
買い物は実験。──夏デニム編
買い物は、私にとって実験だ。
「こうだったらもっと快適なのに」という違和感を仮説に変え、実際に買って試す。そして、その結果を次の買い物へ反映していく。
今年のテーマは、「夏でも履けるデニム」だった。
デニムは好きだけれど、真夏になると自然と手が伸びなくなる。
暑い。
蒸れる。
重い。
だから毎年、リネンパンツやワイドパンツばかり履いていた。
でも、デニムそのものが悪いわけではないのでは、と考え始めた。
原因は「素材」ではないか。
そこで、綿100%ではなく、麻(リネン)が混紡されたデニムを探し始めた。
驚いたのは、意外と選択肢が少ないこと。
ショップを見ても見つからず、素材表示をひたすら検索するという地味な作業を続けた。
そうして見つけたのが、アーバンリサーチドアーズのプルオンデニムと、ラナンのカーブデニム。
どちらも麻混ならではのほどよい通気性があり、デニムらしい表情はそのままに、夏でも思った以上に快適だった。
この実験で分かったことは、「夏はデニムを履けない」のではなく、「夏に履くデニムを選べていなかった」ということ。
ほんの少し通気性があるだけで、蒸し暑さのストレスはずいぶん変わる。
夏のデニムは諦めるものではなく、素材で選ぶもの。
今年の実験は、今のところそんな結論に落ち着いている。