
今、怖いという思いがある。ー読むだけ研究者の昨日•今日•明日
いせひでこの絵本を探し読んでいます。noteで『かさをささないシランさん』(作 谷川俊太郎、アムネスティ•インターナショナル、絵 いせひでこ、理論社)を知った。(太字は、絵本から)
絵だけを追ってページをめくります。人物や建物を細密に描くペン画が目をひきます。
銃と銃を持つ手は、怖いくらい。
いくつもの鳥が飛ぶ姿は、自由とはなにか、問うているようです。
主人公のシランさんは、ふつうの会社員です。
日曜日には、テニスを楽しみ、レストランでコーヒーを飲み、冗談を言って皆を笑わせる。
ある日、あるとき。
シランさんは、逮捕されます。
(だれかが密告したのでしょうか?でも、なぜ?)
おまえのいえには、かさがいっぽんもない。‥どうしてかさをささないのだ?‥あめにぬれながらあるくのはきもちがいいからです。‥みんなとちがうことをかんがえるやつはてきだ!‥
連れ去られたあと、しばらくすると周りは、変わらず元の平穏にもどります。
さいごに、ひとりの女の人が手紙を出すことで終わる。
あなたにはともだちがたくさんいることを、どうかわすれないでください。
アムネスティ•インターナショナルは、世界150か国以上に110万人以上の会員がいる国際的な人権団体とのこと。
罪なく、囚われている普通の人々に、普通の人が手紙を書くのが主な活動とのこと。
かつて、谷川俊太郎が、自身で社会運動的な活動は、苦手なんだけどね、と語っていたのを覚えている。けれども、彼なりの活動を続けていたンだな、と今はわかるのです。