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【亀好書房⑤】ゆっくり時間をかけて良い

     はじめましての人も、前から知ってる方も、ごきげんよう。
     岡埜おかの 由木古ゆきこです。

     アクロバティックを経ての着地。

    (文字数:約1500文字)


     さて、ここまで書き綴ってきました、点字と点字翻訳ボランティアの現状に対する、熱い思いをひっさげて、と言いたかったところですが、

     私は点訳員である以前に小説家なのでした。
     それ以前に文章がたまらなく好き!なキワモノなのでした。

     これまでに書き上げてきた作品群を、少人数であっても熟読されたい。

     どこの誰に認められずとも、私の小説は完成されて在り、販売するだけの価値があると、私自身が強く思い込んでしまっている。
     小説作品に対する自信のみで、製本技術も作画技術も、そうした技術協力を依頼できるだけの営業力も対人関係能力も、一切を持ち合わせていないのだが。

     と言うわけで、亀好かめずき書房しょぼうを立ち上げて、女主人を名乗る事にしました。
    (ワー! パフパフパフ)
     ↑この歓声も脳内で一人であげていますがさみしくなんかないもん。

    ウソつくなよ自分
    (;∀;)ノ(ノ_;)うん
     ごめんウソついたさみしい

     ひと言で言うと、受注製本専門の書店です。
     (基本製本しないので本屋とは言うまい。)

     私の小説作品を、書籍の形で読みたい、手元に置きたい、といった要望がございましたら、私に届いてくれましたなら製本して郵送するよ。

     あるいは製本データをダウンロードできる有料記事を公開しますので、
     ご自身で思うままの製本をどうぞ。

     好きな紙とか選んじゃって。
     好きな表紙とか付けちゃって。
     かつてヨーロッパの貴族たちは、本屋で買ったブックレットを、自分好みに装丁してお城の書庫に納めていたんだよ♪

     貴方も貴族の精神を受け継いでみないか。

     そうです。私は良いように言ってみています。しかしそれで何が悪いか。

     ちなみに亀好書房のメインテーマ:

    ゆっくり時間をかけて良い

    ゆえに亀好
    like Kame(亀のごとく)

     そして亀好書房理念:

    読書には時間が掛かるものだ

    一読したくらいでは理解し切れないものだ

    「分かりやすい文章」も結構だけれど味気が無い

    私は筆者独特の血肉を通した文章を好む

    また古今東西の名著が尊ばれるのは

    精読を経てきたからだ

    一文ごと一句ごと一語ごとの精読が

    そこに掛けた手間暇が

    愛着へとつながる

    精読に耐え得る文章こそが私の理想だ

     で、裏テーマ:

    晴眼者が点字を使っても良いじゃないか

     どこに点字が絡んでくるのかって、十五年以上点訳ボランティアを続けてきて最大の不満は、

     本が出版されてから、点字図書館での選書会議を経て、点訳員が点訳して校正して、点字データが図書館に公開されてくれるまでのタイムラグが、
     ざっくり一年はかかる事、
    (※しかしこれは早い方。二、三年はかかると思ってもらいたい。)
     なので、

     私の小説くらいは製本データの販売と同時に、点字データも公開します。
    (製本データを買ってくれた方には点字データもついてくるイメージ。)

     私の小説に限らずとも、点字データ化されたいし亀好書房で公開してほしい方がいましたら、点訳校正を請け負います。

     校正の過程で一字一句を、句読点に至るまで熟読しますので、誤字脱字を見つけたら報告しますし、感想も伝えますよ。
     印刷所への入稿前に一度いかがですか。

     当初は点字版も別個で販売するつもりでいたんだけど、情報リテラシー法なんかの影響で、点字データは無償で公開する事が原則になっているの。

     よっぽど個人的な強いニーズがある文書に関しては、有料でリクエストを受け付けるという形で、点訳員が作業するんだけど、利益は団体の運営費に回されます。
     ええ。社会福祉法人そのものが結構カツカツです。


    以上です。
    ここまでを読んで下さり有難うございます。

    この記事は、
    #創作大賞2026
    #ビジネス部門  応募作です。


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