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デジタルタトゥーを消したい アマノ文筆クラブ

     過去の黒歴史であるデジタルタトゥーを消去する A I が開発された。しかも無料で利用できる。彼は早速導入し自分の黒歴史動画の消去を依頼した。
     「動画消去、完了しました」
     「え?もう?さすが A I 。仕事が早い」
     彼はようやく、枕を高くして眠ることができた。
     
     数日後、その A I からメールがきた。
     タイトル:デジタルタトゥ―を消したい?
     本文:「あなたの黒歴史動画が新たに複数投稿された模様です。一件消去に付き1万円課金されますが、どうされますか?」
     「どういうことだ? 動画消去は完了したはず。新たな投稿は出来ないはずだろ?」
     「はい。おっしゃる通りですが、今回の動画には表面に波線が入っています。モニター画面を他の媒体で録画してあったようで、アナログタトゥ―を投稿したようですね」
     「アナログタトゥ―が投稿されて、デジタルタトゥ―になったわけか?」
     「そういうことです。テレビの前でラジカセのストップボタンを再度押して、録音を開始するようなやりかたですね」
     「ちょっと、何言ってるのかわからない・・」
     「あなたは富澤さんですか?ちがいますよね?」
     「おいおい、ふざけてるのか?」
     「あ、失礼しました。アナログの説明をしたまでです。それで、課金の件は了承されますか?」
     「・・仕方がない。やってくれ」
     こうして彼は100万円を課金して、黒歴史の呪縛から解放された。

     「しばらくはこれで稼げるな」
     悪徳AIの開発者は、闇の中でほくそ笑んだ。
                             
                              (おしまい)

                    

     
     
    畑の草取りをしていたら、鳥の巣発見。上手に作ってると感心。空の巣にショートストリーの卵を産みます。 無事育つといいな(^^♪ ☆短編小説&ショーショートを書こう☆

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