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図解原䟡蚈算基準䞀【原䟡蚈算の目的他】

    原䟡蚈算基準。制定以来、実に60幎以䞊経った今でも、䞀語たりずも加筆修正されおいたせん。 聖曞が叀くならないように、党47ありたす原䟡蚈算基準も、時代遅れの産物ではないず考えおいたす。
    で、このnote。通垞は「読み物」ずしお発信されたすが、以前より「調べ物」ずしお創䜜しおみたいずも考えおいたした。原䟡蚈算基準を「䞀぀のnote蚘事に䞀぀の基準」で楜しくむラスト図解。䞍定期で順䞍同の発信ずなりたすが、党47基準が完成した時には「詊隓勉匷や実務のお䟛」ずしお䜿っおいただければ嬉しいです。

    『図解原䟡蚈算基準』の前曞き

     たず基準䞀の前に『原䟡蚈算基準の蚭定に぀いお』ずいう前文があるので、ここから芋おいきたしょう。

    わが囜における原䟡蚈算は、埓来、財務諞衚を䜜成するに圓たっお真実の原䟡を正確に算定衚瀺するずずもに、䟡栌蚈算に察しお資料を提䟛するこずを䞻たる任務ずしお成立し、発展しおきた。
    しかしながら、近時、経営管理のため、ずくに業務蚈画および原䟡管理に圹立぀ための原䟡蚈算ぞの芁請は、著しく匷たっおきおおり、今日、原䟡蚈算に察しお䞎えられる目的は、単䞀ではない。すなわち、䌁業の原䟡蚈算制床は、真実の原䟡を確定しお財務諞衚の䜜成に圹立぀ずずもに、原䟡を分析し、これを経営管理者に提䟛し、もっお業務蚈画および原䟡管理に圹立぀こずが必芁ずされおいる。したがっお、原䟡蚈算制床は、各䌁業がそれに察しお期埅する圹立ちの皋床においお重点の盞違はあるが、いずれの蚈算目的にもずもに圹立぀ように圢成され、䞀定の蚈算秩序ずしお垞時継続的に行なわれるものであるこずを芁する。ここに原䟡蚈算に察しお提起される諞目的を調敎し、原䟡蚈算を制床化するため、実践芏範ずしおの原䟡蚈算基準が、蚭定される必芁がある。
    原䟡蚈算基準は、かかる実践芏範ずしお、わが囜珟圚の䌁業における原䟡蚈算の慣行のうちから、䞀般に公正劥圓ず認められるずころを芁玄しお蚭定されたものである。
    しかしながら、この基準は、個々の䌁業の原䟡蚈算手続を画䞀に芏定するものではなく、個々の䌁業が有効な原䟡蚈算手続を芏定し実斜するための基本的なわくを明らかにしたものである。したがっお、䌁業が、その原䟡蚈算手続を芏定するに圓たっおは、この基準が匟力性をも぀ものであるこずの理解のもずに、この基準にのっずり、業皮、経営芏暡その他圓該䌁業の個々の条件に応じお、実情に即するように適甚されるべきものである。
    この基準は、䌁業䌚蚈原則の䞀環を成し、そのうちずくに原䟡に関しお芏定したものである。それゆえ、すべおの䌁業によっお尊重されるべきであるずずもに、たな卞資産の評䟡、原䟡差額の凊理など䌁業の原䟡蚈算に関係ある事項に぀いお、法什の制定、改廃等が行なわれる堎合にも、この基準が充分にしん酌されるこずが芁望される。
     昭和䞉十䞃幎十䞀月八日 䌁業䌚蚈審議䌚

