
ADHDの子の朝の支度|アレクサの定型アクション設定例を全文公開
「早く食べて」
「もう勉強の時間だよ」
「歯磨きは?」
「靴下まだ履いてないよ」
毎朝、同じことを何度も言っていませんか?
わが家では、この声かけをアレクサ(スマートスピーカー)の「定型アクション」に任せて、私が言う回数を減らしました。
わが家の娘は、小学3年生。
ADHDと読字障害があります。
気がそれやすく、少しでも時間があくと、すぐに別のことを始めてしまいます。
朝ごはんが終わっても歯磨きに行かず、着替えも、上だけ着たら遊び始めてしまう。
そんな朝が続いていました。
これまでに、支度ボードやスマホのタイマーアプリも試しました。
でも、支度ボードは2日ほどで見なくなり、タイマーアプリも続きませんでした。
🎈ADHDの娘の朝の支度に、毎日の声かけが必要だった
声をかけないと、支度は進みません。
でも、声をかけるほど、娘の機嫌は悪くなっていきました。
つい強い口調で言っても、娘は「やりたいことがあったのに…」という顔をするだけでした。
そして、送り出したあとに、「また朝から怒ってしまった」と落ち込む。
そんな毎日でした。
🎈アレクサの定型アクションで朝の支度をサポート
そこで始めたのが、アレクサの「定型アクション」です。
試行錯誤をくり返しながら、今も続けています。
アレクサは、Amazonのスマートスピーカーです。
話しかけるだけで操作でき、その機能のひとつが「定型アクション」です。
決めた時刻になると、アレクサが代わりに声をかけてくれます。
私が「早くして」と言う前に、アレクサが時刻を知らせてくれるのです。
親が何度言っても、娘はなかなか聞いてくれませんでした。
それなら、家族ではない“他人”のようなアレクサに言ってもらうほうがいいのではと思い、あえて指示を任せることにしました。
たとえば、朝ごはんの時間には、こんなふうに流れます。
🔔 「6時45分です。あと5分で朝ごはんの時間は終わりです。6時50分までに食べてください。」
ベルが鳴って、時刻を伝えて、何の時間かを伝えて、いつまでにやるかを伝える。
これを、朝ごはん、朝の勉強、歯磨き、着替え、出発まで、細かく区切って流しています。
設定はアレクサアプリから行います。
手順は、有料部分で紹介しています。
🎈アレクサの声かけで、朝の支度はどう変わった?
アレクサに任せてから、いちばん変わったのは、私が言う回数です。
以前は、何もかも私が言っていました。
今も、間に合わない日は2か月に1度くらいあります。
それでも、声をかける回数と朝の言い合いは、ずいぶん減りました。
不思議なことに、親に言われると反発する娘も、アレクサのアナウンスには黙々と従うことが多いです。
また、私が一旦その場を離れると、次のアナウンスをきっかけに、娘が自分から動き出すこともあります。
とはいえ、毎朝完璧にうまくいくわけではありません。
機嫌が悪い日は、アナウンスを聞いていないこともあります。
そんな日だけ、私が補助的に声をかけています。
それでも、アレクサが伝えてくれる分、朝の空気はずいぶん変わりました。
※この記事でいう「アナウンス」は、定型アクションでアレクサに話してもらう言葉のことです。アレクサアプリにある「アナウンス」機能とは別のものです。
🎈ADHDの子に合わせて調整したアレクサの設定方法
ただ、最初からうまくいったわけではありません。
はじめは、次のアナウンスまで時間を空けていたのですが、その間に娘がYouTubeを見始めてしまいました。
そこで、実際にかかる時間を測りながら、アナウンスの間隔を調整していきました。
また、歯磨きとうがいの時間は、あえて多めにしました。
洗面所への移動が進まなかったり、トイレに行ったりすることが多かったからです。
何時に、どんな言葉で、どのくらいの間隔で流せばいいのか。
設定方法はネットで見つかっても、子どもが聞き逃さず、気がそれにくい時間配分とセリフまでは、わが家では見つけられませんでした。
結局、毎朝使いながら、少しずつ直していくしかありませんでした。
だからこそ、一から考えなくて済むように、わが家が2年ほどかけて調整してきた「時間配分とアナウンスのセリフ」を、そのまま公開しています。
起きる時間や家を出る時間が、わが家と違っても大丈夫です。
時刻と言葉を変えれば使えるようにしています。
🎈アレクサの定型アクション設定例を11本全文公開
有料部分では、わが家で実際に使っている朝の定型アクションを、起床から出発まで11本すべて公開しています。
単に「何時にアレクサを鳴らすか」だけではありません。
ベルの音、時刻、行動、締め切りを組み合わせた、わが家の実際のアナウンスを、そのまま載せています。
ご家庭の起床時間や出発時間に合わせて、時刻と言葉を変更すれば使える内容です。
・わが家の朝の定型アクション全文(起床から出発まで11本のアナウンス)
・失敗から学んだ設定のコツ8つ
・時刻がずれない、定型アクションの分け方
・アレクサアプリでの設定手順
たとえば、朝ごはんが始まる時間には、こんなアナウンスを流しています。
🔔 「今から25分間、朝ごはんの時間です。6時50分までに食べてください。」
わが家がつまずいたところを、先に知った状態で始められると思います。
🔖この記事をおすすめしたい人
・アレクサはあるけれど、使いこなせていない方
・毎朝の声かけに疲れている方
・設定を一から考える時間がない方
🔖この記事をおすすめしない人
・アレクサ(Echoシリーズ)を持っておらず、購入する予定もない方
・アレクサに任せれば、親が何もしなくてよくなると思っている方
・時間管理のトレーニング方法や、ADHDについての専門的な解説を中心に読みたい方
🎈毎朝の「早くして」を、1回でも減らしたい方へ
アレクサの定型アクションを一から考えるのは、思った以上に大変です。
わが家も、最初は手探りでした。
YouTubeを見始めた朝も、時間が余って別のことを始めてしまった朝も、間に合わなかった朝もありました。
有料部分には、こうした失敗をふまえて調整してきた設定をまとめています。
まずは、わが家の設定を真似するところから始めてみてください。
朝の「早くして」が、1回でも減ればうれしいです。