
一月十五日 小正月 小豆粥
一月十五日といえば「成人の日」!
と、つい答えてしまう世代。
1948年「貧しさに負けず、国を支える人材として成長してもらいたい」という趣旨から政府が制定した一月十五日の「成人の日」も、2000年以降、一月の第二月曜日に変更され、四半世紀経ってやっとそれに慣れてきた世代でもあります。
一月十五日といえば小正月の小豆粥!
こちらは何十年変わらず私の暮らしに刻まれています。
毎年一月十五日の朝、といっても我が家ではブランチの時間ですが、小豆粥を拵えて、輪島塗のお椀によそっていただきます。

40年以上前
実家からもらってきた輪島塗会席本膳セット
4種類のお椀と四脚膳を家族分5セットもらったのが、劣化していき、
今はこれだけしか残っていません
お膳は李朝十二角膳( 小盤)

前夜、小豆は煮ておき、いくらおろし和え、玉子焼き、青菜の山葵醤油和え、金ごま豆腐の味噌汁仕立て以外は作っておきます。
そうすると慌ただしい支度にならずにゆとりを持って準備でき、気持ちのいい十五日の朝になります。
小正月 小豆粥 一汁七菜
小豆粥
金ごま豆腐の味噌汁仕立て
鮒の甘露煮
いくらおろし和え
酢蓮根と人参、午房のお煮しめ
玉子焼き
鶏肉の信田巻き
アスパラ菜と水菜の山葵醤油和え
糠漬け〜ラディッシュ、赤かぶ、キャベツ芯、大根

おめでたい器を用意
伊万里色絵四君子文七寸皿 明治
四君子とは、蘭、竹、菊、梅の四つの植物のこと

いくらおろし和え~贅沢しちゃったわぁ、やっぱりピッカピカの存在感
鮒の甘露煮~いただきもの
酢蓮根と人参、午房のお煮しめ~混合出汁、純米酒、味醂、塩、醤油少々

玉子焼き~卵、プレーンヨーグルト、マヨネーズほんの少し、アガベシロップ、塩麴
鶏肉の信田巻き~塩麴と米粉、粉山椒で調味した鶏ひき肉を開いた絹油揚げの上に広げ、塩少々で下茹でしたインゲン豆と人参を置いて巻き、純米酒、昆布、水、醤油、みりんで煮含める
アスパラ菜と水菜の山葵醤油和え~鰹出汁、醤油、練り山葵

市販の金ごま豆腐で作る汁物
粟麩や蓬麩で作りたかったのだけれど、この時期はスーパーには置いてないのでごま豆腐に変更
濃い目の鰹出汁で作ったお味噌汁をそそぎ、練り辛子を添えます

幾つかつぶれた小豆があって、お粥に小豆の旨みがとけて美味しいんです
糠漬けはラディッシュ、赤かぶ、キャベツ芯、大根

清々しい小正月です

小豆粥にはお塩は加えないで、おかずをいっしょに美味しくいただいたのでした
うちごはんは甘さ、塩分も薄味にできて、おかずも自分たち好みのものを用意できて、
ほっこり食事の後の余韻ににっこり
夫は小豆粥3杯おかわりしていました
今日は風もなく、冬晴れのおだやかな一月小正月
ずっとずっとず~っと昔
私が幼かったころ
母と母の姉妹五人で母たちの実家に集まり、義姉も加わった女たちの小正月~女正月~を楽しんでいたことが、ふっと昭和の映画のワンシーンのように脳裏に浮かんだのでした。
今年も小豆粥をいただけて、お天道様
ありがとさん。
*レシピです ↯