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23時のガストで始まる、僕のカメラ修行

    はい、こんにちは。
    前回、相棒 BMPCC4K のバッテリー事情に泣かされ、
    常に上着のポケットに予備バッテリーを大量に入れている、
    約6年前の僕です。

    カメラを使う方はよく知っていると思うのですが、

    絞り=F値
    シャッタースピード
    ISO感度
    フレームレート

    このような言葉があります。
    これらの値を駆使して、カメラマンは写真や映像を作り上げるのです。

    ………………。
    ………………。
    ………………。

    いや、なんですかそれ。

    映画サークル出身と言っても、
    撮影の知識に関してはまったくの初心者だった僕には、まるで呪文。
    自分が撮った映像をネットの映像と見比べると──

    なんか全然違う!
    明るすぎるし、ぬめっとしてるし、ボケもイケてない。
    ネットの人たちの映像は、もう本当に美しい。

    これはいけない。
    ちゃんと勉強しないとダメだ……!

    そう思い立った僕は、後輩の“先生”に電話しました。
    (※後輩だけど“先生”。このややこしいあだ名の理由は、新歓でデカい身体と圧倒的オーラで先輩たちを黙らせたからです。)

    僕「もしもし」
    先生「あーお疲れ様です」
    僕「お願いがあるんだけど」
    先生「はい、なんでしょう?」
    僕「カメラ教えてくれない?」
    先生「はい、いいですよ!」
    僕「ありがとう!いつ空いてる?」
    先生「あー今からいけますよ!」
    ──今から?
    時計を見ると、23時。

    先生「迎えに行きますね」
    僕「……はい」

    そうして始まった、深夜のガストでの撮影講座。
    カメラ博士でもある先生から、
    知識ゼロの僕はスポンジのように学びを吸収していきました。

    気付けば深夜3時。
    ガストの営業時間も終わり、勉強会はお開きに。

    先生、あの時は本当にありがとうございました。


    【おまけの話】
    先生はとにかくフットワークが軽いんです。いわゆる “ふっかる”。
    大学時代、先生は8人乗りのボクシーで学校に来ていて、サークルの撮影でもよく車を使わせてもらっていました。(先生のご両親、本当にありがとうございます)

    で、そんな大人数が乗れる車があるとですね、
    当然みんなで帰ろう、となるわけです。
    その中には、学校からかなり離れた岐阜の可児に住んでいる子もいました。

    先生「よし、その子たちを家まで送ろう!」
    (なぜ!?)

    この謎の行動が“可児チャレ”と呼ばれた狂気のイベントです。
    僕はほぼ毎回この可児チャレに同行して、
    気付けば毎週、県をまたぐ大移動をしていました。

    何が言いたいかというと――
    先生は普通に頭おかしいということです。

     
     
    自主制作で映画を作っています。学生時代からカメラを回し続け、気づけば30歳に。映像の仕事をしながら個人でも撮っています。ここでは創作の裏側や日々の気づきを書いていきます。続ける人に少しでも届けば嬉しいです。

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