手作りの美しき創作和菓子を静かに味わう、とっておきの時間が流れる茶房なのだ
(茶房は金・土曜日10~16時の営業)

暮らしの時間が感じられる玄関間
凛とした設えの調度品





彫刻最中と季節のこはぎ(おはぎ)

こちらは白菊でしょうか
もち米、白こし餡、栗ペースト
作りたての可愛らしい小さな花絞りおはぎ~こはぎです

あんこのクリスマスリースクッキー
季節の花絞りこはぎ


あんこのクリスマスリースクッキー
季節のこはぎ

食べちゃうのがもったいないキラキラキュートなクッキー
ほのかな甘さのかるい食感
白こしあんをベースに植物性原料だけで仕上げたグルテンフリーのクッキーです

もち米、白こし餡、栗ペースト

眼福です


木彫刻家・西浦裕太氏の作品を忠実に再現し、焼きあげた最中の種はアートそのもの!
幻のもち米ともいわれる新大正もち米のみを使った最中種
黒い最中種は竹炭を練り込んであります
餡はいただく直前に種に挟んで供されるから、
ぱりっサクッかろやかな食感
黒餡とヴィーガンバターの餡も甘さ控えめで、私にとって最高においしいと感じた甘さで、
彫刻最中も季節のこはぎも大大大好きな和菓子でした!


和菓子と抹茶って最高のマリアージュですよね



なんて優雅で楚々とした光景なのでしょうか
夢のような時間は過ぎ、来年のお正月用のお菓子にと彫刻最中を買って、おいとました。
次は春、花絞りのお稽古に合わせて伺うのもいいかしら。
美の空間でゆったり過ごすかけがえのないひと時はもちろん最高だけど、なにより素晴らしいのはオーナーご夫妻のお人柄ですね。
久留米よかところやねぇ~!
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