
チップ乞食、家を買う(概要)
家を買うなどという贅沢が入り込める余裕など皆無と言って差し支えのない人生だと常々思っていたけれど、今日私はその売買契約書にサインした。
いや待て。まだワタシが不動産業者で、売る側という可能性が残っている。ワタシの職業を確認しよう。不動産業者でもなければその業界に少しでもカスっている業種でもない。ということは残念ながら買う側だ。借金まみれの人生がスタートした。
ことの発端は、ワタシが務める会社が従業員への家賃補助を終了するという話が出たこと。
そこかしこで不景気を感じるこのご時世であるが、例外に漏れずワタシの会社もその煽りを食らっている。
今のところワタシは会社からあっせんされた賃貸に住んでおり、言えば割と驚いていただける額の家賃補助を受けていた。もちろん言わない。
しかし、ゆえにその物件は割高であり、住むときに仲介業者からは「あ~ここは正直割高っすからねえ~。家賃補助ありきで住む人しかいませんね。普通に住む人はまず居ません」と言われている。家賃補助がなくなってしまったら、ワタシは世界で初めてこの住居に普通に住んだ人となってしまうという訳だ。それだけは避けなければならない。ちなみにそれがなくとも、チビが生まれてからというもの加速度的に狭くなっていく1LDKに辟易が止まらなかったので逆にもう好機と捉えて家探しに踏み切ったという次第である。
そして何やかんやあって家が見つかり、無事に住むことになった。ワタシの人生も第七章か第八章か、その辺に進んだ感がある。この人生はあと何章あるんだろうな。
ちなみにどう考えても肝心なところを割愛して結論までぶち抜いたのはもう書き疲れてきたからである。すみません。来年の創作大賞で詳細を含めた全貌の記事を書いてやろうかと思ったけど、多分その頃にはここ最近のドタバタや情熱、思い出も塵と消えていて思い出せないのだろう。悲しい話である。
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