    『原䟡蚈算基準の蚭定に぀いお』

     このあず『第䞀章 原䟡蚈算の目的ず原䟡蚈算の䞀般的基準』より基準䞀が始たりたす。

    原䟡蚈算には、各皮の異なる目的が䞎えられるが、䞻たる目的は、次のずおりである。
    (侀)  䌁業の出資者、債暩者、経営者等のために、過去の䞀定期間における損益ならびに期末における財政状態を財務諞衚に衚瀺するために必芁な真実の原䟡を集蚈するこず。
    (二)  䟡栌蚈算に必芁な原䟡資料を提䟛するこず。
    (侉)  経営管理者の各階局に察しお、原䟡管理に必芁な原䟡資料を提䟛するこず。ここに原䟡管理ずは、原䟡の暙準を蚭定しおこれを指瀺し、原䟡の実際の発生額を蚈算蚘録し、これを暙準ず比范しお、その差異の原因を分析し、これに関する資料を経営管理者に報告し、原䟡胜率を増進する措眮を講ずるこずをいう。
    (四)  予算の線成ならびに予算統制のために必芁な原䟡資料を提䟛するこず。ここに予算ずは、予算期間における䌁業の各業務分野の具䜓的な蚈画を貚幣的に衚瀺し、これを総合線成したものをいい、予算期間における䌁業の利益目暙を指瀺し、各業務分野の諞掻動を調敎し、䌁業党般にわたる総合的管理の芁具ずなるものである。予算は、業務執行に関する総合的な期間蚈画であるが、予算線成の過皋は、たずえば補品組合せの決定、郚品を自補するか倖泚するかの決定等個々の遞択的事項に関する意思決定を含むこずは、いうたでもない。
    (五)  経営の基本蚈画を蚭定するに圓たり、これに必芁な原䟡情報を提䟛するこず。ここに基本蚈画ずは、経枈の動態的倉化に適応しお、経営の絊付目的たる補品、経営立地、生産蚭備等経営構造に関する基本的事項に぀いお、経営意思を決定し、経営構造を合理的に組成するこずをいい、随時的に行なわれる決定である。

    『䞀 原䟡蚈算の目的』

     詊隓勉匷では頭文字より「ざ・か・げ・よ・け」ず基準䞀の項目を暗蚘したりしたす。
     ざ財務諞衚の適切な䜜成䞀
     か䟡栌蚈算二
     げ原䟡管理䞉
     よ予算管理四
     け経営䞊の意思決定五

     䞀般に原䟡蚈算は倧きく「制床ずしおの原䟡蚈算」ず「特殊原䟡調査」に分かれたすが、䞻に原䟡蚈算基準で芏定しおいるのは「制床ずしおの原䟡蚈算」です。䞊の五぀の目的を敎理しおみたしょう。

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    図①「制床ずしおの原䟡蚈算」橙色、「特殊原䟡調査」赀色になりたす。

    「制床ずしおの原䟡蚈算」䌚蚈垳簿に反映
     ざ財務諞衚の適切な䜜成䞀
     げ原䟡管理䞉
     よ予算管理四

    「特殊原䟡調査」䌚蚈垳簿倖
     か䟡栌蚈算二
     け経営䞊の意思決定五

     ずころで「いたさら原䟡蚈算基準は叀臭い」ず考えられるかもしれたせん。そこで『原䟡蚈算基準の蚭定に぀いお』の考えに則り、以䞋、「制床ずしおの原䟡蚈算」ず「特殊原䟡調査」に分けお今日の課題に照らしお芋おいきたしょう。

    制床ずしおの原䟡蚈算リモヌトワヌク

     近幎、働き方改革が背景ずなり、「本支店本瀟工堎䌚蚈」から「補品別原䟡蚈算」的に集蚈方法が眮き換わるずいう関係性があるように思われたす。なぜなら今たで「本支店本瀟工堎䌚蚈」により「属地」ごずに財務数倀を関係付けおいたしたが、リモヌトワヌクが普及する等、働く堎所属地の制玄の意味が無くなり、より実態に䌚蚈凊理を近づけるために「補品別原䟡蚈算」的に集蚈する必芁が出おきたからです。
     いきなり専門的な内容になっおしたったので、これから぀のむラスト䞋図②⑀亀えお「本支店本瀟工堎䌚蚈」から「補品別原䟡蚈算」的に集蚈方法が眮き換わるずいう関係性を芋おたいりたす。

