
村上龍の『普通の女の子として存在したくないあなたへ』を読んで。
Threadsで投稿した読書メモが、想像以上にたくさんの人に届いてびっくりしてる。

きっかけは、家族で夕食を食べているときのちょっとした会話だった。
「そういえば最近、Xで村上龍さんの本の話が流れてきて気になってるんだよね」
私がそう呟くと、向かいに座っていた父が「えっ!」って急に目を輝かせた。
「俺も、ちょうど今のあいなくらいの歳のときに読んでたよ!『愛と執着』とか分厚い本を読んで、なんだか自分が急に賢くなったような気がしてたんだよね(笑)」
最近、子どもの成長の早さにしみじみすることが増えたという父。昔を懐かしむように笑いながら話す姿を見て、私も無性に村上龍さんの作品が読みたくなった。
タイトルが22歳の私にぶっ刺さった
さっそくメルカリで「村上龍」って検索してみたら、ある一冊の本が目に飛び込んできた。
あたたかみのある可愛らしい表紙に書かれたタイトル。
『普通の女の子として存在したくないあなたへ』
22歳、今の私の心にその言葉がダイレクトに刺さった。
届いてページをめくってみると、そこには村上龍という人間のエネルギー、パッション、そして泥臭いほどの人間らしさがぎっしりと詰まってた。
特にキューバへの熱量がすごくて圧倒される一方で、エッセイを書いている最中に「俺はエッセイなんて嫌いだ」とか言っちゃってて、「なにこの人、面白すぎる…!」
(ちなみに石田ゆり子さんの解説も本当に素晴らしくて、読後にじーんと温かい気持ちになった)
心に残った一文
特に私の心に深く残ったのは、こんな言葉。
「自分を許せない時期は辛いが、その果てにしか素敵な笑顔はないのだ」
日々を過ごす中で、自分の生き方や将来についてグルグルと考え込んじゃったり、ふとした瞬間に自己嫌悪に陥ったりすることがある。
でも、この一文を読んだとき、心がすっと軽くなった。
しっかり悩んで、葛藤して、自分と向き合い抜いたその先にしか、本当の意味でしなやかで素敵な笑顔は生まれないんだな、って。
いつかこのトンネルを抜けたとき、私はもっと軽やかに笑えているはず。そう確信させてくれて、背中をそっと押してもらった気がした。
小説はやっぱり好きだ
この本をきっかけに、私の「読書熱」に再び火がついた。
今は、お父さんが「また読みたくなったから」って買ってきてくれた小説『5分後の世界』を読んでいるところ。
昔から一度読み始めると途中で止められなくなるタイプだから、気づけば夜通しページをめくっちゃうこともあるんだけど……。
でも、やっぱり小説を読む時間は本当に楽しい。言葉の世界に没頭する感覚が、たまらなく好き。
そんな大切な気持ちを思い出させてくれた村上龍さんの本、そして本を通じて素敵な会話をくれた父に、心からありがとうを伝えたいな。