
定番アイスの「抹茶味」がお店から消える理由。 世界的な抹茶ブームと身近な食卓のリアル
そういえば、最近見かけないなぁと思っていました。
明治の超定番アイス「明治 エッセル スーパーカップ 抹茶」が製造終了していたのです。
「超バニラ」「チョコチップ」と並んで、いつでもコンビニやスーパーで買える“日本の定番フレーバー”だと思っていただけに、SNS上でも「ショックすぎる」「悲しい」といった落胆の声が広がっています。
人気も認知度も高かったはずの「スーパーカップ 抹茶」。
一体なぜ終売になってしまったのでしょうか?
終売の理由は「世界的な抹茶ブーム」
明治の回答によると、終売の決定的な要因は「世界的な抹茶需要の高まりによる、原料供給の不足リスク」とのこと。
近年、海外での空前の抹茶ブームやインバウンド需要の増加により、日本産の抹茶原料は世界中で引っ張りだことなっています。
その結果、抹茶原料そのものが手に入りにくくなったり、価格が高騰したりする状況が続いています。
スーパーカップといえば、「大容量でお手頃価格」が最大の魅力です。
しかし、質の良い抹茶原料を安定して大量に確保することが難しくなった結果、メーカーとしても「商品の安定供給を優先するため」に苦渋の決断を下さざるを得なかったとのこと。
身近な「安くて美味しい」が直面する課題
今回のニュースを通じて感じたのは、「私たちが普段何気なく買っている『安くて美味しい定番商品』は、企業の企業努力と絶妙なバランスの上で成り立っていたんだな」ということです。
「売れなくなったから消える」
のではなく、
「需要が多すぎて原料が足りず、手頃な価格で維持できないから消える」。
日本の美味しい抹茶文化が世界中で愛されるのは誇らしいことですが、その裏で私たちの身近なおやつタイムからお気に入りの味が姿を消してしまうのは、どこか寂しい気持ちにもなります。
おわりに
お店によってはまだ店頭在庫が残っている場所もあるかもしれませんが、在庫がなくなり次第、本当にお別れとなってしまいます。
もしお店で「スーパーカップ 抹茶」を見かけたら、それが最後の出会いになるかもしれません。
見つけたら噛みしめるように味わっておきたいと思うのでした。