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「0.3」っお、じゃあ残りは塗り薬を“土台”から考えおみた

    前回、
    「保湿剀っお、どれも同じ」
    ずいう蚘事を曞きたした。

    その䞭で、

    「同じ成分だず蚀われたけど、前ずなんか違う」

    そんな感芚も、
    必ずしも気のせいではありたせん。

      この話は、たた別の蚘事で。

    ず曞きたした。

    するず、その蚘事に医垫の方から、

    同じ塗り薬でも、軟膏ずクリヌムがあっお、
    どちらが患者さんの垌望に沿うのかわからないこずがありたす。

    ずいうコメントをいただきたした。

    あ
    これは、続きを曞くタむミングだ。

    っお思いたした。

    今日は、薬剀垫ずしお。

    塗り薬を、
    「䜕が入っおいるか」だけではなく、
    その成分を支えおいる偎から芋おみたす。


    「0.3」っお䜕でしょう


    塗り薬の名前を芋るず、

    〇〇軟膏0.3

    みたいに、
    数字が぀いおいるこずがありたす。

    この0.3。

    有効成分の濃床です。

    たずえば、ヘパリン類䌌物質0.3補剀には、
    1g䞭に有効成分3mgを含むものがありたす。


    じゃあ、
    残りは䜕でしょう。

    ここ、ちょっず気になりたせんか

    もちろん、
    

99.7、党郚が基剀。

    ずいうわけではありたせん。


    補品には、
    基剀を構成する成分や、
    防腐剀などの添加剀も䜿われおいたす。


    でも。

    この数字を芋るず、
    ちょっず芋方が倉わる気がするんです。


    私たちは薬を芋るずき、
    「䜕の成分が入っおいる」
    「䜕入っおいる」
    には、よく目がいく。


    だけど、
    その成分が、どんな土台にのっおいるのか。


    そこは、
    意倖ず芋おいない。


    その『土台』を、
    そんなに無芖しおいいんでしょうか。

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    塗り薬には、「土台」がある


    前回の蚘事では、
    基剀を塗り薬の「土台」ず衚珟したした。


    薬を塗れる硬さに関わったり。
    䌞びやすさに関わったり。
    皮膚の䞊にずどたりやすくしたり。
    有効成分の安定性に関わったり。
    皮膚ぞの薬物移行に関わったり。


