
現代版『風姿花伝』について
「踊るとは、言葉を超えて伝わるもの。」
なぜ一部のダンサーは深い魅力を放ち、
なぜ一部は表面的な技だけで終わるのか――?
本日は、このブログ
「KU-NIのダンスとなかよし」
を綴り続ける最終ゴールでもある
「現代版・風姿花伝」
についてお話ししたいと思います。
■ 風姿花伝とは
■ なぜダンサーに関係があるのか
■ 稽古の本質
■ 物まねと守破離
■ 序・破・急の意味
■ 言葉を超えて伝わる花
ここから先は、少し精神性の高い内容になります。
けれどこれは、今すぐ全員が理解する必要のある話ではありません。
ただ楽しく踊れている人は、そのままで素晴らしいです。
この話は、「もっと深く表現を追究したい人」に向けた内容です。
なので、それに該当する方は、必要なときにここに戻ってくるべきだと思います⸻
『風姿花伝』とは何か
『風姿花伝(ふうしかでん)』は、
室町時代の能楽師・世阿弥が、父・観阿弥の教えを基にまとめた芸道書です。
能の極意、演者の心得、観客を魅了し続けるための「花」の在り方、
(花と、いう表現が四季折々、俳句に慣れ親しむ我々にとってとても馴染むではないか)
さらに、
年齢に応じた修行法までが体系的に記されています。
長らく秘伝とされてきましたが、
(江戸時代まで門外不出なんだよ!超貴重笑)
現在では
日本を代表する芸術論・人生論として高く評価され、
ビジネスや自己成長の分野でも読まれる古典です。
⸻
なぜストリートダンサーに関係があるのか
私は、持論があり、ダンス表現は大きく
「男型」「女型」「幽玄」
ただ踊っているテクニックの部分は
あなたの性別そのまま表現している!
そ!またなんと素晴らしいことか
ただ、指導者として言わせてもらえれば、
表現は、必ずこの三つに集約できると考えています。
(ここは“象徴”(シンボル)の話になるので、また改めて深く綴ります。)
つまり『風姿花伝』は能の書でありながら、
「人が舞台でどう在るか」
という普遍的なテーマを扱っている。
だからこそ、ジャンルが違えど
現代のダンサーに直結する内容なのです。
⸻
『風姿花伝』の核心
◯ 稽古について
「生涯にかけて能を捨てぬより外は、稽古あるべからず」
生涯やめないこと。
それ以外に稽古は存在しない。
能をダンスに置き換えれば分かりやすいでしょう。
良い時も悪い時も、驕らず、怠らず、
ただ続ける。それだけなのです。
なので、貴方が普段通ってるクラスには、
想いを込めて、感謝をもって挑むべきであり。
そのリードを、務める先生は尚それを肝に銘じるべきであると考えます。
⸻
その時で咲く花の種類が違う
◯ 年齢に応じた修行
世阿弥は、役者の一生を七つの時期に分けています。
ただ現代では、年齢と表現は必ずしも一致しません。
大切なのは、
自分を深く知り、今の自分が最も表現したいものを舞台に立たせること。
年月が経てば、選択肢は絞られますが、
その分、芸は研ぎ澄まされていきます。
若い時は、大人っぽくも子供っぽいことも表現できるが、逆だと段々と難しくなっていく。ただそれだけの自然の摂理の話です。
(僕は常識を捨てているので、ここから20年齢ほど、
35〜45歳を2ターンほど行き来すると決めてますので笑!貴方とも12.3年後同い年ですね♪)
⸻
振付ばかりがはびこる世の中に
◯ 物まね(模倣)
「物まねの品々、筆に尽くしがたし…しかしこの道の根本なれば、どこまでも研究せよ」
学ぶとは「真似ぶ」こと。
ただストリートダンスの世界では、
早く個性を出すことが求められる場面もあります。
それでも本質は同じ。
守・破・離を繰り返す中で、本当の個性は生まれる。
私自身、ダンスを始めて間もない頃
師匠から「俺の真似すんな!」と叱られた経験があります。
衝撃でしたが、あれもまた「芸の段階」の話だったのだと、今なら分かります。
(また、ブルーライトなどの悪影響をほっといて
寝る前に。憧れのダンサーを寝落ちするところまで、見つづけて過ごせば、おそらく3ヶ月〜半年で貴方を良いところまで連れて行ってくれるよ♪これ本当だから、みんなには内緒ね!毎日が決めてよ♪)
⸻
展開とは?
◯ 序・破・急
「一切の事に序・破・急あれば、申楽もこれ同じ」
すべての芸に流れがある。
これはダンスバトルやコンテストでも同じ。
ダンスという表現こそがこれ!
導入、展開、加速。
技術だけでなく、構成力が人を惹きつけるのです。
⸻
見て感じる動画でない現場
◯ 言葉を超えて伝わるもの
『風姿花伝』の「花」とは、
技術を超えて、観客の心に届く何か。
それは説明できない。
けれど確かに存在する。
だからこそ世阿弥は、
「心より心へ伝わる花」
と表現したのでしょう。
(いやー、秀逸であります!!)
⸻
ここから先へ
私はこれから、
この思想を土台にした
「現代版・風姿花伝」
を、自分の人生を通して、綴っていこうと思います。
まだ未熟な部分もありますが、
それも含めて、現在地としてお届けしていきます。
まだまだな自分、恐れるに足らず。
この世の中。線として発信することこそが、
意味があるだと考えてます
次回は、さらにもう一歩踏み込みますよ♪
「花とは何か」
についてお話しします。
きっとあなたのダンス感に花を添えることになるでしょう。