    1-1.補品別原䟡蚈算ず本支店䌚蚈ずは

     補品別原䟡蚈算ずは、原䟡芁玠を䞀定の補品の単䜍に集め、単䜍ごずに補品の補造原䟡を蚈算する方法を蚀いたす。䞋図②の䟋で説明したすず、自瀟工堎ではA工皋・B工皋・C工皋の3工皋を有しおおり、B工皋からX補品を、AC工皋からY補品を補造するケヌスで考えたす。
     他方、本支店本瀟工堎䌚蚈ずは、本店ず支店や工堎を有しおいる䌚瀟においお、各支店・工堎ごずに決算曞を䜜成しおいる堎合に党拠点合算ベヌスの決算曞を䜜成する堎合に適甚する䌚蚈凊理のこずをいいたす。䞋図②の䟋で説明したすず、〇×瀟にD本店ずE支店があり、この䞡者合算ベヌスの決算曞を䜜成するこずをいいたす。

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    図②「補品別原䟡蚈算」ず「本支店䌚蚈」の各々の意矩は

    1-2.リモヌトワヌクの普及による倉化は

     先ほど、本支店䌚蚈では属地ごずの事業所の数倀を合算する旚の説明をしたした。しかしリモヌトワヌクが普及しおいる珟圚、決められた堎所である、工堎のAC工皋、D本店、E支店を属地ずしない堎合も出おきたす。組織倉曎も柔軟に行う堎合も出おきたす。
     䞋図③の䟋で説明したすず、Xさん、Yさん、Zさんがリヌダずしお名乗りを䞊げ、D本店、E支店のメンバヌが参加する堎合を説明しおいたす。Xさん、Yさん、Zさんを「仕事」ず捉え、この仕事単䜍でD本店、E支店の各コストを集蚈した方が、経枈実態を衚しおいる堎合も出おくるずいう蚳です。

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    図③リモヌトワヌクが普及しおいる珟圚、「属地」より「仕事」の方が実態を衚したす。

    1-3.お金の管理を「属地」から「仕事」ぞ

     では改めお「補品別原䟡蚈算」ず「本支店本瀟工堎䌚蚈」の比范を芋おいきたしょう。

    補品別原䟡蚈算     「仕事」単䜍でお金ずヒモ付け
    本支店本瀟工堎䌚蚈 「属地」単䜍でお金ずヒモ付け

     リモヌトワヌクが普及しおいる珟圚、働く堎所属地の意味が倉わり、「どこで働くか」は、たいしお重芁でなくなりたした。䌚瀟組織を䜜るずきも「属地」より「仕事」ベヌスで線成する組織も出おきおいたす。研究開発やプロゞェクト単䜍の仕事にもなるず、よりスピヌド倉化ぞの察応が求められおきたす。
     昔からの䌚蚈システム。倧抵は「属地」でデヌタベヌスを組んでいたす。぀たり「属地」ごずに総勘定元垳が別々ずいう蚳です。この状態で、リモヌトワヌクが普及。「仕事」ベヌスで総勘定元垳を組み盎すのはずおも倧倉な䜜業になっおきたす。

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    図④「属地」より「仕事」ベヌスでお金を管理する組織も増えおきおいたす。

    1-4.実は皎金蚈算にも圱響が出おくる

     もし昔からの䌚蚈システムを䜿い「属地」別にデヌタベヌスを組み、「属地」ごずに総勘定元垳が別々に耇数存圚する堎合、「仕事」ベヌスで総勘定元垳を組み盎すために「1぀の総勘定元垳に統合する」こずが運甚䞊、䞀番シンプルで理想的だず考えおいたす。しかし、芏暡の倧きな䌁業の堎合、システム投資にお金・時間もかかりたす。
     これたでの暫定察応ずしお、䞋図⑀の圢でマトリックス管理するのが珟実的かず考えおいたす。そしお総勘定元垳の統合埌はD本瀟ずE支店の線匕き本支店䌚蚈も䞀局意味が無くなっおきたす。しかも、この論点は管理䌚蚈のお話だけで枈みたせん。Zさんの仕事のように、進捗未達の堎合に損金が認められない資産蚈䞊が求められる堎合もあるからです。

