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えきねっとを覚えたら、今度はteppay。列車の旅は、覚えることがいっぱい。

    旅に出るなら、ほとんど車でした。

    好きなところに寄れて、荷物も気にしなくていい。城巡りも街歩きも、まず駐車場を調べるところから始まります。

    ところが最近、列車の旅も気になるようになりました。

    スマホで切符を予約して、新幹線に乗ってみると、これがなかなか楽しい。運転せずに景色を眺められて、帰りには一杯飲める。車派の私には、なかなか魅力的です。

    そんな楽しみを覚え始めたところで、さいたま市の鉄道博物館へ行ってきました。

    列車を見ていたら、自分の昔が出てきた

    館内には、さまざまな列車が並んでいます。

    模型の街にも、電車や貨物列車、新幹線が走っています。「ああ、この間乗ったものだな」と、つい目で追ってしまいました。

    以前なら、ただ「新幹線だ」で終わっていたかもしれません。自分が乗っただけで、列車が少し身近になる。不思議なものです。

    そして、昔の列車の車内で駅弁を食べていると、展示を眺めていたときとは違う記憶が蘇ってきました。

    車内で広げた駅弁。冷凍ミカン。たばこの煙。

    今思えば、ずいぶん違う車内の風景です。懐かしいものも、今なら困るようなことも、一緒になって思い出されます。

    修学旅行で乗った、昔の新幹線のことも浮かんできました。

    列車そのものには詳しくありません。それでも、乗ったときの記憶は、案外残っているものなんですね。

    切符を切る駅員さんに憧れた少年時代

    昔の駅を思い出すと、改札の駅員さんの姿も出てきます。

    鋏をカチカチと鳴らしながら、差し出された切符に、次々と鋏を入れていく。あの動きが、子どもの私には芸術的に見えました。

    切符を受け取り、鋏を入れて返す。その合間にも、カチカチと音がする。

    「自分も、あんなふうにやってみたい」

    そんな憧れがありました。

    夏休み、田舎へ一人で出かけたときの列車も思い出しました。細かなことは忘れていても、列車の色や、一人で旅をした記憶は残っています。

    ずっと車派だったつもりの私にも、人生のところどころに列車がありました。

    鉄道博物館は、列車を見る場所であると同時に、自分の昔を思い出す場所でもありました。

    えきねっとを覚えたら、今度はteppay

    あの頃は、鋏の入った紙の切符。今は、スマホで予約して改札を通る時代です。

    私も上田への旅行で、ようやく「えきねっと」を使ったチケットレス乗車を覚えました。

    「これで少しは、今どきの列車旅ができるな」

    そう思ったところへ、今度は「teppay(テッペイ)」です。

    モバイルSuicaのアプリ内で使えるコード決済で、利用者同士で残高を送り合ったり、自分のSuicaにチャージしたりできるそうです。

    ただし、teppayの残高のままでは改札を通れません。電車代に使うにはSuica残高へ移す必要があり、一度移した残高はteppayには戻せないとのこと。

    便利になっているのは分かりますが、覚えることも増えていきます。

    PayPayの次はteppay。こちらが一つ覚える間に、時代はもう次の駅へ進んでいるようです。

    新幹線には乗れても、時代の流れに乗るのは、なかなか大変です。

    それでも、上田へ行ったときも、行きたい気持ちがあったから予約の仕方を覚えられました。新しい仕組みも、必要になったところから、一つずつ試していけばいいのでしょう。

    昔は冷凍ミカン、今はシウマイ弁当

    そんな私にも、最近の列車旅で、すっかり覚えた楽しみがあります。

    崎陽軒の「シウマイ弁当」です。

    なぜかこれにはまっていて、旅のお土産にと、気づけば毎回買っています。行き先は変わるのに、持ち帰る弁当は同じです。

    もう少しいろいろ試してもよさそうですが、結局また買ってしまう。こちらは一度で覚えて、復習にも熱心です。

    昔は冷凍ミカン。今はシウマイ弁当。

    切符や支払い方は変わっても、列車の思い出には、どうも食べ物がついてくるようです。

    車で行きたい場所は、今もたくさんあります。そこへ最近は、「ここなら列車で行くのもよさそうだな」という楽しみが加わりました。

    次は、どこへ行こうか。放課後の旅はまだまだ続きそうです。


     
     
    城巡りや街歩き、おいしいものと、ときどき一杯。定年後をどう楽しむか、まだ試行錯誤の途中ですが、好奇心だけは現役です。旅も読書もAIも、気になったらまずお試し。小さな発見や、ときには失敗もつづりながら、人生の「放課後」を楽しんでいます。

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