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【令和7年度春期・科目B-1】システムアーキテクト試験|体言止め18枠・理由型0枠を実測分析

    【対象と練習の進め方】SA/令和7年度春期B-1で、公表答案の解答枠と表現を分析するための教材です。内容:体言止め18枠・理由型0枠の分析対象。当該回に限る。全年度で理由型が不要と考える人・独自模試を求める人には適しません。練習用メモ:要求された内容/答案の語尾/欠けた条件。復習順:同じ解答枠を設問要求から再点検する→本文の解説・条件・根拠と照合して自己採点。設問の条件・根拠・途中の判断を本文の解説と照合して自己採点してください。同じURLを購入済みの方は再購入不要です。会員の方は対象記事を現在読めるか先にご確認ください。追加購入なしで、この本文の解き直しと自己採点を進められます。 令和7年度春期のシステムアーキテクト科目B-1で、26ある解答枠を90分でどう処理しますか?解答例は体言止め18枠、「ため」0枠という実測結果です。16〜18の小さな納品物を時間内にそろえたい受験者に向け、3問の解答例と語尾、字数制限を分解します。

    # 令和7年度春期SA午後Ⅰを解答枠から読む

    この記事では、システムアーキテクト試験の科目B-1(旧午後Ⅰ)を、制度や一般論ではなく、実際に出た3問から分解します。対象は令和7年度春期です。IPAが公開した問題冊子、解答例、採点講評を2026年8月25日に確認し、設問数、解答枠、字数制限、解答例の実測字数、語尾、講評で正答率が低いとされた箇所を数えました。

    まず結論は26枠、字数指定は21枠


    この回の数字を先に並べます。

    • 大問は3問

    • 3問中2問を選択

    • 試験時間は90分

    • 問題冊子は20ページ

    • 3問を合計した解答枠は26枠

    • 問1を選ぶ組合せでは実際に埋めるのは18枠

    • 問2と問3を選ぶ組合せでは実際に埋めるのは16枠

    • 26枠のうち字数指定がある記述枠は21枠

    • 字数指定のない機能名・語句・列挙の枠は5枠

    • 選択肢から記号だけを答える枠は0枠

    • 式中の空欄aに語句を書く枠は1枠だが、35字以内の記述として数えた

    • 字数指定の種類は10字、20字、25字、30字、35字、40字、45字の7種類

    • 最多は25字以内の6枠

    • 解答例26枠の実測は最短6字、最長41字

    • 平均は22.5字、中央値は21字

    • 字数指定21枠の平均充足率は79.5%

    「午後Ⅰは長文を読んでそれらしい文を書く試験」と捉えると、手順が曖昧になります。実物は、16〜18の小さな納品物を90分でそろえる試験です。しかも、正答率が低かった3箇所は、問1、問2、問3に一つずつ分散していました。特定の大問だけが難しいのではなく、各問に一つ、本文の条件を取り違えると落ちる枠が置かれています。

    確認した一次資料


    確認日は2026年8月25日です。年度別ページからシステムアーキテクト試験の午後Ⅰをたどり、次の3PDFを読みました。

    IPAの令和7年度ページ


    問題冊子

    https://www.ipa.go.jp/shiken/mondai-kaiotu/nl10bi0000009lh8-att/2025r07h_sa_pm1_qs.pdf


    解答例

    https://www.ipa.go.jp/shiken/mondai-kaiotu/nl10bi0000009lh8-att/2025r07h_sa_pm1_ans.pdf


    採点講評

    https://www.ipa.go.jp/shiken/mondai-kaiotu/nl10bi0000009lh8-att/2025r07h_sa_pm1_cmnt.pdf


    字数は、解答例の改行と組版上の空白を除き、句読点と英数字を1字として数えました。例えば「A 市」は答案で通常書く「A市」に正規化しています。複数語を一つの枠に並べる解答は、読点も含めて一つの解答として数えました。この数え方を固定しないと、PDFの折返し位置によって結果が変わるためです。

    その回の構成を数える


    問1は消耗品の集中購買化


    自治体A市が、部門ごとの消耗品購買を集中購買へ移し、購買パッケージを使う場面です。標準機能をそのまま使えるか、A市規定類や契約上の制約と衝突しないかを読みます。

    • 設問は3つ

    • 解答枠は10枠

    • 字数指定ありは7枠

    • 字数指定なしは3枠

    • 上限は10字、25字、30字、40字

    • 機能名と、その機能が業務に合うかという理由を対で問う

    • 年度末、契約期間、発注予定数量という時間・数量条件が中心

    問2は営業活動を支援するシステム


    顧客管理システム、商談ツール、人事システム、名刺サービスをまたぐ営業支援です。商談状況の遷移、1日1回の取込み、承認者情報の所在、データ移行と将来の連携を読みます。