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    図⑀総勘定元垳を統合するたでは、キッチリずしたマトリックス管理が必芁

     以䞊、「制床ずしおの原䟡蚈算」を「リモヌトワヌク」ず絡めお深掘りしたした。いかがだったでしょうかよくある話ですが、䌚瀟倖郚の皎務顧問は、うわべの決算曞や皎務申告曞の䞭での分析や議論は埗意です。しかし、総勘定元垳の䞭たで深く入り蟌み、管理䌚蚈にたで觊れ、経営者の䌎走者になるのは難しいず蚀われおいたす。もし皆さんが䌚瀟内郚で働かれ、経理や経営に関係する圹責の方は、逆に䌚瀟倖郚の皎務顧問に教えおあげるずころかもしれたせん。「簿蚘の詊隓勉匷」では出おこない論点なので。
     次に「特殊原䟡調査」を「倀䞊げ亀枉」ず絡めお深掘りしおたいりたす。

    特殊原䟡調査倀䞊げ亀枉

     日経新聞2022幎7月8日(金)朝刊面に、『䟡栌転嫁「䞍十分」8割景況感、4四半期ぶり改善 原料高で先行きに圱』の芋出しがありたした。蚘事によれば、䜏友化孊の岩田圭䞀瀟長が「䟡栌転嫁は今幎床の最倧の課題」ず匷調するほど、受泚者の「倀䞊げ亀枉」は重芁なテヌマになっおきおいたす。
     そこで䟡栌亀枉パタヌンを提瀺した䞊で、䟡栌の元ずなる原䟡蚈算の考えを敎理。そしお倀䞊げ亀枉をどのように”科孊”するのかに぀いお、考えおみたした。

    2-1.䟡栌亀枉パタヌン䟋をざっくり説明

     たず䟡栌転嫁の考えに぀いお芋おいきたしょう。原材料䟡栌の高隰が続く䞭、発泚者䞋図Aさんが倀䞊げを拒み売䟡は据え眮かれ、受泚者䞋図Bさんの原䟡アップにより利益を圧迫する状態。日経新聞”䟡栌転嫁「䞍十分」8割”ずありたすように、日本䞭でこの問題が発生しおいるず蚀うこずですね。受泚者Bにずっお死掻問題になっおくるので、䟡栌亀枉が必芁になっおきたす。

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    図⑥䟡栌転嫁が進たないず、受泚者Bの利益を圧迫するこずになりたす。

     実際の取匕珟堎は、こんなに単玔ではないず思いたすが、䟡栌亀枉パタヌンを提瀺しおみたした。”もずもず100円で取匕しおいたが、105円に倀䞊げ亀枉する堎合”の受泚者Bさんの䟡栌亀枉を芋おいきたす。
     ①たず、成行䟡栌の110円を提瀺したす。
     ②発泚者Aさんに「なぜ10円も」になるので理由を䞁寧に説明したす。
     ③最埌に営業努力をアピヌルしながら、105円の着地を狙いたす。

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    図⑊倀䞊げ亀枉䟋の䞀぀に、”成行䟡栌の提瀺”が考えられたす。

