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ゴールデンユニーク、毎週ショートショートnote、410字



    金色に輝く子が生まれ、人々は伝説のゴールデンユニークの誕生に歓喜した。

    ゴールデンユニークが現れたとき、不死山は噴火する。しかし、彼が世界を救うと言う伝説があった。

    彼は成長と共に自分にはなんの能力もないことを自覚し始めた。寝言で、ごめんなさいと何度も呟いた。

    突然、不死山が噴火した。マグマは山腹を滑り降り、都市を焼き尽くし、人々は逃げ惑った。

    彼にはわからなかった。何をすればいいのか。
    自分が皆を助けなければいけない、自分はそのためだけに生まれてきた存在だというプレッシャーが、彼を押しつぶそうとする。
    その思いが臨界点を超えたとき、彼の能力が開花した。
    ほとんどの人が死んだ。しかし、生き残った人は、口々に言う。

    「溶岩が止まった」
    「彼の叫びが、避難経路を導いた」
    「その金色の光が、死者を蘇らせた」

    どれも嘘だったが、誰もが、彼が世界を救ったと信じていた。

    彼の能力は、自分の都合のいいように、周りの人間の記憶を改変する能力だった。
    (410字)

     
     
    ・ソニー・ミュージックエンタテインメントのドラマ原案コンテストにてグランプリ受賞。ドラマ化。 ・第20回Yomeba!で優秀作 ・エブリスタ超・妄想コンテスト年間選出数11位(2021年) ・島根県文芸公募 金賞 その他はプロフィールページで

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