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漫画家アシスタント物語 もう終わりで章 〈7〉 もう終わりで章の「最終回」?

     
    《 写真上: 私のカミさんの実家です。 チェンマイ市街から遠く離れた古い家で、隣の家の鶏小屋が毎朝うるさいド田舎です。最近屋根だけ替えましたが、中はボロボロ。建て替えて、ここで暮らす予定です。2017年10月 》
            < この『もう終わりで章〈7〉』は、文庫本約8ページ分 >
     
     

    「もう終わりで章」は、独立した「章」ですので、「古い話で章」の続きではありません。 無料で、各話、お楽しみいただけます!
     
    ただし‥‥ 各話が連続していますので、
    「もう終わりで章〈1〉」からお読みいただく方が、よろしいかと思います。
     
    はじめての方は、
    「マガジン:第1章、第2章」(無料)がお薦めです!

     
     
     
                その13 最終回( 前編 )

       《 漫画家アシスタントが・・・・段ボール紛失に泣く・・・・!? 》
     

    ジョージ先生のアシスタントを辞めてから3ヵ月があっという間に過ぎてしまいました。

    仕事を辞める経緯については、いろいろとノートに記録してきたのですが・・・・ そのノートを船便でタイ( ※参照 )へ送ったためにすっかりブログの更新が遅くなっていたわけです・・・・・・・・・・

    いよいよ、そのノートを基にしてリアルな最後の瞬間をブログに・・・・ と思ったら・・・・・・・・・・

    なんと、その船便で送った段ボールが‥‥ 紛失!

    待てど暮らせど・・・・・・・ついに届かず!

    まさかの事態に呆然としているわけですが・・・・ この段ボールは、最後に送った段ボールの一つだったので、かなり貴重なメモやノート類・・・・ これが、そっくり紛失してしまったので泣くに泣けない状況に立ちいたってしまいました・・・・・・・・・・

    漫画シナリオ( 100編以上 )の紛失にもガッカリですが・・・・ アシスタント時代の最後のメモがなくなったのは痛かったです・・・・・・・・・・・・

    この最後の、アシスタント退職までの幾日かの出来事・・・・ それを、しっかりメモしておいた事で、逆にすっかり油断しきっている間( 3か月間! )に、その記憶は・・・・・・・・・・・・・・ 

    頭の中から真っ白に消えてしまっているのです!

    無残・・・・・・・・・・!

    そりゃね~~だろぉ~~っ!!

    でも・・・・

    ま・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    まぁ・・・・ 人生こんなもんか・・・・・・・・・・!( 意外と諦めが早い )

    これが、このブログの最終回なのか・・・・

    仕方がないので・・・・・・・・・・・・

    おわり

    ・・・・で~す。

    んじゃね~~~~っ

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    最後の仕事を終えて‥‥‥‥

     
     
     
     
     
     
     

    ・・・・ってなわけにもいかないのであり・・・・・・・・・・
     

    なんとか、印象に残っている部分だけでも書いておこうかと・・・・

    それにしても、綺麗なほど記憶がなくなっているので・・・・

    かなりイ~加減に書かざる得ない・・・・ かも知れず・・・・

    申し訳ありませんが・・・・・・・・・・

    どうか、その辺のところはご容赦( ご同情 )のほど・・・・!

    拙ブログ「 その12 」( note〈6〉)は、ジョージ先生に退職願いを申し出るところで終わっています・・・・

    早速、その続きから書き始めたいと思います・・・・
     
     

    ジョージ先生に声をかける時には、かなり緊張する‥‥‥‥( 非常に嫌な緊張感 )

    40年間も一緒に仕事をしているのに、まるで初めて会う人のように緊張する・・・・・・・・

    この事を、人にわかってもらうのは難しい・・・・ 何故なら、普通なら毎日接しているような人と、会うたびに初めて会うような緊張を感じるなんて‥‥

    とても奇妙な話だからです。

    勤続39年間で、「 普通に 」接した事も、接して貰った事も、ただの一度もない「 貴重な約40年 」も・・・・ いよいよ終わりが近づいています。

    2017年6月の初旬・・・・・・・・

    私は、仕事の終わりの時間にジョージ先生の背後から声をかけます・・・・

    「 センセ・・・・ 」

    「 うぃ・・・・・ 」

    私は、自分に鞭でも入れるような気持ちで・・・・

    「 あの・・・・ 長くお世話になりましたが・・・・ 今月いっぱいで・・・・・・・・ 」

    「 ・・・・・・・・ 」( 『 来たな 』・・・・という感じが先生の背中ににじむ )

    「 仕事を辞めてタイで隠居したいなぁ・・・・ と・・・・・・・ 」( 後半の声は消えるように・・・・ )

    先生は即座に・・・・

    「 うぃ、それもイ~んじゃねぃ~か 」

    とても静かに・・・・

    『 ここの店は、ギョーザも美味いな・・・・ 』

    みたいな感じで何気なく応えていただきました。

    「 それもイ~んじゃねぃ~か 」

    私が辞める事は、以前から仕事場の先輩Mさん( 勤続41年 ※参照 ) )にも話していたし、今年の年賀状の挨拶文にも「 楽隠居したい 」と書いていましたので、先生は薄々察してくれていたのだと思います。

