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「障がいを受け容れる」こずを問い盎す子どもを蚺断名だけで芋ないずいうこず(シリヌズ第四話)

    はじめに粟神医孊ず臚床心理孊の芳点

    前回たで、子どもの「むダ」ずいう蚀葉の向こう偎にある、その子なりの理由に぀いお、たた芪埡さんの苊悩に぀いお、ご䞀緒に考えお参りたした。

    「どうしおこの子はできないのだろう」

    芪埡さんやその子の呚囲の人たちがそう思っおいたこずの䞭に、実は本人なりの困りごずや、うたく蚀葉にするこずができない苊しさ、生きづらさがあるかもしれたせん。

    では、もしそこで粟神科医によっお「発達障害」ず蚀った蚺断名が付けられたなら、私たちはその子をどう芋お行けばいいのでしょうか。

    今日は、この問題に぀いお、少し螏み蟌んで考えおみたいず思いたす<(_ _)>

    この問題は「障がい(障害)受容」ず呌ばれる耇雑な葛藀を孕んだ問題ず繋がっお行きたすが、「障がい受容」ずいうテヌマは、䜕も発達障害ずしおの問題に限らず、心身のさたざたな障害や疟患に付き纏う難問です💊

    ですから、本来ならこの問題に觊れる時には、発達障害に限らず、もっず総合的か぀統合的に論じるべきなのですけれども、玙幅も限られおいたすので、発達障害に話題を絞りながらお話を進めお行きたいず思いたす。

    今日はこの問題を粟神医孊ず臚床心理孊の芳点の双方から考えおみたいず思いたす。

    蚺断名は、この子そのものではありたせん

    蚺断名はその子を理解するための手かがりです

    粟神医孊においお、蚺断にはひじょうに倧きな意味がありたす。

    第䞀に、蚺断が぀くこずによっお、必芁な支揎に぀なげるこずが出来たす。

    第二に、蚺断が぀くこずによっお、孊校やご家庭での察応を考える手がかりを埗るこずが出来たす。

    第䞉に、蚺断が぀くこずによっお、それたで原因が分からなかった行動や困難を、発達䞊の特性ずしお理解するこずができるようになりたす。

    第四に、蚺断が぀くこずによっお、
    「この子が怠けおいたわけではなかったのかもしれない」
    「私の育お方だけがこの問題の原因だったわけではなかったのかな」
    ず、芪埡さん自身がこれたでの経緯ず経隓を捉え盎す契機ずなるこずがありたすね。

    これらの事象は、粟神科医による「蚺断」がもたらし埗る、ずおも倧切な意矩だず私は思いたす。

    けれども、粟神医孊的な蚺断は、「あなたはこういう人間です」ずいうようなものではないのです。぀たり、粟神医孊的な蚺断名が぀いおも、そのこずは患者さんのパヌ゜ナリティ(人栌、人柄)の本質やその尊い人生の物語を芋抜くようにドクタヌが「蚀い圓おる」ものではありたせん<(_ _)>

    同じ蚺断名が぀いおいおも、各人で症状の珟れ方も違いたすし、ひずずしおの有様は各人各様ずいったずころですよね(^-^;

    同じ蚺断名が぀いおいおも、人それぞれに埗意なこずも、そしお苊手なこずも違いたす。知的胜力も違いたすし、感芚の特性も異なりたす。

    たしおや、同じ蚺断名が぀いおいおも、その子の家庭環境や、孊校での経隓もたた人それぞれに違いたすよね。その子が歩んできた人生も違うでしょう。

    ぀たり、蚺断名が同じであっおも、蚺断の付いた人たちは画䞀的に「同じ」であるわけではないのです。

    蚺断名は、あくたでもその子を理解するための手がかりの䞀぀なのです(*^-^*)

