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Photo byshiny_rail6916

お焦げ

     ああ、確かにいつだったか言いましたとも。「ご飯の“お焦げ”が好きだ」と。


     「マリノスケちゃんの大好物だもんね〜」
     妻がそう言いながら、圧力鍋の底にこびり付いた“炭化物の層”を、杓文字で『メリメリメリ……』と引っ剥がしていく。
     私の茶碗へ『ペタペタペタ……』と盛られたそれは、もはや飯ではない。純度の高い“石炭”だ。


     私は蒸気機関車ではない。「“焦げたメシ”が好き」などと言った覚えは、断じて、一度もないのである。


    〜後記〜

     要らん反論をした日には、私まで“ヤキ”を入れられ“焦がされる”ため、今回の記事はこれにてお開き。

     
     
    北海道旭川・札幌を主な舞台に、徒然なるまま『“エセ”エッセイ』……名付けて『似ッ非イ』なるものを不定期に執筆しております。 よろしければ、御立ち寄りを。

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