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【詩】微笑

    おなかの水面に
    一瞬鼻先で
    微かに波紋だけをつつきだし

    くるりと身をくねらせて
    Sの字の曲がったところで
    微妙にわたしの内臓を擦って

    元いた暗がりに帰っていく

    くすぐられたような
    そうでないような

    くしゃみの出る前のような
    顔になった

     
     

    久海

     
     
    久海(くみ)と申します。 四半世紀ぶりにことばと向き合い、詩を書くようになっていました。感情に名前を与えることで、人は自分の輪郭を取り戻せる。モヤモヤしているけれど言葉にできない、そういうなにかの輪郭をそっとなぞることができたらと思います。

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