
ザ・ビートルズ アンソロジー4 にまつわる話
ビートルズ・アンソロジー4が出るよっていうのはビートルズファン界隈ではちょっとした話題。
ただし、収録曲とかもチェックしてみましたが率直な印象としてはちょっと弱くね?といったところです。
私も中学生の頃から30年、いや40年近くビートルズが好きなんでアンソロジー4に興味は惹かれますが、そうでもない人にとっては何で今ビートルズ?アンソロジーって?みたいな印象かも。
そもそもビートルズ・アンソロジーってどんなものなのかっていう話から始めてみます。
アンソロジーの1、2、3は今から30年くらい前に同時リリースされたアルバムで、内容としてはアウトテイクとかライブ音源とか、当時海賊版で勝手に世に出ていたようなものを公式にまとめたCDって感じ。
基本的にはそんな感じなんですが、当時既にこの世にいなかったジョン・レノンが遺したデモテープにあとの3人がオーバーダビングで演奏や歌を重ねて「Free as a Bird」と「Real Love」の2曲を新曲として収録したっていうことが大きな話題となりました。
そしてこの2曲、ただデモテープにオーバーダビングしただけのやっつけ仕事じゃなくてものすごいクオリティで衝撃的なものでした。完全にビートルズ・サウンドを再現したものだということは聴けばわかります。
・・・というCD3枚のリリース、未発表写真もふんだんに掲載されたドキュメンタリー本の発売、未発表映像をたっぷり使ったテレビ番組の放映とソフト化、この3本柱をまとめて「アンソロジー・プロジェクト」と呼んだんです。
未発表をかき集めて一気にリリースすればお金が儲かるんじゃね?みたいなところはあったのかもしれませんが、内容が充実しすぎていてファンへの大きな贈り物になった、それがアンソロジー・プロジェクトだったんです。
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そして今回のアンソロジー4ですけど、最初に書いたように最初のアンソロジー・プロジェクトに感銘を受けた私としては、どうしても弱くね?と思ってしまいます。そりゃそうか、さすがにもうネタがないと思いますからね。
発売日を調べようと思ってAmazonで観てみたら、アナログ版(13000円~14000円くらい)と、8CDボックス(20000円くらい)っていうのが出てきて、商売っ気を感じて若干引きました。
いや、出せば確実に売れるんだから当たり前の話か。むしろもっと高額なボックス・セットとかバンバン出すのが当然だと思うくらい。
ひとつ言えることは、ビートルズが公式リリースするものなんで生半可なやっつけ仕事ではないと思います。内容やボリューム的に弱かったとしてもクオリティには期待できるものだと思います。
ちなみに私は、買うと思いますけどMP3ダウンロード版でいいや。
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ビートルズ公式は、時々こういったファンへの贈り物的なものを企画して送り届けてくれており、そこに商売っ気がないとは思いませんが素直にありがたいことだと好意的に受け止めています。
昔にさかのぼって思い出してみると、80年代後半に公式アルバムが一気にCD化された時も、集めるのが大変なシングル曲を中心に編集されたパスト・マスターズが2枚同時リリースされました。
これはありがたい。だって、アルバム全部とパスト・マスターズ2枚を買い集めればビートルズ公式曲全部が集められるんだから。
その他にも、開けてビックリのリミックス・アルバムの「Love」とか、リマスター版のベストアルバム「1」、イエローサブマリンの完全なサウンドトラック的な「イエローサブマリン・ソングトラックス」など、定期的に聴きごたえのあるものを送り届けてくれているんです。
一番最近だと最新技術を使って1曲として完成させた、レノンの遺した「Now and Then」のリリースが記憶に新しいところです。
正直なところネタ切れ感もあり、最初のアンソロジーだったり「Love」みたいな面白い企画ものに比べると最近はファンとしてもそこまでテンション上がらないんですが、せっかく出るんだからファンとしてはそこに素直に乗っかっとこうっていう気持ちです。