
【寺】お供物の選び方
「何をお供えしたらいいですか?」
ご法事の前に、よく聞かれる質問です。
正直なところ、個人的には「なんでもいいのでは?」と思っています。ただ、宗門(浄土真宗)としては、精進であることが一つの決まりです。お肉やお魚など、命を奪ってまでのお供えではなく、果物やお餅などが向いています。
迷ったときは、「お供えは、誰にするものか?」と考えてみてください。仏壇の中のお供えは、ご本尊の阿弥陀如来(仏さま)へのもの。仏さまへのお供えだから、特に仏壇の中には、お肉やお魚は置きません。
仏壇のそばに卓(仏壇のそばに置く台)を置いて、たくさんのお供えを並べる場合は、お菓子などを供えることもあります。あとで「おさがり」としていただくことを考えて、家族の好物を供えることもあります。ただし、ここでも、お肉やお魚は置きません。
どうしても、お肉やお魚を、と思うときは。法事のあとのお斎(法事のあとにいただく食事)でいただいて、「故人が好きだったよね」と思い出話に花を咲かせる。それが好ましいと思っています。
お寺での法事の支度に何を用意すればいいですか?と聞かれたら、お花とお菓子とお答えしています。来客には、どうしても必要ですしね。お花は、とげのあるものや、毒のある花は避けてください。お菓子は、法事のあとにお客様へお分けする「おさがり」にもなります。
一方、故人や当家(法事を営むお家)にお供えしたいものには、決まりはありません。ただ、お肉やお魚に限らず、アイスやゼリーなどの冷蔵品は、早めにしまう必要があります。屋内に入れられないお供え物も、あるかもしれません。人同士のやり取りは、お供えに限らず、いただく方の喜ぶ姿を思って選んでかまわない、と思います。
お供えの決まりは、あるようでない、ないようである。仏壇へのお供えのルールは、わかりやすいものです。でも、お供えしたい相手が違えば、答えも変わります。
法事に伺う方は、「誰に」を考えて。仏壇を荘厳(お飾り)する方は、「阿弥陀さまは、どう思うだろう?」を心に置いて。そう考えれば、おのずと答えが出てくるように思います。
ご質問・お問い合わせはこちらから
🏯 お寺のこと → note質問箱:https://note.com/qa/imoco_05
💄 エステのこと → 公式LINE:https://line.me/R/ti/p/@074wshdz
―――――