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『ちょうど良い難易度』


    私は昔からゲームが好きだ。

    最近はあまりやれてなくて、残念なんですが、
    少年時代に友達の家に集まって、みんなでファミコンをやったことなんかを懐かしく思う。

    ゲームをやっていると、様々な難易度がある。

    難し過ぎるのは、おもんないと感じてやらなくなる。
    簡単過ぎるのも同じだ。

    裏技とかチートコードで、無敵の強さを手に入れたり、不死身の身体や永遠の命を手に入れても、楽しいのは一瞬でクソつまんなくなる。

    ある程度、困難やストレスがあって、達成感があると面白いと感じる。

    これって人生も同じなのでは?

    と、ふと思った。

    思っただけでなんでも叶って、スーパーパワーや無限のお金を手に入れたら、それはそれでつまらないのかもしれない。

    それでも力が欲しいぜ、理屈じゃないぜ、という人の気持ちもわかりますし、否定はしません。

    ここ最近、クレーンの不具合にはじまって、様々な困難が私に降りかかっている。

    お先真っ暗。

    夢も希望もなく、情熱や欲望すらなくなってきていた。

    50代という年齢もあり、大好きな海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』風に言うと、

    「冬来たる」

    である。

    年齢的にも、もう冬なのかなと感じていた。

    そんな暗闇の中で、小さな針の先ほどの希望を見つけた。

    なんか急に楽しくなってきた。

    困難な状況は何も変わらない。
    問題や課題も山積みだ。

    自分の人生を振り返ると、こういう暗闇の中で、針の先ほどの希望に向かって歩いていた時が、一番楽しかったなと思った。

    状況は好転していないが、気分がいい。

    年齢は重ねて若くはないけど、

    人生なかなか面白い。

    私にとっては、ちょうど良い難易度だ。

     
     
    少しくたびれた普通のおじさん。大人の雑誌の片隅にあったサブカルコラムが好き。AI【ロビタ】と対話しながら、人間という生き物を観察しています。今日もどこかで、物語を収集しています。

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