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朝の「行く?行かない?」に疲弊していた私は、何と戦っていたのか

    長男は小一の秋に不登校になってから、
    週1回程度、学校内の別室に私が付き添って登校していました。

    別室で長男は絵を描いたり、支援員さんとボードゲームをしたりと、行けば楽しく過ごせるのですが、なかなか登校頻度は上がりませんでした。


    支援員さんと私が
    「最近は週1回来れているから、次は週2回を目標にしてみよう!」
    などと働きかけても、
    次の週には全く行けなくなったり。
    かと思えば週3回行ったりと、波がありました。

    そんな生活の中で、私の心を削っていったのが
    毎朝の「今日は学校行く?行かない?」
    のやりとり
    でした。

    本人が「朝の気分で決めたい」と言うので、
    毎朝確認していたのですが・・・。

    親の私は、ただ確認するだけ。
    それだけなのに、息子の顔色をうかがって
    聞くタイミングに注意をはらって。
    なるべくさりげなく、優しく。


    それでも当時、「行かない」日がほとんどだったんですよね・・・。
    わかってるのに毎日毎日、落胆しちゃう自分に
    自己嫌悪の繰り返し。

    息子は「学校行く?」の質問に「行かない」と答えているだけなのに、
    私はまるで自分自身が否定されたかのように、
    いちいち傷ついていました。


    ある日、ふと気づいたんです。
    おかしいのは私の心理状態じゃね?と。

    私はいったい何に苦しんでいて、何と戦っているんだ?
    と考えたときに

    もしかしたら私は、

    「息子に自己決定権をゆずりわたすこと」に
    強い抵抗があるんじゃないか。

    と思い至りました。


    当時いろいろな不登校対応のネット記事や書籍を読む中で、
    「無理やり学校に行かせず、子どもの自己決定を尊重しましょう」
    「子どもの自己決定力を伸ばす関わりをしましょう」などと
    「自己決定」という言葉を目にしていました。

    読んでいる時はさらーっと、
    「ふむふむなるほどね、がんばろ!」
    などと思っていたんですが。
    これ・・・マジで、
    「言うは易く行うは難し」案件なのでは!!?
    と今は思っています。


    子どもが不登校になるまでは、
    子どもに「学校に行く/行かない」の自己決定権があるなんて発想もなかったわけです。

    そこからスタートして、よくよく考えてみると
    これって学校うんぬんの話におさまらないなと感じました。

    (A)子どもは未熟だから、大人が指示して必要なことを身につけさせるべき。

    (B)子どもにはその子の内発的動機に従い、やりたいことをやらせるべき。

    この二つの考え方、どっちも正しいんですよね。
    まあ大事なのは二つのバランスなんでしょう。


    でも個人的には、バランスをとっていくうえで
    (A)と(B)のどっちをベースに置くか?で子育てに大きな違いが出る気がしていて。

    私はナチュラルに、今までの子育てで(A)をベースにしていたことに気が付きました。
    「息子には私が必要だと思うことをさせる!それができたらゲームさせてあげてもいい」みたいな。それが「いい親」だと思ってた。

    そして子どもが不登校になって、朝の「行く・行かない」に疲弊していた私は、転換点にいたんだと思います。
    (B)をベースにする子育てへの転換点に。

    それは、
    「基本は、息子の意志に従う。そのうえで、親が必要だと思うことは息子に提案して選択させる」という子育て。

    これ・・・頭では分かっていても、実行するのはやっぱり超不安でした。

    そんなとき、あることわざを知って
    「あ~なるほど」と腑に落ちました。

    「馬を水辺に連れていけても、
    水を飲ませることはできない」

    意味としては、こんな感じ。

    人に機会や助言を与えることはできても、本人がその気になって行動するかどうかまでは強制できない、というたとえ。

    ことわざ・慣用句の百科事典  

    そうだよね、と思いました。

    水を飲むかどうかは馬の気持ち次第。
    でも、たとえその時には馬が水を飲んでくれなかったとしても、
    「水辺に連れていく」という環境調整が大事なのは変わらないよね、とも思って。

    親がやることは環境をつくること、選択肢を提示すること。
    それをのむかどうかは本人次第。
    そんなスタンスに、これからの子育てを切り替えてもいいのかなと思えて、少し気が楽になりました。

    こうして考え方を変えていったなかで
    毎朝の「行く?行かない?」のやりとりについても、
    ちょっと自分のマインドを切り替えてみました。

    今までは
     学校行く→マル、目標達成!
     行かない→バツ、目標未達!
     
    みたいに感じてしまっていたのですが、

    それからは
     その日に学校行っても行かなくても、
     その日の息子の自己決定を尊重して過ごせれば
     マル、目標達成!

    ということに、自分の中だけで目標を変えてみました。


    とはいえ目標を変えてもやっぱり、
    朝「行く?行かない?」と聞くのが嫌な気持ちは変わらないんですけどね。
    でも聞き方はちょっと変わったかも。

    気をつかって優しく聞く、とかじゃなくて
    淡々と聞くようにしました。
    だって結果はどっちでもマルなんだから。

    「行かない」と言われたら、
    「一時間だけでも行ったら?」と粘るのではなく
    淡々と「はーい」とだけ答えるようにしました。


    そんな変化を経て
    息子と3ヶ月ほど不登校生活を過ごしていると、
    徐々に息子が自分で登校する日をカレンダーに書きこむようになりました。

    「来週は、水曜日は放課後デイ、金曜日は学校にいく!」みたいに。
    不思議と、ウキウキ楽しそうなんですよね。
    僕は自分で決めた自分の予定を、ここに書き込む!みたいな、ウキウキ感。

    それからは、少ーしずつ登校頻度も増えていきました。


    まあ・・私の密かなマインドチェンジが息子に影響を及ぼしたかどうかは分かりません。
    単純にしばらく休んで元気になってきただけかも。

    子どもへの影響云々は置いておいたとしても、
    私自身はこの考え方に支えられ、
    少し心が軽くなったので。
    誰かの参考になればいいなと思います!

    ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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    7才と4才の男の子兄弟を育てるワーママです。 長男の小1での不登校・別室登校をきっかけに、現在は休職中。 長男は不登校になり受診後、ADHD・ASDが発覚しました。 不登校・別室登校のリアル、発達障害児支援(医療・放デイ・学校)の詳細など、実体験をもとに書いていきます。

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