
プロップファームを選ぶ前に知っておくべきこと——金融庁規制とFX業界の地殻変動
※本記事の情報は執筆時点のものです。審査条件・料金・ルールは各社頻繁に変更されます。最新情報は必ず各社公式サイトをご確認ください。
プロップファームを選ぶとき、審査料や利益配分率ばかりを比較している人が多いです。でも元FXブローカー勤務の立場から言うと、今はそれだけでは不十分な時代になっています。その理由を書きます。
海外FXブローカーを取り巻く環境が変わってきた
近年、金融庁の規制強化の流れを受けて、日本市場から撤退する海外FXブローカーが出てきています。公式な発表があったわけではなく、原因も会社によってさまざまです。ただ、業界にいた立場からすると、この流れは今後も続く可能性が高いと感じています。
海外FXは長い間、高レバレッジと豊富な取引商品を武器に日本人トレーダーを取り込んできました。でもその環境が、少しずつ変わり始めています。
FX民にとってプロップは新たな選択肢
そんな流れの中で注目を集めているのがプロップファームです。自己資金をリスクにさらさずに大きな資金を動かせる仕組みは、海外FXの代替としてではなく、新しいトレードの形として広がっています。
正直に言うと、プロップファームは今、激熱の状況です。日本人トレーダーの参入が急増していて、各社も日本市場への対応を急ピッチで進めています。海外FXの縮小とプロップの拡大、この2つの流れが同時に起きているのが今の業界の実態です。
今まではネット広告とインフルエンサーで選んでいた
海外FXの時代、多くの人はネット広告やインフルエンサーの宣伝をもとに会社を選んでいました。「〇〇さんがおすすめしてたから」「キャンペーンボーナスが一番多かったから」という選び方です。
それで問題なかった時代もあったかもしれません。でも今は違います。実際に日本市場から姿を消した会社があるように、どれだけ有名な会社でも、どれだけ広告を打っていても、長く続くかどうかは別の話です。
自分で判断して会社を選ぶ時代になった
広告やインフルエンサーに頼った会社選びの限界が見えてきた今、自分で判断する力が必要になっています。難しい話ではありますが、いくつかの指標を持っておくだけでリスクは大きく下げられます。
FXブローカーを長年見てきて感じるのは、結局のところ「歴史」「海外展開」「母体となる会社の規模」の3つが会社の今後の展開を左右するということです。
歴史が長いということは、それだけ市場の荒波を乗り越えてきた実績があるということです。海外展開が広いということは、特定の国の規制に左右されにくい構造を持っているということです。母体となる会社の規模が大きいということは、プロップ事業単体が苦しくなっても会社全体で支えられる体力があるということです。
この3つが揃っている会社は、長期的に見ても安心して使い続けられる可能性が高いです。
まとめ——会社を選ぶ目を持つことが、これからのトレーダーの必須スキル
審査条件や利益配分率は大事です。でもそれはあくまで今の話です。1年後、3年後もそのファームが存在しているかどうかは、会社の歴史と規模を見ないとわかりません。
プロップファームという新しい選択肢が広がっている今だからこそ、自分で判断して会社を選ぶ目を持っておくことが大切です。前回の記事では「歴史」「海外展開」「母体となる会社の規模」という3つの軸で6社を整理しています。ぜひ合わせて読んでみてください。