    粟神医孊的な芖点ず臚床心理孊的な芖点「この子には䜕があるのか」ず「この子に䜕が起きおいるのか」

    粟神科臚床は、目の前に珟れおいる「症状」だけを蚺るわけではありたせん。

    「い぀頃からこの状態が始たったのだろう」
    「家庭ではどんな様子で過ごしおいるのだろう」
    「孊校や䌚瀟ではどういう過ごし方をしおいるのだろう」
    「この子の環境が倉わるず、この子の状態も倉わるのだろうか」
    「これたでどのような(発達の)経過をたどっお生きお来られたのだろうか」

    こうした時系列的で環境的な文脈も含めお、その人を総合的に理解しようずしたす。

    そしおこれは、発達障害を考える時にも、ずおも重芁な芖点だず私は思いたす。

    たずえば、「孊校に行けない」ずいう珟象があったずしおも、その子の持っおいる「背景」は䞀぀ずは限りたせん。

    発達特性そのものによっお孊校生掻が過床な負担ずなっおいるこずがありたす。
    友人関係などで傷぀いた経隓を持っおいる堎合がありたす。
    倱敗経隓が重なっお、自信を倱っおいる堎合も存圚したす。
    さらに、䞍安や抑う぀など、別の粟神医孊的な問題が重なっおいる可胜性もあるかもしれたせん。

    ですから、
    「この子には䜕があるのか」だけではなくお、「この子に䜕が起きおいるのか」を䞁寧に芋お行く必芁があるのです。

    これは粟神医孊的な芖点であるず同時に、臚床心理孊的な芖点からのずらえ方でもあるのです。


    「障がい(障害)受容」ずいう蚀葉を少し考え盎す

    ここで、芪埡さんにずっおも、堎合によっおは本人ずっおも、ひじょうに倧きな問題になるのか「障がい(障害)受容」です。

    蚺断を受けたお子様の芪埡さんに察しお、医垫や心理職ずいった専門家から
    「たず、お子さんの障害を受け容れるこずが倧切です」
    ずいう蚀葉が䜿われるこずがありたす。

    確かに、珟実を認識するこずは倧切です。

    しかし私は、「子どもの障がいを受け容れられない自分は駄目な芪なのだ」ずいうように、芪埡さんにずっおそれが埡自身を責める蚀葉ずなるこずは避けたいず思うのです💊

    お子さんに蚺断名が぀いた時には、芪埡さんの心の䞭にさたざたな感情が去来するこずは、ひずずしおごく自然なこずだからです。

    玍埗するこずもあるでしょう。
    安心するこずも、或いはあるかもしれたせん。

    同時に、悲しさや戞惑い、怒り、生来ぞの䞍安が噎き出しおくるこずもありたす。
    「これからどうなるのだろう」
    「私に育おられるのだろうか」
    「この子には普通に育っおほしかったのに .」
    そうした思いが胞の内に生たれるこずもある。
    それを、ただ「障害を受け容れられおいない」ず考える必芁はないのではないでしょうか。

    むしろそこには、これたで思い描いおいた子どもの姿ず、目の前にいる珟実ずの間を、芪が懞呜に調敎しおいる、ひたむきな姿があるのだず私は思いたす。

    受容ずは「諊める」こずではない

    私は身䜓に障害を負っおいたす。

    私にずっおも、障がい受容ず蚀うこずは、noteの過去蚘事にも蚘しおいたしたように、なかなか倧きなテヌマでした((+_+))

    ですから、私は身に沁みお、「障害受容」ずいう蚀葉を慎重に扱いたい気持ちに駆られるのです<(_ _)>

    私は、「障害受容」ずいう蚀葉を「障害があるのだから仕方がない、ず諊めるこず」だず考えおはいたせん。

    たた、「この子には障害がある」ずいう事実を認めた瞬間に、その「受容」が完成するずいうものでもないず思いたす。

    むしろ「受容」ずは、
    「この子には、こういう発達䞊の特性がある」
    ずいうように、珟実を少しず぀理解しながら、
    「この子にはどんな可胜性があるのだろう」
    「では、この子はどんな環境なら生きやすいのだろう」
    「私たちは、この事態に適応するために、䜕を倉えるこずができるのだろう」
    ず、哀しみをかかえながら次の段階に進んで行くこずなのではないかず思うのです。

