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九月歳時記 七日 「白露」 九日 「重陽の節句」 菊のちらしずし 菊の和菓子

    しらつゆ
    はくろ

    夜露よつゆ
    朝露あさつゆ

    清々すがすがしい言葉が
    似合う季節になりました。

    長月ながづき
    白露しらつゆ
    白露はくろ

    二十四節気 九月七日 15 白露


    陽気ようやく重なりて露にごりて白色となれば也

    暦便覧


    朝露が
    夜の冷気で草花の露となり
    白く輝くころ

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    素鵝川そががわ 川辺の栗  一幸庵「菊の園」 千日紅



    白露 菊のちらしずし  一汁三菜


    食用菊を飾った菊のちらしずしを作って、翌々日の重陽の節句も祝う献立です。

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    古伊万里、明治九谷くたに、漆器の設しつらえ


    菊のちらしずし 一汁三菜

    菊のちらしずし
    ごま豆腐と菊のお吸い物
    菊花きっか大根酢の物
    なすのバジル味噌田楽 小松菜添え
    里芋の茶碗蒸し 


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    菊のちらしずし

    一晩冷蔵庫で水出しした濃い目の昆布出汁、酒を入れて炊いたごはんに、干し椎茸、人参、蓮根を干し椎茸の戻し汁と醤油、酒で混ぜご飯の具みたいに煮た具、米酢を加えてすし飯を作ります


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    トッピングは酢蓮根、卵白銀糸玉子、食用菊(生)、春菊、海老そぼろ

    あららっ、ちょっと雑ですね
    海老は茹でて細かくたたいています
    (蟹でもよかったかな)

    食用菊は私は生で食べちゃいますが(色がきれいだから)、お酢を加えたお湯でさっとゆでて、水にさらして水気を切ってからトッピングしても、もちろん◎
    食用菊は残ったら冷凍しちゃってください
    そしてそのままお浸し作りましょう


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    右:ごま豆腐と菊のお吸い物
    真ん中: 菊花きっか大根酢の物


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    ごま豆腐と菊のお吸い物

    水出し昆布だしと鰹削り節、純米酒、塩で調味したお吸い物
    トッピングは菊花型で抜いた胡麻豆腐と生の食用菊

    はぁ~心身に沁み入る白露のお吸い物です


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    菊花きっか大根酢の物

    お酢は酢麹使用
    小ぶりな北欧ヴィンテージの器に盛り付けました
    お膳は一富士二鷹三茄子のお正月用のお膳です


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    なすのバジル味噌田楽 小松菜添え

    丸なすを塩を振ってアク抜きして、EXVオリーブオイルでじっくりソテー
    上にバジル味噌をぬってオーブントースターでさっとグリルしました
    摘みたてのバジルで作ったバジルソースが白味噌によく合うんです
    アガベシロップでちょい甘に仕上げたバジル味噌です


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    里芋の茶碗蒸し

    冷凍下茹で里芋を混合出汁と醤油、塩、純米酒で煮汁多めで煮含め、煮汁で卵液を作って、里芋を入れた茶碗に卵液を加えて蒸した里芋の茶碗蒸し
    春菊をトッピングしたらイケてなかったので取り除いたら月の表面に(-_-;)
    やれやれ…..


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    白露と重陽の節句なので菊文様の器

    左:古伊万里色絵 四君子しくんし 文もん七寸皿
    右:明治九谷鳳凰菊花文五寸皿

    四君子文様とは蘭、竹、菊、梅の四種を描いた文様


    菊花の献立
    じんわりやさしい味わい
    ごちそうさま


    九日 重陽の節句(菊の節句)


    五節句の最後の節句
    九と九という最も大きな陽数が重なる日なので、重陽の節句として祝われる節句です。
    日本では、今でこそほとんど忘れ去られていますが、平安時代から江戸時代までは、無病息災や子孫繁栄、不老長寿を願い、祝宴が最も盛んに催されていたそうです。

    旧暦九月九日は、ちょうど菊の花が美しいころ。
    といっても新暦の九月九日は、まだ菊は蕾さえつけていなくて、暑さも残るころです。
    私も毎年、重陽の節句を祝う気分にはなれなかったのですが、今年は日本の美しくて繊細な意匠の菊の和菓子を、一足早くいただくことにしました。

    ◇亀屋吉長 菊もなか


    季節に合わせた全国各地の銘菓を見つけるには、やはり三越伊勢丹の菓遊庵

    ありました!
    "かいらしい"京都の銘菓が!

