
Blueberry Fundedのアカウント凍結騒動——SNS解決を手放しで喜べない話
先日、Blueberry Fundedをめぐってひとつの出来事がありました。
あるトレーダーが突然、全口座凍結と永久利用禁止の処置を受けました。そして4日後、その処置が撤回されました。
結果だけ見れば「良かった」で終わる話です。ただ、この件を見ていて素直に喜べない部分があったので、少し整理してみます。
何が起きたのか
1口座でのルール抵触を理由に、全口座が凍結。以降のサービス利用も永久禁止。返金もなし。
本人には思い当たる違反がなく、BBFのリスクチームとやり取りを重ねても、明確な違反内容の説明が得られなかった。
その状況をXに投稿したところ、周囲のトレーダーたちがBBF側に働きかけ始めました。4日後、BBFより「対象口座にはルール抵触があったが、垢BANまでの処置は行き過ぎだった」という再判断が下り、アカウント制限が解除されました。
良かった、でも…
処置が撤回されたことは良かったと思います。
ただ、この解決の仕方については少し考えさせられます。
SNSで声を上げたら通った。周囲が動いてくれたから解決した。それ自体は今回うまくいきました。ただ、「SNSで騒げば何でも通る」という発想は危険だと思っています。
今回たまたまうまくいったのは、本人の訴えに正当性があったからです。ただ、この件が「成功例」として広まると、正当性のない主張でも同じ手法を使う人が出てくる。会社側も判断が難しくなる。業界全体にとってあまり良い流れではありません。
会社側の問題でもある
今回の件で見えてきたのは、BAN判断の基準が曖昧なまま運用されていたということです。リスクチームが明確な説明を出せなかった時点で、運営側に問題があったことは否定できません。
SNSで話題になる前から、きちんとトレーダーに説明できる基準を持っておく。それが本来あるべき姿です。
泣き寝入りしたトレーダーのことも忘れずに
もうひとつ気になるのが、声を上げられなかった人たちのことです。
今回は周囲の働きかけがあって解決しました。でも同じような処置を受けても、SNSで発信できる環境になかったり、フォロワーがいなかったり、そもそも泣き寝入りしてしまったトレーダーが他にもいるかもしれない。
声の大きさで結果が変わる、という状況は公平ではありません。
まとめ
今回の件は、結果として良い方向に落ち着きました。それは良かった。
ただ、SNSで解決したことを成功例として広めることには慎重でいたいと思っています。会社側も、晒されてから動くのではなく、そもそもこういう事態を起こさない運営を目指してほしい。
プロップを使うトレーダーとして大事なのは、トレードの記録を残すこと、ルールを正確に理解すること、そして理不尽な処置を受けたときは感情的にならず事実ベースで動くことだと思います。