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多職種連携が生み出した手すりの奇跡

    一般的に、病気の治療等で長期入院した場合、特に高齢者の場合は、体力・筋力や日常生活動作(ADL)が低下していることが多いです。

    そのため、自宅に帰る前にリハビリ病院に転院して、リハビリをしながら自宅で生活ができるように介護サービスを準備しておきます。


    母の場合もその予定でしたが、母の状態を見ていると既にメンタルの限界を迎えていそうな感じがしていて、「すぐに家に帰らせてあげなければ母が壊れてしまうのでは」と思い、自宅退院してリハビリは外来で通院することになりました。

    退院前の母の動きを見ていたら、なんとかなりそうと思えるくらいには動けていたので、絶対に転ばせない覚悟を胸に、自宅退院としました。

    退院後、病院側との行き違いなどいろいろあったりして、介護認定の申請が大幅に遅れてしまいました。

    そこは私の確認不足でもあって大反省なのですが、介護申請をしてケアマネさんが決まるまでは、母が退院して2ヶ月以上経ってからでした。

    その2ヶ月間は相談できる人がいなくて、まさに八方塞がりの暗闇。

    本当に辛かったです。いや、自分が突っ走りすぎてしまったのかもしれない。

    ケアマネさんが初めて来てくれたときには、涙が止まりませんでした。

    今でもとても心強い存在です。



    看護学生のとき、「多職種連携」という言葉を学びました。

    多職種連携とは、医療や介護、福祉の分野で、さまざまな専門職がそれぞれの専門性を活かして協力し、患者さんや利用者さんを支えることをいいます。


    ケアマネさんがついてから、早速いろいろと連携をとってくださり、通院中のリハビリ病院の作業療法士(OT)さん、福祉用具さんが家屋調査として我が家に来てくださいました。

    母の動きと私の介助方法を見てから必要な福祉用具を選定してくれて、すぐに手配してくれました。

    あぁ、まさにこれが多職種連携。


    ありがたやぁ・・・!


    「チーム母」の選手兼監督として、私にはこんなにもプロフェッショナルな味方がいてくれるということに、非常に心強さを感じました。

    そして、もっとチームメンバーを増やそう!と思いました。
    (今ではヘルパーさんもレギュラー入りです)


    この家屋調査で、特に「すごい!」と思ったのは、トイレの手すりです。

    我が家のトイレ入り口には約8センチのにっくき段差があり、このせいで毎晩母と相撲をとっていました。

    以下、そのときの状況↓


    この段差をどうにかしたい!といってもどうにもできず、チームが出した答えが「トイレに手すりをつけること」でした。

    突っ張り棒のような手すりをつけて、母がトイレに入るときに、左側の手すりを左手で持つように誘導すると、あら不思議!

    母は、段差なんてなかったかのようにスイッと中に入って行きました。


    すごいすごい!これぞ多職種連携!!わっしょい多職種連携!!!


    そのおかげで毎回のトイレ誘導がかなり楽になりました。


    看護師になったからといって、もちろん介護のすべてがわかるわけでも、できるわけでもありません。


    モチはモチ屋。いっぱい頼って助けてもらおう。


    そして今後もさらにチーム力をつけて母を支えていきたいと思います。

     
     
    70代(要介護4)の母を在宅介護中の30代娘(介護離職) 会社員を経て30代で看護師となって学んだこと、感じたことも含めて、これまでを振り返りながら「生」に向き合う日々の記録をつらつらと書いています。 いつかエッセイを出版したい! Amazonアソシエイトに参加しています

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