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    亀屋吉長 菊もなか

    熟練の職人が地下水「醒ヶ井水」でふっくら炊き上げた上品な甘さの丹波大納言小豆の粒あんを香ばしいもなか種ではさんだ小ぶりな菊もなか
    雅びで"かいらしい"京都ならではの和菓子です


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    このデザイン、素敵ですよね
    京都のテキスタイルブランド「SOU・SOU」の人気柄「菊づくし」がモチーフなのだそうです

    お味は昔ながらのしっかり甘い上等の粒あんで、丹波大納言小豆の品格が伝わってきます



    ◇金沢諸江屋 菊花せんべい


    山川の菊のした水
    いかなれは流れて人の
    老をせくらん

    (新古今和歌集七一七番)

    菊に宿る不老延命の伝説により仕上げた菊せんべいも、重陽の節句にはふさわしいですよね。

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    金沢諸江屋 菊花せんべい

    唐菊形の餅種せんべいは薄くてハラリとした食感
    ほのかに生姜味


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    まだ蕾も付けてない紅菊の葉を飾りました
    着物の模様みたいな可憐で繊細な菊花
    裏の模様(真ん中の菊花せんべい)も繊細な意匠です



    ◇一幸庵 菊の園


    忘れられない重陽の節句のころの和菓子

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    一幸庵「菊の園」
     
    清々しい秋の朝露に花開く菊を表現した、彩りと造形
    酒粕と日本酒と菊花の不思議で忘れられない味わい

    菊の園~砂糖、栗、日本酒、酒粕、水飴、寒天、菊花
    (2017年にもらった錦玉羹)



    恵みの秋
    実りの秋

    葡萄が
    宝石みたいに
    きらめく
    白露はくろのころ

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    シャインマスカット


    ドラマティックな
    夕陽を見つめたのも
    白露はくろのころ


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    九月の陽が沈む
    ドラマティックな光景にしばし見とれた秋

    2024年9月 DIC川村記念美術館の日没


    逍遥の児 さらば 森の美術館   

     秋。森のなかの薄暗い道を進む。坂を下った。一気に視界が開けた。
     明るい陽光。青い空。白い雲が流れる。
     広い池に白鳥が一羽。優雅に泳ぐ。緑の芝生にはガチョウが三羽。とことこ歩く。愛らしい。
     眼前に欧州の古城を思わせる堅牢な館が建つ。トンガリ屋根がふたつ。DIC川村記念美術館(千葉県佐倉市)だ。
     館内に入った。モネの「睡蓮」。ルノワールの「水浴する女」・・・。名画をゆったりと鑑賞する。
     次の部屋は薄暗かった。印象的な絵画が一点だけ照明を浴びていた。レンブラントの「広つば帽子を被った男」である。
     レンブラントは17世紀、オランダの画家だ。光と影の表現がすばらしい。「光の魔術師」と称えられる。この作品は彼が29歳のときに描いた肖像画と伝えられる。
     黒い帽子。ひげの男がこちらを見つめている。きれいな瞳だ。目と目が合った。
     午後の遅い時間だった。部屋にはだれもいない。一人だけで対峙する。静謐せいひつな時間が流れる。
     帽子の男と初めて対面したのは20数年前と記憶する。佐倉市に住む友人と会い、ともに美術館を訪れた。千葉県の地方都市にレンブラントの名画があるとは。 
     美術館は化学メーカー、DICが関連企業とともに収集した美術品を公開するため、1990年に開館した。敷地約3万坪。里山の地形をいかした緑豊かな庭園が美しい。
     だが、諸事情によって2025年春、休館することになった。
     私がこの美術館を訪れる機会はこれが最後となるかもしれない。
     閉館時間は午後5時だ。
     ぎりぎりまで見届けよう。自然散策路を歩く。
     夕陽が沈んでいく。

    檸檬新報「逍遥の児」2025/2/14発行 塩塚保



    レシピです ↯


     
     
    「観る 想う 料理する」 何気ない日常の情景~料理の一皿であったり季を告げる景色だったり⭐︎暮らした国は韓国とエジプト note創作大賞2026/2025/2024中間選考通過(フード部門)  https://cookpad.com/kitchen/3332109

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