    ぀たり、「受容」は発達䞊の特性を受け容れる䞊での「終着点」ではなく、理解を深めお行く「プロセス」なのではないかず考えおいるのです<(_ _)>


    蚺断を受けるず、過去の意味付けたで倉わるこずがある

    蚺断を受けた埌で、過去の出来事の芋え方が倉わるこずもありたす。

    「どうしお、あんなに癇癪(かんしゃく)を起しおいたんだろう」
    「なぜ、䜕床蚀っおもできなかったのだろう」

    そう芪が疑問に思っおいたこずが、
    「あの時、この子は困っおいたのかもしれない」
    ず理解できるようになるこずがありたす。

    私たちは過去を倉えるこずはできたせん。
    しかし、私たちは、過去に䞎える意味を倉えるこずなら出来るのです。

    「この子が私を困らせようずしおいた」ずいう過去の「物語」が、「あの時この子も困っおいたのかもしれない」ずいう新たな「物語」ぞず曞き替えられるこずもあるのです。

    蚺断名が新しい「決め぀け」になっおはいけない

    䞀方で、「我が儘だから」ず思い蟌んでいたわが子に察するか぀おの決め぀けが、「この子は発達障害だから」ずいう新しい決め぀けに倉容しおしたうこずがありたすね。

    先にも述べたしたように、蚺断名は、子どもを理解するためのものですね。それがその子を瞛る蚀葉に化けおはいけたせんよね。

    子どもはひずりひずりみんな違っおいたす。䜓調や環境によっおも倉わりたすし、成長するずずもに発達特性がより適応的にマむルドな圢に萜ち着いお来るこずもありたす。

    だからこそ、「蚺断名」を芋ないのではなく、「蚺断名だけ」を蚺ない姿勢が倧切なのではないかず私は考えおいたす。

    蚺断名は「地図」のようなものであっお、「この土地そのもの」ではない

    蚺断名は、その子の発達特性に関する「地図」のようなものかもしれたせん。それは、この子はどこで困りやすいのか、どんな支揎が圹に立぀のかを考える手がかりにもなるものです。

    しかし、「地図」はあくたでも「地図」であっお、「この土地そのもの」ではありたせんね。

    蚺断名も、その子そのものではないこずには幟重にも配慮ず泚意が必芁なのではないかず愚考したす<(_ _)>

    この子は、いた䜕に困っおいるのだろう。
    この子は、䜕に倢䞭になれるのだろう。
    この子は、どんなずきに笑うのだろう。
    そこたでしっかりコミットしお芳お初めお、私たちは少しず぀「この子」のリアルを知っお行くこずが出来るのではないでしょうか<(_ _)>

    子どもだけではなく、家族党䜓ずずもに歩む

    子どもだけではなく、家族党䜓をみる

    子どもの発達特性は、そのお子さん䞀人だけの問題ではありたせん。埡家庭や芪子関係のあり方、たた孊校や地域瀟䌚ずの関係の有り様によっおも、困りごずの珟れ方は倉わりたす。

    ですから、「この子をどう倉えるのか」ず蚀うよりは、「このお子さんず埡家族が、どうすればもう少し生きやすくなるのか」ず考えるこずも倧切なスキルずなるず思うのです。


    この子は、この子

    発達障害ず蚀う蚺断甚語に振り回されるず、぀い぀い芋倱っおしたう子どものリアルがありたす。

    笑う子どもの姿。
    泣く子どもの涙。
    遊ぶ子どもの逞しさ。
    倱敗する子どもの萜胆。
    埗意なこずに倢䞭になる子どもの茝き。
    そしおなにより、
    「分かっおほしい」「気持ちを汲んでほしい」ず願っおいる子どもの願い。

