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どうにもならない事を、皆願う。

    夏休みと三連休が重なった昨日まで、島には多くの観光客が訪れていた。しかしこの数日、天気は大荒れ。遠くの台風がいつまでも影響し、大雨と強風が続いている。

    最近の悪天候で、僕はずっと晴れ間を待ち望んでいる。日に浴びる時間が減り、肌もいくぶん白くなった気がしている。肌の白化と気分の落ち込みには、強い相関関係があるようだ。

    観光客が増えると、自分の仕事も忙しくなる。観光業ではない仕事だが、島の産業の多くは観光客数と連動している。この島は観光で回っているのだと、こういう時に改めて実感する。

    そんな天気の中、観光客を見かけると、つい「せっかく来たのに可哀想だな」と思ってしまう。最近の僕は物事を悲観的に捉えがちだ。「仕事も忙しいわ」、「日光を満足に浴びられない日が続くわ」で、思考が少し“ひねくれている“からだと分析する。
    すべてはこの天気のせいだ。

    離島観光は、やはり天気が命である。青い海も、映える街並みも、自然の景色も、すべて晴れの日があってこそだ。
    雨の日の楽しみ方といえば──
    鍾乳洞や市場巡り、工房での手作り体験くらい。あとは飲食店やお土産屋とか…?
    それはそれで楽しいのかもしれないが、やはり「離島を旅した!」という感覚を得にくいように感じる。

    島に移住して数年になるが、観光業はどうしても天候に左右されるものだと思う。それでも、この島を訪れてくれる人たちには、晴れの日の島を楽しんでほしい。

    天気は誰にもコントロールできないが、せめて滞在中の数時間だけでも、青空が顔を出してくれることを願っている。
    しかし、新しい台風が今日、発生したらしい。そのニュースを見た瞬間、怒りとも諦めともつかない感情で一瞬だけ気が狂いそうになり、ふと無力さだけが残った。笑

    天気というどうにもならないものに、きっと誰もが、どうにもならないのに願いを込めているのだと思う。

    ⚠️タイトル画像は、近所で見かけるオオコウモリ。「オオ」が付くこともあって、カラスよりでかい…。島のカラスは内地のカラスより、小さい。



     
     
    沖縄の離島で読書・釣り・酒・料理を楽しみ、日々の幸福を綴る。理想だけではない島暮らしの「戦い」を本にまとめました。一人でも多くの方に思いが届きますように。 📕著書『離島のスローライフは、戦いだ。』 https://www.amazon.co.jp/dp/B0GRYKHLS9/

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