    「 長い間‥‥ 本当に、いろいろとお世話になり・・・・ ありがとうございました 」

    「 ・・・・うぃ・・・・・・・・ 」
     
     

    ま・・・・・・・・

    こんなもんです。

    6月は、まだ仕事が一本残っているので、その作品が最後の仕事になるわけです。

    少し、時間があるので後任のアシスタントや仕事場の管理上( 用具購入や掃除など )の引継ぎなど、若干の問題を軽く処理・・・・

     

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    秋山プロで、臨時の助っ人として背景を手伝ってくれた女性。左の椅子が私の席。まぁ‥‥この記事を読まれている可能性は0.1%もないと思いますが、ご不都合があったら、ご連絡を!

     

    時間はあっという間に過ぎていきます・・・・・・・・

    実は、私が辞める事をジョージ先生に告げる1ヵ月ほど前に、アシスタントの先輩であるMさん( 62歳 )が脳溢血で倒れるというアクシデントがありました。

    公営ギャンブルで遊んだ帰り道に具合が悪くなり、自宅に帰り着いた時には意識を失う寸前だったのです。( 脳内出血の場所が1㎝ズレていたら植物状態になっていたそうです )

    息子さんが救急車を呼び、幸いにも軽い症状で済んだため、2週間の入院と1週間ほどの休養で仕事に復帰する事が出来ました。( 一時は皆、復帰は無理じゃないか、と考えていました )

    休養後に仕事場へ復帰した時には、まったくいつものMさんでした。

    私は、数日、ガリガリと作画作業に向かうMさんの姿を見て、安心して退職願いを申し出る事が出来たわけです。

    脳溢血で倒れる前のMさんは・・・・

    「 わしゃ~の~、酒もタバコも絶対にやめんケ~の~! 」( 酒もタバコも健康の秘訣だと言わんばかりに )( 43年間の東京暮らしも関係なくベッタベタの広島弁! )

    ・・・・と、大きなお腹をゆすってタバコをブカブカふかしていたものですが・・・・・・・・

    脳溢血で倒れた後は、人が変わったようにおとなしくなって、酒もタバコも完全に絶ってしまいました。

    Mさんが入院していた数週間の間は、助っ人のアシスタントを編集部で準備してもらって急場をしのぎましたが・・・・ 今度は、私が辞めるのでMさんが若い臨時のアシスタントさんと共に頑張る事になったわけです。

    さて・・・・

    44年間連載が続いたジョージ先生のライフワークである「 浮浪雲 」についてですが・・・・・・・・・・

    私が先生に退職願いを申し出てから少しして・・・・・・・

    担当編集員氏から連載の終了が近いかもしれないとの話を聞きました・・・・

    「 9 月に『 浮浪雲 』( ※参照 )が終わる事になりそうです・・・・ うちとしては続けて欲しいんですが・・・・・・・・ 」

    まさか、私の退職がジョージ先生の連載終了の契機になったわけではないと思うのですが・・・・・・・・

    この事は、どうも、先生は随分と前から考えていたようです・・・・・・・・

    「 浮浪雲 」の連載が44年、私の秋山プロでの勤続年数が39年・・・・・・・・

    長いような・・・・ 短いような・・・・・・・・

    過ぎてしまえば・・・・・・・・

    あっという間・・・・・・・・

    いや、ホントに!

     
     

    追記:この「最終回」の部分は、想定以上に長くなりましたので、数回に分割しました。 次回、「中編」へと続きます。 いつもの形式とは違いますが、最後だと思ってお許しください。

        
     
     
      
        「 漫画家アシスタント物語 もう終わりで章〈8〉」へつづく・・・・
                    「もう終わりで章〈6〉」へもどる‥‥
                             「もくじ」 へ‥‥
     
     
     
     
     
     ~~~ 参照  もう終わりで章〈7〉~~~

    【その13】
    ・タイ :
     30年前から老後は、タイへ移住しようと考えていました。日本で安い年金で暮らすのは、生活保護を受けて暮らすより過酷だからです。タイが天国だというわけでは決してありません。
    ・Mさん : 広島出身の漫画家アシスタント、秋山プロでの勤続は私より1年ほど長い。拙ブログ本編でも以前に登場していただいた。個性的で気取らない性格で人から好かれるため、金には縁がないが友人が沢山いる。
    ・浮浪雲 : 1973年に「ビッグコミックオリジナル」に連載が開始かれてから44年、2017年9月、ついに完結して連載終了。斬新で特異なキャラクターで数回テレビドラマ化された、この作品が好きで私はジョージ先生のアシスタントになりました。

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    42年、漫画家アシスタントをやって・・・ 馬鹿な男が残したかった・・・教訓! 挫折と後悔の手記を・・・ 全漫画家アシスタントと全漫画家志望者へ!   アシスタント歴:ジョージ秋山、かわぐちかいじ他 1987年ヤングジャンプ青漫賞デビュー 宝塚大学背景美術非常勤講師2010-16年

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