    • 設問は4つ

    • 解答枠は8枠

    • 字数指定ありは6枠

    • 字数指定なしは2枠

    • 上限は20字、25字、30字、35字、45字

    • 商談状況を全て列挙する枠がある

    • 同期後の時間帯と、当日登録できない理由を分けて答える

    • 現在の制約と将来の標準機能を混ぜないことが中心

    問3は不動産売買仲介システムの再構築


    売主との媒介契約、物件公開、営業活動報告、成約率の可視化を新システムへ落とします。AI技術の検証も登場しますが、問われるのはAIの一般知識ではなく、現行業務の誰の作業を減らすかです。

    • 設問は4つ

    • 解答枠は8枠

    • 8枠全てに字数指定がある

    • 上限は10字、25字、35字、40字、45字

    • 物件の所在地と地域マスターから担当者を決める

    • ステータスが公開中へ変わる直前の承認を特定する

    • 報告期限の残日数と成約率を、本文の定義から式にする

    解答枠と字数制限の分布


    字数指定21枠の内訳は次のとおりです。

    • 10字以内は2枠

    • 20字以内は1枠

    • 25字以内は6枠

    • 30字以内は2枠

    • 35字以内は3枠

    • 40字以内は3枠

    • 45字以内は4枠

    25字以内が最多ですが、40字と45字を合わせると7枠あります。短い語句だけを拾えば終わる回ではありません。一方、解答例の実測では41字が最長で、45字上限を最後まで使い切った例はありませんでした。字数指定21枠の充足率は最小60%、最大91.1%、平均79.5%です。「上限まで埋める」より、必要な条件を入れた結果として8割前後になる、と見た方が実物に合います。

    解答例26枠を実測した結果


    各枠の文字数だけを、問題別に並べます。ここでは解答例そのものを転記せず、長さの分布を見ます。

    • 問1は7、19、15、20、8、16、6、35、24、34字

    • 問2は9、21、28、10、21、14、27、40字

    • 問3は36、29、41、19、6、39、30、30字

    • 1〜10字は6枠

    • 11〜20字は6枠

    • 21〜30字は8枠

    • 31〜40字は5枠

    • 41〜45字は1枠

    語尾も数えました。

    • 体言止めは18枠

    • 「から」で閉じる因果の文は6枠

    • 用言終止は2枠

    • 「ため」で閉じる解答例は0枠

    体言止め18枠には、機能名、情報名、時間帯、状態の列挙だけでなく、「こと」「とき」で名詞化して閉じる例も含めました。用言終止は、管理する動作と担当者を割り当てる動作の2枠です。理由を問われた枠では「から」が強く、機能や対象を問われた枠では名詞で閉じる。この対応は、答案を短くするための小手先ではなく、設問の動詞に答えるための形です。

    採点講評が名指しした6箇所


    採点講評で「正答率が低かった」と明記されたのは3箇所です。

    • 問1設問3(2)

    • 問2設問1

    • 問3設問1

    分布は問1、問2、問3に各1箇所です。講評の短い表現をそのまま引用すると、いずれも「正答率が低かった」です。

    さらに「正答率がやや低かった」とされたのは3箇所です。

    • 問1設問2の理由

    • 問2設問4(1)

    • 問3設問4(1)

    ここにも各大問から1箇所ずつあります。低かった3箇所と、やや低かった3箇所を合わせると6箇所です。共通する失点原因は知識不足ではありません。

    • 問1は規定類を変えないという前提から、年度内に納入を終える制約へ届かなかった

    • 問2は商談状況の流れを追わず、終了かつ提案書提出後の状態を絞れなかった

    • 問3は現行の人手による割当てを書き、新システムでの割当て設計を書けなかった

    • 問2設問4(1)は対象顧客の範囲が広すぎた

    • 問3設問4(1)は本文で定義されたステータス値を使わず、状態を自分の言葉で言い換えた

    講評は、条件の一部だけを書く答案、どのシステムの情報かを明確にしない答案、範囲を必要十分に限定しない答案を繰り返し指摘しています。本文から名詞を拾うだけでなく、対象、時点、状態、理由を一つの枠にそろえる必要があります。

    この記事が向く人・向かない人


    向くのは、令和7年度春期を一度解いたが採点基準がつかめない人、字数内で条件を落としてしまう人、午後Ⅰの90分を設問単位で組み直したい人です。向かないのは、問題文を読まずに解答例だけ暗記したい人、制度の概要だけを知りたい人、午後Ⅱの論文対策だけを探している人です。

    ここから先では、設問ごとの解答骨子と次に解く過去問をまとめています。(SA 科目B-1(旧午後Ⅰ))

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