
私が産前産後にこだわる理由#2
そんな自分の産後の体験から
「産後ケアの大事さを伝える人になりたい」と
考えるようになりました。
”産後”ケアの専門インストラクターに
その後、私が効果を実感したエクササイズを考案した産後ケアNPO団体のインストラクター養成コース(@東京)を半年間受講。認定試験に合格し、インストラクターとして静岡県島田市で活動をスタートさせます。
「子どもを産んだらしばらく運動はできないと思ってました」
「バランスボールエクササイズがこんなに楽しいなんて!」
「産んだら産後ケアが必要だって1人目の時から知っていたかった」
活動の中で出会ったたくさんの女性の声を聞いた時、
「私もそう思ったんですーーー!!!」という気持ちと共に
胸の奥が震えるような喜びを感じました。
この時の私の頭の中には”産後”しかなかったとおもいます。
実体験からの”産前”への関心
3年ほど活動を続けた頃、第3子を妊娠し、
”産後ケア”という言葉を知ってから初めての妊娠生活を過ごしました。
毎日のようにバランスボールに座って弾んだり、臨月まで山登りをしたりととにかく動き回って筋力がつくよう意識して生活したり、
眠りが浅い時、腰や肩が痛い時にはそれらを調整するセルフケアを実践。
産後の生活を見通した準備も初めて夫婦でやりました。
そんな過去2回の時とは全く異なる
妊娠期〜産後期を過ごした私が感じたこと、それは
妊娠期からの適切な運動&心身のケアは
出産後の赤ちゃんとの生活に大きな影響を与える、ということ。
そして
”出産後よりも出産前からのケアがより効果的である”ということでした。
「これから出産をする女性たちに
“産後”ケアだけではなく”産前”からのケアを伝えていきたい」
3回目の出産の経て、そう強く思うようになっていったのです。
コロナ渦で、個人で、不安と焦り
そんなおもいを強くしていた2020年4月頃。
新型コロナウィルスの影響で生活が一変しました。
それをきっかけにそれまで所属していた産後ケアのNPO団体を抜けて、
新しい働き方をしながら、フリーのインストラクターとして
自分にできることを考え始めました。
産前からのケア&出産準備を実践して臨んだお産と、
そうではないお産。どちらも体験した上で
妊娠期からの準備が
育児する母親の精神状態や、出産後の母体の回復、
新しい家族との関係性にも大きな影響を与える、と学んだ私。
すっごく大事だし、伝えたい。
でもこのコロナ渦で私ができることってなんだろう?
個人の力でいったい何ができるんだろう?
頭の片隅でそんなことを考えつつも
嵐のように慌ただしい、仕事と子育てに
ただ流されていくように感じる毎日。
やはり副業をしながら個人で事業をやっていくなんて
私には無理だったのかも...。
それでもチラチラ目に入ってくる
コロナの影響で両親学級の中止、立ち会い出産の制限といった情報。
今までよりも母親が孤立しやすく、行動が制限されている現状に
ドキドキし、それでも何もできない自分にモヤモヤしました。
どんな社会になっても変わらないこと
モヤモヤを感じながらも少〜しずつ、慌ただしい毎日の中に時間を見つけ出しながら新しいプログラムをつくり始ました。
今回のコロナのような事態がいつまた起こるかわからない。
もう2度と起きないかもしれないし、
今はまだ想像できないもっと驚くようなことがあるかもしれない。
でもどんな時代になっても
女性が命を授かり、この世に新しい命が誕生する、
という生理に変わりはないはず。
自身の妊娠・出産に希望を感じたり、
不安を感じる女性がいることもきっと変わらないはず。
そんなことを自分に言い聞かせるようにしながら
オンラインで妊婦さんとコミュニケーションをとりつつ
一緒に体づくりができるようなプログラムを考えたりもしました。
これまでの経験全てが、こだわりたい理由
第一子出産から、今まで。
私自身がひとりの”人”としてその時その時に感じた
驚き、感動、苦しみ、喜びなどの感情が
私を動かす理由になっているのだとおもいます。
コロナ渦でも、初めてでも、経験があっても、高齢出産でも。
誰もが不安なく、心地よい体で、
新しい家族が増えるという一大イベントを喜び、楽しめるように。
これからもそんな理想的な未来に少しでも近づけるよう
コツコツやっていきたいとおもっています。
▽この記事を書いた人
松浦ゆうこ
東京生まれの下町っ子。現役パート保育士。高校時代にダンスに目覚め、都内スタジオへ通い詰める。都内で幼稚園教諭として5年勤めたのちワーホリでオーストラリアへ。結婚して静岡県に移住し、現在10歳、9歳、3歳児の母。
産後専門インストラクターの経験を生かしてバランスボールエクササイズのレッスンを開催したり、子育て支援サークル活動をしている。

