
『鍵物語』異世界の宿屋編|第5話|ファンタジー小説|連載小説|異世界転生【再放送】
宿屋の主人に、食材を買っていこう!
前の話はこちら👇🏻
《登場人物》
🐈じまにゃん
🌻ペット(※本名は「じまにゃん」だが、紛らわしいのでここでは「ペット」とする)
🐰せな(宿屋の主人)
《前回のあらすじ》
フード姿の人物が助けてくれて、色々教えてくれたよ。
フード姿の人物から、宿屋の主人へ買い出しを頼まれたから、食材を選んだよ!
じまにゃんとペットは
フード姿の人物に言われた通り、
宿屋の目の前にある食材屋さんで
買い物をしてから、宿屋に入った。
🐈「こんにちはーーー!」
🌻「む、むり……!これいじょう、もてない!」

🐰「ええーーー!?大丈夫ですか!?」
🐈「とりあえずそこのテーブルに置いてもいいですか?」
🐰「あ、はい……!どうぞ、どうぞ」
突如ものすごい量の食材を抱えて
入口から入って来たものだから、
宿屋の人らしき人物は
めちゃくちゃ驚いていた(笑)
じまにゃんとペットは、
そっと食材をテーブルに置く。
🐈「紫色のローブを着た、フード姿の美女に、食材を買っていくように頼まれたの」
🐰「あ、あなたが旅人さんの……!こんなにたくさん、本当にありがとうございます。なんかよくわからない食材(?)も混ざっていますけど……。このフルーツとか唐揚げっぽいの、なんだろ……?」
🐈「ラーメンはペット用だよ。食べて待っててね」
🌻「はーい!」
そう言って、ペットは椅子に座り、
ラーメンをすすり出した。
異世界のラーメンも、うまそうだ。

🐈「今日からしばらくの間、泊めてもらっても大丈夫ですか?」
🐰「あ、はい。もちろん、大丈夫です。旅人さんからお代も頂いているし、好きなだけ泊まっていってください」
🐈「ありがとう!あなたが宿屋の主人?」
じゅるじゅる。じゅるじゅる。
ラーメンをすする音。
🐰「そうです。せなと申します。父と母は幼いころに交通事故で亡くしたので、私がずっとこの宿の主人をしているんです」
🐈「私はじまにゃん。そうなんだ……大変だったね」
せなは食材をひとつずつ手に取り、
不思議そうに眺めながら、話を続けた。
🐰「旅人さんに出会ったのは、5年前くらいかな?旅の途中でたまたまうちに泊まってくれたんです。うちの事情を知ってからは、旅の途中で頻繁に寄ってくれては、食材やお土産を買ってきてくれるんですよ」
🐈「え、めっちゃいい人じゃん!!!」
🐰「ふふ、そうなんです。名前も職業も、詳しいことは何も知りませんが、私にとっては大切な家族のような人なんです」
そう言って、せなは笑った。
幼く見える彼女は、しっかり自立した、
立派な一人の女性だった。

🐰「ペットさんがラーメンを食べ終わったら、お部屋をご案内しますね。2階の、角部屋ですよ」
そう言って、
ペットがラーメンを食べてる姿を
やさしく見守ってくれた。
ラーメンを食べ終わったペットを連れて、
部屋の前までやってきた。
🐰「こちらです」
ガチャ。扉を開ける。
🐈「わぁ……!」
部屋の壁は白く、
天井からいくつかのランタンが吊り下がっている。
窓は2か所。
ベッドがふたつと、
2人用の木製テーブルと椅子。
ハンガーラックの下には、
小さな冷蔵庫も置かれていた。
飾られているものといえば、
壁に掛けられた大きな鏡くらいだ。
ブラウンと白とグレーでまとめられた室内は、
派手さはないけど、とっても落ち着く。
掃除も隅々まで行き届いていて、
この宿を大切にしているのが伝わってきた。

🐰「トイレは入ってすぐの左手に。浴場と食事処は1階にあって、予約制になってます。何かあったら、いつでも気軽にお声掛けくださいね。ごゆっくりお過ごしください」
せなはそう言って、一礼して去って行った。
🐈「…………ペットよ」
🌻「なに、じまにゃん?」
🐈「めっちゃ部屋よくない!?」
🌻「うん、おしゃれだねー」
🐈「ひゃっほーーーう!」
そう言って、じまにゃんは
ふかふかのベッドにダイブした!
ベッドにうずくまって、
そしてそのまま動かなくなった。
🌻「じまにゃん?」
じまにゃんは、既に寝ていた。
なんだかんだ、
今までの緊張が解けたのだろう。
ペットはじまにゃんにそっと布団を掛け、
自分も隣のベッドで丸まって
すぐに眠りについた。
ゴロゴロゴロ……
ドピシャーーーン!!!!!
バーーーーン!ビョーーーン!!
🐈「ぴぎゃーーーっ!!!」
🌻「なんだなんだー!?」
ふたりは、大きな音にびっくりして、
飛び起きた!
窓の外を見てみると、
土砂降りの雨に、雷が鳴り、
稲妻が縦に横に空を走っていた!

🐈「なんだこりゃ!?せなちゃん、大丈夫かな?」
🌻「したおりてみよっか」
じまにゃんとペットが1階に降りると、
暗いロビーで手持ちのランタンを持ちながら、
せなちゃんはひとりで窓の外を眺めていた。
🐰「あ、じまにゃんさん。大丈夫ですか?」
🐈「うん、せなちゃんこそ。すごい雷だね?」
🐰「そうなんです……。実はここ半年くらい、"扉"の近くで異変が起きてるみたいなんです」
🐈「扉!?」
🐰「はい。扉の先から大きな音が聞こえてきたり、扉の周りだけ風が吹き荒れたり、今日のように天候がおかしくなったり……。
一説には"扉の先で何かが起きてる"って言われているんですけど……。扉は開けられないので、真実は謎のままです」
🐈「そんなことが……」
じまにゃん達は、
そのまましばらく荒れ狂う空を眺めた。
扉って、一体何なんだろう?
私とペットが、
本当に扉を開けることなんてできるのかな?
じまにゃんは不安に駆られたが、
口には出さなかった。
次の日の朝。
今日の空は、
昨夜のことはまるでなかったような
カラっと澄み渡った晴れ空だった。
🐈「それでは、ギルドにいってきます!」
🐰「あ、じまにゃんさん!これを」
そう言って、せなちゃんは、
何やら小さくて綺麗な淡い桃色の
石のようなものを手渡してくれた。
🐰「お守りのようなものです」
せなちゃんは、少し照れたように言った。
じまにゃんとペットは
「ありがとう」とお礼を言って
その石を受取り、出発した。
せなちゃんは、私たちの姿が見えなくなるまで
手を振って見送ってくれた。

ギルドは、宿屋のすぐ裏手にあるらしい。
じまにゃんは少し考えてから、
ペットに言った。
🐈「あのさ」
🌻「なぁに、じまにゃん」
①このまままっすぐギルドに行こう⚔️
②扉の様子が気になるから先に見に行こう🚪
③ギルドの隣にカジノがあるらしいよ💰
④○○○(自由枠)
↓
✨MEMBER'S CHOISE✨
③ギルドの隣のカジノに行こう!!!
次回、カジノで一攫千金なるか!?🤤💰✨
今回の登場人物紹介🗝️✨
せなちゃん
私も高校生の頃、
よくクレープ屋さんに並んでたな~!
小さな楽しみ、とっても素敵だね^^
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雷の鳴り方がヤバイね!?😂