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Photo byqutakuta

走りたいから走るのだ

    ようやく秋らしい涼しさを感じられるようになってきた。

    ランニングにぴったりの季節だ。

    お風呂に入る前に2キロほどランニングするのが日課になりつつある。

    本当はもっと長距離を走りたいけれど、運動不足の身体にはこれくらいから始めるのがちょうど良い。

    何も考えず、無心で風を感じる。

    苦しいけれど、不思議と身体が軽くなる。

    全てから解放され、自由になれる瞬間。

    夕日に向かって走っていると、どこまでも行けるような気がする。


    昔から走るのは得意だった。

    中学の時はクラスリレーと選抜リレーでアンカーを任された。

    ゴールテープを切った時の快感は忘れられない。

    高校までずっとサッカー部だった。

    でも決してスポーツ万能ではない。

    人並みにできるのはサッカーと水泳くらい。

    体育が嫌いで、特にマット運動や跳び箱など屋内の運動が苦手だった。

    列に並んで、皆に見られながら練習するのがとても恥ずかしかった。

    思い返すと、人目を気にするようになったのはこれが始まりのような気がする。

    練習しないと上手くならないのは分かっているけれど、どうしても見られたくなかった。

    中学までの男子にとって体育は最高に楽しい時間のはずで、運動神経が良いヤツが人気者になるのは必然だった。

    そんな中で、できない自分をさらけ出す勇気はなく、なんとかしてやり過ごそうとした。

    未だになぜあんなに辛い思いをしなければいけなかったのか分からない。

    体育には健康的な身体作りはもちろん、大人になってからもスポーツを楽しむ「生涯スポーツ」に繋げるという目的もあると思う。

    体育が苦手だからという理由で、スポーツが嫌いになってしまうのはもったいない。

    ドイツでは種目ごとではなく、子ども一人ひとりの得意な「動き」を伸ばす教育がなされていると知って感銘を受けた。

    皆と同じようにできなくてもいい。

    好きなこと、得意なことにもっと目を向けられるようになってほしい。

    サッカーやランニングを好きでいられることに感謝して、スポーツの秋を楽しもう!



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    最後まで読んで頂きありがとうございました。













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