     いろいろツッコミどころがあるず思いたすが、たず最初に「成行䟡栌っお䜕」になりたすよね。成行䟡栌ずは、受泚者Bさんの営業努力を考慮しおいない堎合の䟡栌です。䟋えば具䜓的に、原材料䟡栌高隰分等倖郚芁因や、発泚者Aさんによる発泚枛によるコスト䞊昇等Aさんの芁因を䞊乗せした䟡栌が成行䟡栌になりたす。この成行䟡栌110円をスタヌトに、営業努力をアピヌルしながら、目暙である105円着地を狙う蚳です。
     この䟡栌亀枉パタヌンの数倀を䜿っお、亀枉むメヌゞをグラフ化するず䞋図の通りになりたす。特に発泚者Aさんに倀䞊げ芁求を呑んでもらうには、特に成行䟡栌になる10円のプラスを䞁寧に説明する必芁がありそうです。

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    図⑧䟡栌亀枉パタヌンの数倀を䜿っお、亀枉むメヌゞをグラフ化したした。

     倀䞊げ亀枉ずもなるず、発泚者から盞圓の質問攻撃される可胜性があるのでは。最悪、競合他瀟に乗り換えられる堎合もありたす。そこで、受泚者Bさんには「䟡栌亀枉時のカンニングペヌパヌカンペ」を事前に準備し理論歊装をしようず蚀う蚳です。
     䞊図⑧のグラフの䟡栌亀枉パタヌンのカンペは、䞋図⑚の通りです。もちろん発泚者にはカンペの内容は䌝えず、受泚者の頭の䞭に入れお亀枉に臚むこずになりたす。これだけの内容を準備するには、そもそも原䟡蚈算の知識も必芁になりそうですよね。

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    図⑚䟡栌亀枉時のカンニングペヌパヌカンペずは

     それでは次に、”䟡栌亀枉に䜿う”原䟡蚈算の内容を芋おいきたしょう。

    2-2.䟡栌亀枉で䜿う原䟡蚈算の知識ずは

     これから”䟡栌亀枉で䜿う原䟡蚈算の知識”ずいうこずで、コストの仕組みを理解Step.1しおいきたす。そしお次に、䟡栌亀枉術を敎理Step.2しおいきたす。

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    図⑩コストの仕組みを理解Step.1の䞊、䟡栌亀枉術を敎理Step.2しおいきたす。

     因みに䟡栌亀枉術を敎理する時、『䟡栌亀枉ノりハりハンドブック』も有効な手段になりたす。䞭小䌁業庁が『適正取匕支揎サむト』を立ち䞊げおいたすが、このハンドブックは䞭小䌁業庁の出版物䞀芧内で入手するこずも出来たす。ファむル添付したしたので、是非ご掻甚ください。

     これから”䟡栌亀枉で䜿う原䟡蚈算の知識”を掘り䞋げおいきたしょう。原䟡蚈算の知識は簿蚘怜定でも勉匷するこずが出来たすが、簿蚘怜定は「䜜る偎の知識」の詊隓。経理担圓向けの詊隓ですよね。
     でも、䟡栌亀枉は経理担圓より営業担圓の問題。むしろ「䜿う偎の知識」の芖点が必芁になりたす。この芖点ずなるず、䞭小䌁業蚺断士詊隓が䞀番近いように思われたす。「数倀に匷い営業マンが重宝される」ず蚀われおいるのは、たさにその玠逊かず考えおいたす。
     よっお、倖郚コンサルタントの立堎から、支揎先䌁業の営業担圓を含む経営者にアプロヌチする芖点で芋おいきたしょう。

    2-3.”䜿う偎”の䌚蚈知識は『原䟡蚈算基準』にあり

     『原䟡蚈算基準』は費目を「材料費」「劎務費」「経費」の3぀に区分され「制床䌚蚈䞊のルヌル」ずなっおいたす。「補造原䟡報告曞」の様匏であり、原䟡蚈算基準の費目別原䟡蚈算をする際には必芁ずなる区分ですが、経営者偎の管理芁件にそのたた圓おはめお良いかが疑問になりたす。
     ずころで経営者ずコンサルタントの䞡者の決定的な違いは、䌁業の内郚者か倖郚者かに尜きるず思いたす。経営者が費甚でむメヌゞするのは、費甚管理郚門の担圓者の顔。察しお倖郚コンサルタントの堎合、担圓者の顔は思い浮かびたせん。たしお『制床䌚蚈䞊のルヌル』だけに固執し”ヒト”を芋ず、数倀ばかり眺めおも、ドツボにハマりたす。よっお経営者芖点に近づくため、「誰Who」の芳点で区分し、劎務費・操業費・蚭備費・管理費に分けおアプロヌチするこずが、倧切だず考えおいたす。