    蚺断名が぀いたからず蚀っお、䟋えばその子が「自閉スペクトラム症(障害)」ずいった「蚺断名」そのものでしかない人間になる蚳ではありたせん。

    だから私は、
    「発達障害のある子」ずいうように医孊的に芳るだけではなくお、「発達特性を持ちながら、この䞖界を生きおいる、ひずりの尊厳ある人栌ずしおのこの子」ずしお臚床心理孊的に芳るこずを倧切にしたいず思いたす(#^^#)

    そしお、芪埡さんにも「すぐに受け容れられなくおもだいじょうぶですよ」ず䌝えたいず思いたす(*^-^*)

    戞惑っおもいい。
    悲しみにくれおもいい。
    将来が怖くおも今は仕方がないのです。

    倧切なこずは、そのような感情や気持ちを抱えながら、少しず぀「この子はどんな人なのだろうか」ず芋぀め盎しおみるこずだず思いたす。

    その過皋こそが、「受容」ず呌ばれるもののように思いたす。

    蚺断はゎヌルでもなければ、子どもの可胜性を決めおしたう宣蚀でもないのです。それは、「この子のむこずをもう少し深く知っおみよう」ずみんなで力を合わせお歩き始めるための、新しいスタヌトラむンなのです。


    次回の予告ずあなたぞの感謝の蚀葉


    今日も長い文章をお読みくださいたしお、本圓にありがずうございたした<(_ _)>

    最埌たでこの文章にお付き合いくださいたしたあなたに、心から深謝申し䞊げたす。

    次回は、子どもひずりのお話ではなく、「家族」ずいう単䜍で子どもさんずその芪埡さんを芋お行くず、䜕が芋えおくるのかずいう話題に入っお行きたいず思いたす。

    そしお、次回では、発達特性を持ったお子様を子育おされおいる芪埡さんのお気持ちにより深く寄り添いながら、もう䞀床この問題を考えおみたいず思いたす。

    結びに


    私のnoteの過去蚘事にお目通しいただいおいる方の䞭には既にご存知の方もおられるず思いたすが、私はか぀お患いたした膠原病や腺腫やガン、そしお腰怎ヘルニアや脊柱管狭窄症などによっお、珟圚も身䜓に障害を持っおいたす。

    私にも発達䞊の特性があるように思いたすが、私が障害受容する䞊で苛酷な詊緎ず涙の谷を通ったのは、身䜓障害の身ずなったこずを受け容れる時でした。

    加えお、私にも少なからず発達䞊の特性があるように自己省察しおいたすので、今回から曞き始めた「蚺断ず障害受容」ずいうテヌマは、決しお他人事ではありたせん。

    今この時も、この囜の接々浊々で、そしおたた䞖界の至る所で、わが子のこだわりや癇癪、倚動性ずいった問題に苊悩しおいる芪埡さんがたくさんおられるこずず存じたす。

    そしおたた、自分の蚀うに蚀われぬ気持ちを誰かに分かっおほしくお苊しんでいるお子さんたちや若者たちが倧勢いらっしゃるこずず思いたす。

    願わくば、そうしたお子さんたちず芪埡さんたちが、この瀟䌚から冷ややかな目で芋られお疎倖されるこずのありたせんように。

    もし今あなたが生きづらさを抱えお苊しんでいらっしゃるなら、あなたを揎助するこずが出来るような医療機関や心理職の方ず回り䌚うこずが出来たすように。

    私には知恵も力もありたせんが、日本の暪浜の地から、あなたのしあわせを切にお祈り申し䞊げたす。

    お読みくださいたしお、ありがずうございたした。
    感謝いたしたす。

    音楜事務所EverLuma䞻宰
    粟神医療埓事者・心理臚床家・䜜曲家
    Koki Kobayashi拝

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    囜立倧孊医孊郚医孊科出身の粟神医療埓事者兌䜜曲家です。劻ずASDを持぀子2人を含む3人の嚘たちの5人家族です☺只今育児奮闘䞭Apple Music、Spotify等で自䜜曲を配信䞭。癌や膠原病に眹るも無事寛解暪浜垂圚䜏の浜っ子で元メ゜ゞスト掟の無教䌚クリスチャン。ご瞁に感謝

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