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【小林秀雄】美しい花がある。花の美しさといふ様なものはない。

    昭和17年4月の「文樂界」に掲載された『当麻』という小林秀雄のエッセイで、伝説の名文が生まれました。
     

    美しい「花」がある、「花」の美しさといふ様なものはない。

     
    私は、小林秀雄さんの著書をたくさん読んだわけではありません。


    ただ、この哲学的であり、
    物理的でもあり、心理学的でもあり、
    もちろん文学的でもある一文は、
    ものすごく記憶に残っています。

    この28文字を、暗記しています。
     
      

    【ゆるく解説】
    美しい「花」がある、「花」の美しさといふ様なものはない。

     
     
    とりあえず、シロウトなりに解説します。
     

    例えば、赤いバラの花を見て「美しい」と感じたとします。
    これが『美しい「花」がある、』←という状態。
     

    しかし、バラ自体そのものが、美しさという絶対的な属性を持っているわけではない。

    これを『「花」の美しさといふ様なものはない。』←という文章で表現しています。
     
     

    つまり、、、
    バラを美しいと感じるのは、

    その人の感受性や経験や状態や文化などの背景に依存しているわけであって、誰もがバラを見て美しいと感じられるわけではないし、その人もいつでもバラを美しいと感じられるわけでもない、ということでしょう。…たぶん🌹

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    哲学的に解釈すると…

    プラトン派ならば「美しい花」はあくまでも仮象であって、イデアの世界に「美そのもの」がある、と言うはずです。

    小林秀雄の立場は、プラトンと真逆というわけですね💡

    もっと即物的というか、感覚的というか、実際的というか、そんなカンジです。

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    物理学的に解釈すると…

    茂木健一郎さんは、『美しい「花」がある、「花」の美しさといふ様なものはない。』という文章を、物理学的に考察しています。
     

    たしか、クオリア問題とか心脳問題とか言われますが、赤いバラをみたときに「美しい」と感じる、その「カンジ」は、有機物である「脳」に、いかに数量化することのできない微妙で切実な「心」が宿るかという難問に繋がっている、とのこと。
     

    物理学ではタブーとされてきた心脳問題について、
    ようやく茂木さんなどの科学者が光をあてている。
     

    しかし、小林秀雄は、1900年代から、戦争のまっただなかで、考察を進めていたのです。

    とりあえず、、、すごいということはわかる。
     

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    心理学的に解釈すると…

    『美しい「花」がある、「花」の美しさといふ様なものはない。』という文章を心理学的に再解釈すると、以下のようになります。
     

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    どんな出来事があっても、それをどう感じるのかは自分次第である。
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    この結論自体は、ありがちですよね👇

    • 人生の10%は、あなたに起こることであり、90%はそれにどう反応するかで決まる。— チャールズ・R・スウィンドル

    • 我々は物事そのものによって苦しめられるのではなく、それに対する考え方によって苦しめられる。— エピクテトス

    • 幸福とは、出来事によって決まるものではなく、それに対するあなたの態度によって決まる。— ダライ・ラマ

    • 外の世界を変えることは難しいが、自分の心の持ちようを変えることはできる。— 仏陀

    上記のような名言も、
    似たようなことを言っています。
     

    たとえば「いじめ問題」があったとして、いじめという出来事自体に、本質的な「悪のイデア」があるわけではないのです。あくまでもそのいじめを見る側の状態、価値観、センスなどによって、いじめの見え方は変わってくる。
     

    ちょっと思い出しましたが、
    私は小学校時代、友人に体操服バッグを投げられながら下校したことがあります(笑)

    が、私は鬼ごっこ感覚で、爆笑しながら追いかけてたんですね💨
     

    ただ、この出来事も、
    ある人にとっては「悲しいいじめ」かもしれません。
     

    悲しいイジメがある、イジメの悲しさといふ様なものはない。

    ・・・ということです。
    なんか、ちょっと、伝わるかしら…??
     

    人生においてどんな出来事があったとしても、
    その出来事に固有の、絶対的なイデアなんてないような気がします。
     

    その出来事を受け止める自分自身が、どうなのか?元気か?弱ってるか?そして、今後それをどのように受け止めて、解釈するか…👀❓
     

    赤いバラを、美しいと感じられる自分。
    青空を、キレイと感じられる自分。
    ランドセル投げを、楽しいと感じられる自分。
    地方転勤を、新しい経験だと感じられる自分。
    病気を、生活習慣見直しの機会と感じられる自分。

    ・・・柔軟かつ、余裕のある自分でいたいものです🥺✨

    それがむずかしいのですが。。。

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    まとめ

    今回は、とりとめもないnoteになってしまいました。。

    が、なにか1ミリでも参考になっていれば幸いです🙇
     

    小林秀雄さんの

    『美しい「花」がある、「花」の美しさといふ様なものはない。』

    という一文自体が美しく、興味深く感じます。
     

    ある出来事が、
    絶対的に「善」とか「悪」とか「美」とか「苦」なのではありません。
     

    あなたがその出来事を、どう受け止め、どう解釈し、どう行動するか…が大事なのかなと思います。
     

    イマ、悩みを抱えていたとしても、具体的に、実際的に、感覚的に、自分自身を大切にして、じっくりと向き合うことで、解釈が変わることがあると思います💡
     

    ちょっと何言ってるか分からない感じもありますが、これにて終了です🖊

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    最後に。小林秀雄とは?

    小林秀雄(こばやしひでお)は、日本の文芸評論家であり、その鋭い批評精神と独特の文体で、近代日本文学に大きな影響を与えました。

    • 生涯

      • 1902年(明治35年)4月11日 - 1983年(昭和58年)3月1日

      • 東京帝国大学仏文科卒業

      • 「批評」を通して、文学、思想、芸術など幅広い分野で活躍

    • 業績

      • 鋭い感性と独自の文体による評論活動

      • 近代日本文学、思想、芸術に多大な影響を与える

      • 代表作:「本居宣長」「モオツァルト」「考えるヒント」など

    • 特徴

      • 対象の本質を捉える、独特で魅力的な文体

      • 小林秀雄は、文学のみならず、絵画、音楽、歴史など、広範な領域に深い関心を寄せ、その評論活動を通じて、多くの人々に影響を与えました。

    ちなみに、今回紹介した名文『美しい「花」がある、「花」の美しさといふ様なものはない。』は、以下の全集で読むことができます👇👇

    さいごまでご覧くださりありがとうございました🌹💛
     
     
     

    🐟⭐他のnoteも楽しく書いてます↓↓


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