
パニックになるときの気持ちについて
パニックになるとき、原因はさまざまでも、パニックになるときの気持ちは、似ているのではないでしょうか。
僕は、パニックになるときの気持ちは、崖から落ちているときの状態に似ているのではないかと思うことがあります。
崖から落ちてしまったら、自分では、もうどうしようもないのと同じように、パニックなってしまったら、僕は自分で止めることができません。
周りの人たちも簡単には手助けできないでしょう。一歩間違えれば、周りの人も、傷ついたり、ダメージをうけたりして、巻き込まれてしまいます。
だから、崖から落ちないように(パニックにならないように)、気をつけることが大切です。

たとえば、どんなときにパニックになるのかわかっていれば、そうならないように配慮することができるかもしれません。
環境を整えてあげたり、支援方法を見直したりすることです。
それでも、パニックになることがあるでしょう。
崖は、見えるところにばかりにあるとは限らないからだと思います。
パニックを起こしている際中には、いくら叫んでも、手を差し伸べても、当事者には簡単に届かないのです。
声が聞こえていても、頭に入ってこないし、周りにいる人すべてが敵に思えてしまうからです。
パニックの際中には、自分や他の人が傷つけないように、見守ってあげてください。安全が確保できない場合は、力づくで止めなければいけない場合もあるでしょう。
大声や叱責のせいで、それが刺激となり、さらに当事者を興奮させることがあるので、気をつけてください。

パニックが終わったあとにできることは、心と体の「手当て」です。
「大丈夫?」と気持ちに寄り添い、何が嫌だったのか、つらかったのかなど、まずは当事者の思いを受けとめてあげてほしいのです。
手当てが終わって落ち着いたら、パニックにならないようにするためにはどうしたらいいのか、できる環境調整やスケジュールの見直しがないのかなどを、本人と一緒に考えてあげてください。