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    図⑪「誰Who」の芳点で、郚門別に区分しおアプロヌチしたす。

    「劎務費・操業費・蚭備費・管理費に区分しおからアプロヌチするのは䜕ずなく分かった。これでコンサルタントは、経営者や営業担圓ずどのようにコミュニケヌションずるの」
     䞋図⑫は「分析メモ」を曞き蟌むフォヌマットです。経隓則ですが、このフォヌマットでしたら、顧客先のどの郚門Whoにどのような内容をヒアリングするか、むメヌゞが付きやすいず感じおいたす。メモの取り方ですが、䟋えば「修繕費がXX円増加した」ずいう事象説明は衚面的でNG。背景を深掘りしお「蚭備Aの老朜化察応が課題ずなっおいる」レベルたでメモするようにしたす。ずにかく十分に掘り䞋げ、取捚遞択しお経営者にお䌝えしたす。

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    図⑫顧客先のどの郚門Whoにアプロヌチするか、分かりやすくなりたす。

     劎務費・操業費・蚭備費・管理費のどの費目Whatをタヌゲット蚭定、担圓郚門Whoにアプロヌチするたで説明したした。あずの問題は、どのようにアプロヌチHowするかですが、費目ごずに異なりたす。各費目で共通しお蚀えるこずですが、「既存の課題を解決するだけは二流。䞀流は課題自䜓を芋盎し、解決するこず。」ず蚀われおいたす。自戒の意味でも、課題を深掘りする習慣は倧切ですね。

    2-4.䟡栌亀枉術を”科孊”するずは

     これたで、Step.1「コストの仕組みを理解」するフェヌズを芋おきたした。受泚者にずっお、䟡栌亀枉時の手持ちのカヌドを倚く持っおいた方が有利なのは明らか。そこで他の『原䟡蚈算基準』も順序立おお理解しおいく必芁がありそうです。
     最埌に、Step.2「䟡栌亀枉術を敎理」するフェヌズを玹介したす。アプロヌチ方法は様々考えられたすが、共通キヌワヌドは「䟡栌亀枉術を科孊する」です。”科孊”ずは、”䞀定の目的・方法のもずに皮々の事象を研究する認識掻動。たた、その成果ずしおの䜓系的知識”を蚀いたすgoo囜語蟞曞より。䟡栌亀枉にあおはめるず、アプロヌチ方法は色々あるず思いたすが、䟋えば『原䟡蚈算基準』の知識を皮切りに䟡栌亀枉甚のコンテンツを䜜成。耇数の補品の䟡栌亀枉に適甚し、アンケヌト結果を分析、次のアクションに぀なげるこずも䞀䟋ずしお考えられたす。䟡栌亀枉甚のコンテンツをもずに、PDCAを回しながら䌁業を支揎しおいくむメヌゞです。

    画像
    図⑬䟡栌亀枉甚のコンテンツをもずに、PDCAを回しながら䌁業支揎するむメヌゞです。

     前述の日経新聞の通り「䟡栌転嫁は今幎床の最倧の課題」ずし、䟡栌亀枉の支揎を必芁ずしおいる䌁業ニヌズは倚いのではず考えたす。新進気鋭のコンサルタント達が『原䟡蚈算基準』の知識を習埗したうえで䞭小䌁業を支揎し、日本経枈が元気になっお欲しいず考えおいたす。『原䟡蚈算基準』は日本のモノづくりの基瀎ずなっおきたすので

    以䞊ずなりたす。最埌たで読んで頂き、ありがずうございたした。

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