
「不良が更生したら偉い」に感じてた違和感の正体。ふつうに真面目な人こそ、いちばん強い
こんにちは、とふうです。
先日、Netflixのリアリティーシリーズ「ラヴ上等」が法務省とコラボして、「更生上等」「立ち直りって、ラヴだ」なんて書かれたポスターを、全国の更生保護施設などに掲出するというニュースを見ました。
「行政がこんな番組とコラボするんだ・・・」
と、正直かなり驚きました。ポスターに写る出演者は全身タトゥーだったりして、ビジュアルもかなり強め。「被害者の痛みが軽く扱われているのでは」という批判も出てます。そりゃそうですよ。
法務省が「決して犯罪を肯定するものではない」」とコメントを出したけど、今さらどうなのと。
更生した人がすごいんとかじゃなくて、ふつうに、地味に、ずっと真面目にやってる人のほうが、よっぽどすごいよ。
そう思います。
そもそも、昔からちょっと引っかかっていたことがあります。
不良だった人が、ちょっといいことをすると、「あの子、頑張ってる」「すごいやん」って、まわりが一気に持ち上げる、あのノリです。テレビでもよくある構図ですよね。
昔は「夜回り先生」こと水谷修さんのように、深夜の街でヤンキーや薬物依存の少年少女に声をかけ続ける活動が、話題になったりしてました。(もちろん、更生することは素晴らしいのですが)
荒れていた子が立ち直る、更生を支える、というストーリーには、昔からずっと人の心を動かす力があります。
きっと、ギャップがあるからですよね。
でも、その一方で、ずっと真面目に、コツコツやってきた人は、褒められることも、注目されることもない。むしろ「そんなの普通でしょ」で片付けられてしまいがち。
だいぶ前ですが、ザブングルの加藤さんが、「不良が更生したくらいで評価される風潮が気に入らない」というようなことをテレビで話していたのを覚えてます。たしか、「人志松本の〇〇な話」だったかな。
加藤さんのように、ずっと真面目にやってきた人からしたら、ある意味当然の感覚ですし、私もめちゃくちゃ共感しました。
加藤さんの発言、はっきり覚えてませんが、こんな内容でした。
「俺はずっと真面目にやってんのに、なんぜあの不良ちょっといいことしだだけでちやほやされるねん。絶対俺の方がすごいやろ」
「悔しいです!!」
加藤さんの定番ギャグですが、今までみたどの「悔しいです」よりも感情が入り、さらに哀愁さえも漂っており、破壊力がすさまじかったです。
似たような話は、漫画こち亀でもあります。
部長が、昔は不良だったけど更生して社会人になった男を連れてきて、中川と麗子がその男を褒めるんです。それを見た両津が、こう言い返します。
「えらいやつってのは始めからワルなんかにならねえの!」
そして、続けます。
「こいつなんかわがままで勉強もしないでやりたい事やってそれがやっと普通のレベルに戻っただけだぞ。ごく普通に戻っただけなのにそれを偉い、立派だと甘やかしている」
はじめから真面目に生きてきた人のほうが、本来はよっぽど偉い。ちょっと乱暴だけど、妙に芯を食った正論だと思います。
悲しいかな、真面目な人は、目立ちにくい。
だって、良識があるから、自分から「私、こんなに頑張ってます」なんて言わない。誰かと揉めないように、大きな声も出さない。
わかる人には、その奥ゆかしさ・謙虚さが伝わるのですが、多数には気づかれにくい。
でも、「目立たない=物語がない」ではありませんよね。
誰にだって、物語はあります。
真面目にやってる人ほど、内側には、誰にも言えない悩みや葛藤、孤独、それでも投げ出さなかった理由、みたいなものを、ちゃんと抱えてる。
ただ、それを見せていないだけ。
もし、あなたが、「自分には発信できることなんてない」って思っていても、そんなことはないです。
派手な過去も、劇的な転機もない。そんな、ふつうの日々の中にも、ちゃんと物語はあります。
言葉にしないだけで、それぞれ深い言葉や考えを秘めてます。試しに、今日あった出来事とかをいざ書き出してみると、芋づる式にいろんなことが出てきたりしませんか。
私自身も特別な経験なんてない、ただの会社員ですが、日々のなかで感じたことを言葉にして、発信を続けています。
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