
「どこの高校でも同じ」は大間違い|進路指導のプロが語る高校選びで後悔しない考え方
「近いから」「友達が行くから」「入れそうだから」。そんな理由で高校を選ぼうとしていませんか?高校選びは人生を左右する大切な進路選択です。進路指導の現場で見えてきた、高校選びで後悔する生徒の共通点と、本当に考えるべきポイントをお伝えします。高校受験を控える中学生・保護者の方はぜひご覧ください。
こんにちは。 泉大津の学習塾、個別指導WAM池浦校です。
毎年、多くの中学生や保護者の方と進路相談を行っています。
その中で時々耳にする言葉があります。
「高校なんてどこへ行っても同じですよね」 「近い高校ならどこでもいいかなと思っています」 「入れそうな高校を受けます」
しかし、私は進路指導の現場で長年生徒を見てきて、この考え方は非常に危険だと感じています。
なぜなら、高校によってその後の人生は大きく変わるからです。
もちろん、高校名だけで人生が決まるわけではありません。
ですが、どの環境に身を置くかによって、自分が付き合う人も、学習習慣も、将来の選択肢も大きく変わります。
高校選びは単なる学校選びではありません。
人生の方向性を決める重要な選択なのです。
偏差値だけで高校を選ぶ人は意外と多い
受験生の中には、
「偏差値が高いから」 「入れそうだから」
この二つだけで志望校を決めてしまう生徒がいます。
しかし、それだけで決めてしまうと入学後に苦労するケースも少なくありません。
高校は合格することが目的ではなく、その後の3年間をどう過ごすかが重要です。
校風は合っているのか。
勉強についていけるのか。
進路指導は充実しているのか。
こうした部分まで考えなければ、本当に自分に合う高校は見えてきません。
そしてもう一つ、私が厳しく伝えたいことがあります。
「楽に入れるから」 「定員割れしているから」
という理由で高校を選ぶことです。
高校は入学するための場所ではなく、自分の将来を作る場所です。
入りやすさで進路を決める考え方は、将来の可能性を自ら狭める行為とも言えるでしょう。
高校受験をゴールにしてはいけない
中学生にとって高校受験は大きな目標です。
しかし、本当に大切なのは高校に入ってからです。
大学へ進学するのか。
資格を取得するのか。
就職を目指すのか。
その先の目標によって選ぶべき高校は変わります。
進路指導をしていると、高校受験までは頑張ったのに、その後の目標がなく伸び悩む生徒もいます。
逆に、「将来○○になりたい」という目標を持っている生徒は、高校進学後も継続して努力できます。
高校受験の先まで見据えて進路を考えることが大切です。
保護者が受験を甘く見ているケースもある
ここは少し厳しい話になります。
実は受験生本人よりも、保護者の方が受験を甘く考えているケースがあります。
「まだ大丈夫」
「高校へ入ってから頑張ればいい」
「本人が行きたいと言うから」
もちろんお子様の意思は大切です。
しかし、子どもは将来を見通して判断する経験が十分ではありません。
だからこそ大人が正しい方向へ導く必要があります。
受験直前になって焦る家庭には共通点があります。
勉強よりも遊びや予定を優先していることです。
受験生にとって大切な時期に旅行、外出、イベントを優先していては十分な学習時間は確保できません。
厳しい言い方になりますが、
受験の年に「何とかなるだろう」はほとんど何ともなりません。
成績は日々の積み重ねの結果です。
奇跡は基本的に起きません。
子どもの未来を守るのは環境である
私は長年教育に携わってきましたが、子どもは環境によって大きく変わると確信しています。
周囲が勉強する環境なら勉強します。
進学を目指す仲間がいれば影響を受けます。
家庭が真剣なら本人も真剣になります。
逆もまた同じです。
だからこそ高校選びは慎重に行うべきなのです。
今の成績だけで判断するのではなく、
3年後にどんな自分になっていたいのか。
その視点で考えてほしいと思います。
最後に
私は進路指導をする際、必ず生徒にこう伝えています。
「どこの高校に入るかより、その高校で何をするかが大切」
しかし同時に、
「どこの高校でも同じではない」
とも伝えています。
高校選びは人生選びの第一歩です。
だからこそ目先の楽さではなく、将来の自分のために進路を考えてほしいと思います。
数年後、
「あの時もっと真剣に考えておけば良かった」
そう後悔しないために。
今、この瞬間から進路について本気で考えてみてください。