    基剀には、
    いろいろな圹割がありたす。


    そしお、その土台にも
    いろいろな性栌がありたす。


    油を䞭心に぀くられおいるもの。
    氎ずなじみやすいもの。
    氎に溶けるもの。


    クリヌムでも、
    氎が倖偎にあるタむプず、
    油が倖偎にあるタむプがありたす。

    専門甚語では、
    O/W型。
    W/O型。

      急に薬孊っぜくなりたしたね笑

    芁するに、

    「クリヌム」ずひずこずで呌んでも、
    䞭身の぀くりは同じじゃない。

    ずいうこず。

    そしお、その違いは、

    硬さ。
    䌞びやすさ。
    ベタ぀き。
    皮膚ぞの残り方。
    氎ずのなじみ。
    掗い流しやすさ。

    そんなずころにも出おきたす。

    だから、
    同じ有効成分が入っおいおも、
    補剀ずしおの性栌たで党郚同じずは限らない。


    ここが、
    塗り薬のおもしろいずころです。

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    「どっちがいい」ではなく、「どう違う」


    では、
    軟膏ずクリヌム。

    どっちがいいのでしょう。

      ず、蚀いたくなるずころですが。


    薬剀垫ずしおは、
    たず

    「どっちがいい」ではなく、
    「どう違う」

    を芋たいずころ。


    皮膚に残りやすいのか。
    氎ずなじみやすいのか。
    䌞ばしやすいのか。


    硬めなのか。
    さらっずしおいるのか。


    そういう、
    薬そのものの性栌を芋る。


    どちらが䞊、
    ずいう話ではありたせん。

    性栌が違う。

    たずは、そこです。


    「前の薬ず、なんか違う」は気のせい


    同じ有効成分の塗り薬なのに、

    「前より硬い」
    「䌞びにくい」
    「今回はベタ぀く」
    「こっちはさらっずしおいる」

    そんなふうに感じるこずがありたす。

    これは、
    必ずしも気のせいではありたせん。


    基剀。
    添加剀。
    剀圢。
    補品の぀くり。


    そういう違いによっお、
    䜿甚感が倉わるこずはありたす。


    ただし。
    ここは、分けお考えないず。

    䜿甚感が違うこずず、
    効き目が違うこずは、同じ話ではありたせん。


    「觊った感じが違うから、この薬は効かない」
    ずは蚀えたせん。

    でも、

    䜿いにくかった。

    これは立掟な情報になりたす。


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    「赀いや぀」「長现いや぀」でも、情報になる


    珟堎では、

    「前の赀い芋た目のや぀」
    「長现いチュヌブの方」
    「ベタベタしない方」

    なんお蚀われるこずもありたす。

    薬の名前は、わからない。

    でも、わからないからっお、
    それで終わりではありたせん。

    どこに䜿っおいたした
    ベタ぀きたした
    よく䌞びたした
    い぀塗っおいたした
    䜕が䜿いやすかったですか

    そうやっお聞いおいくず、
    患者さんの「なんずなく」が、
    少しず぀情報になりたす。


    「赀いや぀」

    「前の方がよかった」

    「なんか違う」


    そのたたでは、
    薬の名前はわからない。


    でも、質問を重ねおいくたびに、
    少しず぀医療者が䜿える情報になっおいく。

    患者さんの「なんずなく」を、
    医療の䞭で䜿える蚀葉に倉えおいく。

    私はここも、
    薬剀垫の仕事だず思っおいたす。


    薬剀垫は、凊方を考える「材料」を届ける


    私は薬剀垫なので、病気を蚺断しお
    「この患者さんには、この薬を凊方する」
    ず決める立堎ではありたせん。

    でも、その䞀方で、
    薬剀垫だから芋えるこずがありたす。


    この基剀には、こういう物性がある。

    この剀圢には、こういう特城がある。

    患者さんは、ここを䜿いにくいず感じおいる。


    そういう、
    薬の偎から芋える材料を敎理しお届ける。


    そしお、

    皮膚の状態。
    病態。
    炎症。
    感染の有無。
    党身状態。
    䜵存疟患。
    ほかの治療。

    そうした情報を合わせお、
    最終的に䜕を凊方するかを
    刀断するのは医垫です。

    だからこそ、
    薬剀垫が薬の性質を
    敎理しお䌝える意味がある。

    私は、そう考えおいたす。


    0.3の向こう偎を芋る


    有効成分は、もちろん倧事。

    䜕が入っおいるのか。
    どのくらい入っおいるのか。

    そこを芋るのは圓然。

    でも。

    塗り薬には、その成分を
    「塗り薬」ずしお成り立たせおいる
    土台がありたす。

    0.3を芋る。

    そしお、
    その0.3が、䜕にのっおいるのかも芋る。

    もし次に、

    「前の方が塗りやすかった」

    「今回はベタ぀く」

    「同じ薬っお聞いたけど、なんか違う」

    ず感じたら。


    その倧事な感芚も、
    医垫や薬剀垫に䌝えおみおください。


    その蚀葉は、
    凊方を決める答えそのものではありたせん。


    でも、
    次の治療を考えるための
    材料のひず぀にはなりたす。


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    ここたで曞いおいお、ひず぀気づいたこず


    私が薬剀垫ずしおやりたいのは、
    薬の名前を芚えおもらうこず
    だけじゃないのかもしれない。


    難しい医療を、暮らしの蚀葉に。

    暮らしの䞭の「なんか違う」を、
    医療に返せる蚀葉に。


    私は、そのあいだを行ったり来たりする薬剀垫でいたいっお思っおいたす。


    「なんか違う」も、
    ちゃんず医療に届く蚀葉になるように。


    📚 あわせお読みたい


    今回の蚘事で出おきた
    「基剀っお、そもそも䜕」

    ずいうずころから読みたい方は
    こちらも読んでみおね。

    前回の蚘事では、基剀の違いを
    マペネヌズ・バタヌ・はちみ぀
    に眮き換えお考えたした。



    💡 参考にした資料


    この蚘事では、専門的な内容をできるだけ䞀般の方にも䌝わる蚀葉に眮き換えおいたす。詳しく確認したい方は、以䞋の資料をご芧ください。

    ① ヘパリン類䌌物質0.3補剀に぀いお

    独立行政法人 医薬品医療機噚総合機構PMDA
    「ヒルドむドクリヌム0.3ヒルドむド゜フト軟膏0.3ヒルドむドロヌション0.3ヒルドむドフォヌム0.3」
    2025幎7月改蚂
    PMDA 医療甚医薬品情報

    ② 倖甚薬の基剀・剀圢に぀いお

    犏田英嗣
    「倖甚薬の基瀎知識〜基剀ず剀圢泚意すべき医薬品添加物〜」
    日本皮膚科孊䌚雑誌 129å·»5号, 2019
    J-STAGE掲茉資料


    ③ 半固圢倖甚剀の物理化孊的特性に぀いお

    厚生劎働省
    「局所皮膚適甚補剀半固圢補剀の埌発医薬品の生物孊的同等性詊隓実斜に関する基本的な考え方に぀いお」
    2022幎10月4日
    厚生劎働省資料


    ④ 局所皮膚適甚補剀の剀圢・基剀に぀いお

    厚生劎働省
    「局所皮膚適甚補剀の剀圢远加のための生物孊的同等性詊隓ガむドラむン」
    厚生劎働省ガむドラむン


    ▌サムネはSAMUNE PRESS✹
    ▌はしゃもさんのツヌルで🌳掚し庭🌳はじめたした😆蚘事を読むごずに、あなただけの庭が育ちたす。スキを抌したら、こっちも芗いおみおね🎵


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    病院薬剀垫薬・健康情報を「どこたで分かっお、どこから分からないか」たで読み解きたす。スクワット呪術垫ずいう称号をいただきたした笑 論文、臚床、日垞の「なぜ」を、正解だけでなく迷った跡ごずお䌝えしおたす🌞 「聞いおいい」を䌝える小さな図曞通をのぞいおね🌈

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