
42分ちょっとの、10キロ。
5キロを過ぎたあたりで、突然お腹に差し込みがきました。
走りながら、「これはまずい」と思ったのです。
結局、そのままトイレへ。
その区間の1キロは、約5分かかりました。
今日は、10キロのレースの日でした。
午前9時前に会場に着いた時点で、もうかなり暑い。
スタートは10時20分ですから、そこからさらに気温が上がりそうだと感じました。
ここ最近の朝の涼しさに慣れていた身体には、少し意外な暑さでした。
10月も後半だというのに、です。
今日は、記録を狙う日ではありません。
無理をせず、いまのわたしに合った負荷で、ポイント練習にするつもりでした。
ポイント練習というのは、ふだんのジョギングより強めの負荷をかける、一週間の中で柱になる練習のことです。
レースという形を借りて、それをやる。
記録ではなく、練習。
会場に向かう時点から、そういう位置づけでした。
この暑さなら、なおさら無理はしない。
会場に立った時点で、その気持ちは固まりました。
ただ、ジョギングくらいで終わらせるつもりも、ありません。
練習としてちょうどいい負荷で走ることが、今日の挑戦でした。
スタートは、後ろのほうからでした。
周りの流れもあって、序盤はジョギングのような入りになります。
最初の1キロは、4分12秒。
感覚では、4分を切るくらいで入っていたと思います。
暑さのせいなのか、後ろからの流れに乗ったせいなのか。
身体のほうは、思っているより速くは動いていなかったようです。
その後も落ち着いて、1キロあたり4分一桁のペース。
1キロを4分0秒台から4分9秒くらいで刻むペースで、5キロ地点まで走りました。
上げすぎず、落としすぎず。
時計を確かめながら、同じくらいの数字を並べていく走りです。
前半は、予定どおりです。
ここまでは、思い描いていた走りができたと思っています。
そして、5キロ過ぎの差し込みです。
トイレを出てからも、お腹の不安は消えませんでした。
いつまた来るか分からない感覚を抱えたまま、なんとかゴールまでたどり着いた、という走りです。
ゴールタイムは、42分ちょっと。
正確なタイムは、記録していません。
満足できるタイムでは、ありません。
思い描いていた10キロとは、だいぶ違う形で終わりました。
ゴールしてしばらくは、数字のことばかり考えていました。
後半の、あの走りが残ります。
ただ、前半だけを切り取れば、予定どおりに走れています。
5キロまで、決めた負荷で、決めたとおりに刻めた。
ポイント練習としては、よい練習になった。
そこは、はっきり言えます。
では、なぜ後半があんなふうになったのか。
お腹のことは、原因が分かっていません。
分からないものは、いまのところ、分からないままです。
ひとつ、思い当たることがあります。
スピードを持続する練習を、まったくやっていませんでした。
1キロ4分一桁のペースを、5キロ、10キロと保ち続ける練習のことです。
速く走る日はあっても、その速さを長く保つ日がなかった。
レースの後半になって、そのことに気づきました。
今日いちばん残ったのは、そこです。
やっていない練習の分は、本番でそのまま出る。
分かっていたつもりでしたが、10キロの後半で、あらためて突きつけられた形です。
前半の5キロは、まだ練習の貯金で走れる距離だったのだと思います。
その先は、貯金のない区間でした。
お腹の差し込みにも、その影響があったのかもしれません。
慣れていないペースを長く保とうとした負担が、お腹に出た可能性はあると思っています。
ただ、これはあくまで「かもしれない」の話です。
はっきりしているのは、持続する練習をしていなかった、という事実だけ。
そこを埋めれば、後半が変わるのか。
それとも、お腹は別の話なのか。
いまは、まだ答えを出さずにおきます。
次に同じ距離を走るときに、分かることなのだと思います。
レースのあとは、昼から家族でご飯に行きました。
暑い会場に着いて、無理をしないと決めて、前半は決めたとおりに走った。
後半は、お腹と相談しながらのゴールでした。
42分ちょっとの数字の中に、できたことと足りなかったことの両方が入っている。
そんな一日です。
急がず、けれど止まらず。
今日の話は、stand.fmでも声にしました。
noteには書かなかった、スタート前に自分と約束していた「最初の2キロを我慢する」話と、次に出る会社の方々とのリレーマラソンの話をしています。
文字とはまた少し違う空気で話しています。