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Photo byabradi

中秋の名月ー2026

    月を見る季節らしくなりました。
    今夜は中秋の名月です。
    秋の夜空に浮かぶ月を眺めながら、 ふと窓を開けてみたくなる季節になりました。

    中秋とは、旧暦の秋──
    旧暦で秋は7月・8月・9月の3ヵ月。
    その期間のちょうど真ん中を「中秋」と呼び、8月15日をさします。
    中秋の名月とは旧暦8月15日の月のことで、(秋の)十五夜ともいいます。

    よく混同される「仲秋」は、旧暦8月全体をさすので、「仲秋の名月」と書くのは誤りなんだそうです。

    意外なことに、中秋の名月と満月は必ずしも同じ日ではありません。

    それはなぜなのか、
    月が地球の周りを回る速度は一定ではないため、 十五夜の日に満月にならない年もあります。
    今夜も満月ではありません。


    新月から満月に至るスピードが遅いと満月よりも前に中秋の名月を迎えることになり、スピードが速いと満月の後に名月になるんだそうです。

    月齢と日付のタイミング、
    新月の日を1日(ついたち)として数えはじめて15日目が中秋ですから、月齢が0.0となる新月の瞬間が、旧暦8月1日のどの時刻におきるかによっても日付と満月のタイミングに影響するんだとか。

    十五夜には、お団子やすすきを飾る風習があります。

    秋の収穫の感謝を込めて芋や豆などの収穫物を月に供えました。しかし、稲穂はまだ穂が実る前の時期であることから、穂の出たすすきを稲穂に見立てて飾ったと言われています。
    古くからすすきは神様の依り代と考えられていました。
    茎が中空(内部が空洞)のため、神様の宿り場になると信じられていたそうです。
    また、すすきの鋭い切り口は、魔除けになるとも考えられました。

    お月見のお団子の数は、十五夜にちなんで15個という説もあるし、その年の満月の数だけという説もあります。
    丸くて白い縁起物。
    里芋をお供えする地方もあるんだとか。

    秋の収穫に感謝し、 自然の恵みに手を合わせる。
    そんな昔の人の気持ちが、 今もこの風習の中に残っているのかもしれません。


    満月の前後は、月の光を楽しむ「月光浴」にもぴったりの時期だそうです。
    月には昔から特別な力があると考えられてきました。
    なので、月光浴もおすすめなんだとか。

    昔から月光浴は心身を整える時間として親しまれてきました。
    古代エジプトの女王クレオパトラも月夜を楽しんだという話が残っているそうです。

    真偽はともかく、秋の澄んだ夜空に浮かぶ月を眺めていると、少しだけ心が軽くなる気がします。

    月のきれいな夜は、ほんの数分でも月を眺める時間を作ってみるのもいいかもしれません。

    最近は忙しくて、 ゆっくり月を見る機会も少なくなりました。
    だからこそ部屋を少し整えて、 温かい飲み物を片手に月を眺めてみるのもいいですよね。
    あいにくの雨や曇り空の日は
    月の光を想像しながら秋の夜長を楽しむのもあり。

    私は夏の長い夕暮れが好きなので、 夜が長くなっていくこの季節には少し淋しさも感じます。
    それでも、 秋の月明かりだけは不思議と好きで──。

    好きな人と並んで月を眺めながら、 とりとめのない話をしてみたい。
    そんな小さな妄想をしながら、 今年も中秋の名月を楽しもうと思います。

    みなさんにとっても、心が少しゆるむ夜になりますように。

    参考資料
    ・All About「中秋の名月と満月が同じ日にならない理由」
    https://allabout.co.jp/gm/gc/458720/

    ・「月光浴することは意識レベルを上げることになります」

    シロクマ文芸部さんの企画に参加させてもらいました。



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