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小陸師傅「2026年,我眼中的中国経済」と公子沈、文昭の反論について

     中国のお正月は旧暦2月17日だった。多分、それに合わせて2026年2月11日にX上に登場したのは小陸師傅の「2026年,我眼中的中国経済」である。1週間ほどでその閲覧数は500万近くに達した。これは短い文章ながら、中国経済の現状についての悲観的な捉え方に対し反論したお正月らしい目出度い内容になっている。この文章に対して、多くの論評がすでに出ている。小稿では、わずか3日後の2026年2月14日に発信された公子沈の論評記事、そして5日後の2月16日に発信された、文昭の論評記事を取り上げる(追記:このブログは3点の記事を改めて読んで2月21日に加筆修正した。福光)。

    https://t.co/MxjCXaVPWQ

    — 小陆师傅 (@STANLEES4) February 10, 2026

     2月11日の小陸師傅の小文とそれに対する2つの論評は、中国経済の現状をどうとらえるかについて、論点を整理するうえで役に立つと思われる。 
     私が、小陸師傅の議論で注目したのは、不動産業を除く景気循環的な産業は悪化の底を打った(築底:筑底)という認識である。銅をはじめとする重要金属の鋳造・加工において中国がグローバルに優位にあることへの自信である。さらに新エネルギー、新エネ車、電力設備、などの新たな社会動力の領域で中国が、ルールを寧ろ作る主導する側にあるとの認識である。こうした悪化は底を打ったという認識、自信と自己肯定感を根拠に、現在は社会の動力が入れから変わる時期(新旧动能交替时)であるとして、2026年の中国経済に楽観を保持するとまとめている。
     なお小陸師傅は、小文の文末に至ると、2026年は少し良くなるかもしれないが、可能性としては、巨大な黑天鹅black swan=想定外の良くない事、が起こりうるかもしれないと弱気を吐露し、そうした混乱の時代だからこそ、慌てず、自分の人生を歩むことが大事だと述べている。私は小文が、中国経済についての完全な楽観論で終わらず、当面の人生の生き方論で終っている点にむしろ驚いた(小陸師傅の主張については2月21日に書き直した)。
     これに対して、多くの論評がでたが、ここでは文昭と公子沈をとりあげる。最初に取り上げるのは公子沈のもので、わずか3日後の2月14日に発信されている。公子沈のフォロワーは105万。問題の記事「2026年、私が見た中国経済。超流行のネットの文章、ネット界で大騒ぎ、でもこれは「東昇西降(中国を高めて西欧を低く見る)」の新種に過ぎないじゃないか」(2026年,我眼中的中国经济 !  超火网文, 全网疯传!  原来只是‘东升西降’新品种)の閲覧数は2月19日の午前11時段階で27万である。

    2026年, 我眼中的中国经济!  超火网文,  全网疯传! 原来只是‘东升西降’新品种 2026/02/14

     公子沈はほとんどの業種で利益率が低下し損失を出している企業が3割、消費者のマインド(信心)が回復せず消費が回復しない状況を繰り返し示して中国が深刻な経済停滞にあることを示し、つまり景気の悪化はなお底を打った(築底)とはいえないとして、小陸師傅を批判する(ー以上は2月21日加筆修正部分)。マクロ状況として、不動産業の不況の影響の大きさを上げ、人口減少による低成長局面に入っていること、新たなハイテク産業の雇用吸収力の低さを指摘する。中国の国際的な優位に関しては、米国が貿易、高度科学技術、レアアース、など各面で対中依存度を下げる戦略(参照 米中デカプリング US-China decoupling)を進めていて、しかもすでにそれがかなり進展していることを指摘して、小陸師傅の楽観論を否定している。
     次に文昭のフォロワーは168万。問題の記事「空論を拒絶せよ、500万ヴューの文書《2026, 私が見た中国経済》のどこが間違っているか」(拒絶廃話:500萬點閲的爆款文《2026,我眼中的中国経済》错哪些了)2026年2月16日の閲覧数は2月19日の午前11時現在で40万である。
    拒絶廃話:500萬點閲的爆款文《2026,我眼中的中国経済》错哪些了   ·2026/02/16

     文昭による批判は、記事の後半からである。現在、企業も家計もバランスシートBSが痛んでいて、その縮小の圧力が強いことを指摘して、小陸師傅の現実無視を指摘している。この組み立てというか攻め方は、公子沈と同じである。次に小陸師傅が景気の影響をうける伝統的な業種の分析から、不動産業を除いて回復を始めたことを述べているが、中国では、まず不動産業の比重が大きく、これを除いたことの妥当性に疑問を呈している。不動産が下げ止まること(止跌)にならないと問題は解決しないと(2月21日加筆挿入文)。小陸師傅が指摘する新たな産業の人的需要については、生じる大きさは限定的な大きさにすぎないと否定している。
        なお以下の4点の資料も挙げて置く。
     李厚辰, 驳《2026年,我眼中的的中国经济》,只是愿望,远非现实, 中国数字时代    2026年2月12日 
        Finding心归何处 on X,2026:不是转型的阵痛,而是整体性坍缩的开瑞   2026.02.13
        江森哲,小陆师傅的荒谬:中国的“经济转型”不可能成功,中国不可能达成“高科技驱动型”经济体   2026.02.14  森哲深谈   2026.02.15
     楚楚  on X,  你真看懂了2026年中国经济趋势吗?  2026.02.17





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