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Photo byminamikawachi

町石道に向けて(2:河原の石川五右衛門)

     はじめましての人も、前から知ってる方も、ごきげんよう。
     岡埜 由木古です。

     ピンクレディー『渚のシンドバッド』の替え歌として、大瀧詠一が作詞したものの、公式な販売許可は下りなかった作品だが、私はかなり好き。

     町石道エピソードの続きです。

    2025年9月10日
    (文字数:約1400文字)


    石川河川公園沿い

     23.5キロも歩き続け切れる道が、大阪府内のどこにあるかと言えば、自宅近くでは石川沿いの河川公園。

     余談だが南河内の石川は石川五右衛門の出生地とされている。
     もちろん諸説ありまくるんだが、伝説的要素をなるべく省きリアルな人物像を取り出した場合に、出生地である可能性が濃厚。
     ちなみに石川は石川源氏発祥の地でもある。早い話が平安時代からの武家一族であり、楠木正成もここに繋がる。

     そこを八月中旬と下旬の2回、
     本番に備えて朝8時から、少なくとも4時間以上はかかるものと想定し、ただひたすらに歩き続けたわけだが、
     ひー(;∀;)ひひー

     2時間ごとにヘロヘロになっていた8月中旬と比べて、
     8月下旬は比較的風が通ってくれた事と、充分な量の塩あめを用意していたおかげか、4時間を過ぎたあたりで脚の全体がめちゃ痛くなったくらいで済んだ。
     初回は道にも迷って6時間かかっていたものを、2回目は1時間短縮出来たぞ。


    お昼ごはんが鉄の掟

     町石道修行参拝を申し込むにあたって、もちろん御詠歌の先生でもある、御住職に相談はしたんだが、

    「行かれたらいいと思いますよー」
    「しかし最大30人規模の集団に付いて行けるかどうか……」
    「逆にいうと集団に付いて行かないと登り切れませんよー」

    「あとですねー。
     お昼はおにぎり一個とバナナだけです」
    「マジですか?」
     思わず(;・∀・)御住職相手に飛び出た

    「それ以上食べたら腹が重くなってそこから先登れません」
    「へー……」
    「なるべく甘い飴も持ち歩きましょう。助かります」

     なので途中のコンビニでも、
     おにぎり一個とバナナ味のプロテインジュースで、お昼にしておいたんだが……、

     初回はついつい「ちりめんじゃこおにぎり」を選んでしまい……、

     御住職の忠告を身を持って味わった。全身運動時には動物性タンパク質を消化できるだけの体力など無い!
     ちりめんじゃこ程度の魚感がいつまでも胃に残り続けるぞ!
     おにぎりも塩むすび一択! 肝に銘じたな自分!


    現実と目に見えない領域の落差

     疲れ果てて家に着き、昼寝しようと思いきや、これが眠れない。

     ものすごく強い光を道中のどこかで見た気がするのだが、身体的にそんな覚えは全く無い。

     帽子をかぶってややうつむき加減に歩いていたので、日差しで目を灼いたものとも異なる。

     好きなようにやりやー。
     他人はどないでもええねんでー。
     あと他人からの見られようは尚更どないでもかめへんねんでー。

     みたいな事を、強い光の中から言われているような気がするが、とにかく脚腰が筋肉痛で、風呂に入るにもヨタヨタしとるんだよ私ゃ今。

     修行ってほんまに俗世とは何の関わりも影響もないねんな。
     ただ自分の心に満足するだけの行動やねんな。
     一生やらんで済む人は全くもってそれに越した事ないで。
     日々に何の不満も問題も無いいうこっちゃ有難く思うときや。


    以上です。
    ここまでを読んで下さり有難うございます。

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