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Photo bykanasiiutage

天声トラ語|君たちはどう死ぬか

    死は、もっとドラマチックだと思ってた。心臓が止まって、世界が音を失って、誰かが涙を流してくれる。そんなやつ。でも現実の死はそんなに気が利いてない。

    たとえば、「大人になれ」と言われて感情のスイッチを切った日。やりたかったことを「今じゃない」と見送った夜。「違う」と思いながら「はい」と答えてしまった朝。そのたびに、心がちょっとずつ削れていく。

    誰もそれを「死」とは呼ばない。だからこそ、処理されずに積もっていく。仕事のタスクみたいに。洗ってないコップみたいに。はっと、気づいたときはもう笑えなくなっている。そこにいるのは、生きてるっぽい何か。それで良かったんだっけ?

    死って、ただ心臓が止まることじゃない。問いをやめること。「選ぶ」ということから逃げること。傷つくのが面倒で、感情のスイッチをオフにすること。誰かがどうにかしてくれるだろう、って思考停止すること。呼吸だけを続けて、内側が空っぽになっていく、その過程。それもまた、死だ。

    君たちは本当に死にたいのだろうか。その答えは誰にもわからない。けれど、ほんの少しでも「これで良かったのだろうか」と立ち止まれるのなら私たちはまだ生きている。心が擦り減っていたとしても選び直せる。

    君たちはどう死ぬか。私はまだ生きたい。ボロボロでも、不格好でも、生きたい。そして、書きたい。生きてるままの言葉で、誰に届かなくても、自分にだけは届くように。それを、書き続けたいんだ。












    (602文字)








    君たちはどう生きるか、まだ見て無いんだよね。録画したから、はよ見よ。
    人は忘れられた時に死ぬってヒルルクが言ってたよ。(ワンピース参照)私が死んだとき、誰かの心に私の言葉が残ってたらそれは素晴らしいこと、なんだけどなぁ。

    #天声トラ語


    #青ブラ文学部

    山根さんお借りしました。ありがとうございます!

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    36歳プロ社畜。腰痛と四十肩。欲しいもの余白。 ダークファンタジーと恋愛、時々ホラー。 第三期サンクチュアリ出版正直レビュアー♡ 創作大賞2025中間選考通過/エブリスタRising Star選出/カクヨムコン11中間選考通過

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